正式表記では『MARVELvsCAPCOM:INFINITE』とコロンを入れる。
20年以上続く『MARVELVSシリーズ』最新作。
前作「MARVELvsCAPCOM3」に続く4作目であるが、製作体制の違い、及びゲームシステムの変更からナンバリングではなくなっている。
また、前作までと違い、MARVELの読みが「マーヴル」ではなく「マーベル」になっている。
戦闘システムが3Vs3から2vs2形式に変更されており、
過去作『マーヴルスーパーヒーローズ』で登場したインフィティジェム(インフィティストーンに名を改め)仕様が再登場しており、これがタイトル名のINFINITE(インフィニット)の由来にもなっている。
登場キャラクターも半数を含めて一新されており、「モンスターハンター」や「シグマ」など目玉の新規キャラが登場している反面、参戦キャラクターは前作の半数程度に減っている。
また、MARVEL側はマーベル・シネマティック・ユニバースを意識したデザインに変更され、「アベンジャーズ」の登場キャラクターが新規参戦している。一方で別の映画会社が契約している『X-MEN』や『ファンタスティックフォー』のキャラクターは一切登場せず、前作まで皆勤賞であった「ウルヴァリン」の最長参戦記録も断たれた。
MARVEL側は続投したキャラクターは過去作のアレンジ楽曲が一切使われず、全て新曲である
評価点としては、前作で「素人お断り」と言われるまでに効率化・高速化された戦闘システムが、新規プレイヤーでも遊びやすくなるよう改善が試みられており、紙芝居と揶揄されたストーリーモードも登場キャラクター同士が同じ目的をもって悪と立ち向かうドラマチックな内容に昇華されている。
一方、参戦キャラクター総数の減少と、キャラクター間での戦闘バランスの悪さがシリーズファンにとっては不評であり、後者は何十回というとんでもないアップデートでようやく改善された。
そもそも英語圏のMARVELファンをターゲットに制作された経緯から、日本語ボイス非対応というおま国仕様から日本国内での売れ行きは芳しくなかった。
発売は2017年9月21日。
参戦キャラクター
マーベル側
キャプテン・マーベル※中の人が初参戦
ウルトロン※初参戦
ガモーラ※初参戦
ノヴァ(英語版)
ドルマムゥ(英語版)
追加ダウンロードコンテンツによる参戦
ブラックパンサー※初参戦
ウィンター・ソルジャー※初参戦
ブラック・ウィドウ※初参戦
CAPCOM側
スペンサー(バイオニックコマンドー)
ジェダ・ドーマ(ヴァンパイア セイヴァー)※初参戦
ハガー(ファイナルファイト)
追加ダウンロードコンテンツによる参戦
ハンター(モンスターハンター)※初参戦
非プレイアブルキャラクター
マーベル側
モードック(英語版)
デス※初登場
CAPCOM側
ダレン・モーラン(モンスターハンター4)※初登場
本作オリジナル
ストーリーモード
本作ではシリーズ初のストーリーモードが搭載されている。内容は、マーベル世界と各CAPCOM作品が融合した世界でインフィニティーストーンを全て手中に収め、機械の完全なる支配を目論むウルトロンシグマとその野望に抵抗するヒーローたちと言った形でストーリーを追うごとにすべてのキャラを使うことになる。