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ロックマンシリーズ

ろっくまんしりーず

カプコンから発売されたアクションゲーム『ロックマン』を第1作とするゲーム作品の総称である。本項では派生シリーズは除く。
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概要編集

ロックマンシリーズは、カプコンから1987年12月17日に発売されたファミリーコンピュータ対応のアクションゲームロックマン』を第1作とするゲーム作品の総称。


後に人気作品となり、多数の派生シリーズが誕生した。それらと区別するため、本シリーズを「ファースト」、「初代」、「元祖」、「無印」などと呼称する場合がある。本項目も派生シリーズを含まずに記載している。


基本的に任天堂のゲーム機で展開されてきたが『8』はプレイステーションセガサターンで発売されており、約20年以上経って『ロックマンクラシックスコレクション2』でようやく全て任天堂のゲーム機で登場する事となった。ちなみに2022年現在は『ロックマン&フォルテ』を除いた、『1~11』『ロックマンメガワールド』『アーケード版ロックマン二作品(ネオジオポケットカラー版も含む)』がNintendo Switchでプレイ可能となる。なお、「ロックマンメガワールド」は現行ハード移植でもSwitchのみである貴重な作品。

また、逆にスーパーファミコンのみだった『7』が任天堂のゲーム機以外でもプレイできるようにもなった。


『9』以降に本格的に複数のハードにマルチ展開する事となった。また『クラシックスコレクション1・2』でのオプション設定で言語を切り替える事で「日本国内版⇔海外版」にする事ができるようになり、最新作『11』では言語だけではなくセリフ音声も英語にできるようになる等最初からグローバル化が図られている。


『7』→『8』と発売したハードに合わせてグラフィックが向上していた『ロックマン』だったが、『9』と『10』は当時、ニコニコ動画で『2』が脚光を浴びていたからなのか、それとも旧来のファンを呼び戻す為か、グラフィックがファミコン時代の8Bitに逆戻りしている。『11』では再び現行機に合わせたグラフィックへと戻っている。


意外だが、スーパーファミコン・メガドライブ・PCエンジンの三雄時代で唯一PCエンジンでは一つも展開されなかったカプコンの作品である(後述)。



ストーリー編集

200X年、人とロボットが共存する社会で世界征服を企むDr.ワイリーが、Dr.ライトのロボットを奪って改造し世界征服に乗り出した。本来、平和を愛していたDr.ライトは、やむなく家庭用お手伝いロボットだったロックを戦闘用ロボット「ロックマン」として改造する。かくしてロックマンは、ワイリーとその配下のロボット達に挑むのであった。

『2』以降も、ワイリーは自分や他人のロボットを使い、手を変え品を変え世界征服に乗り出しているが、合計17回ぐらいは阻止されている(『3』では死んだと思いきや『4』で生存が確認、『6』で逮捕されたと思ったら『7』で脱獄など退場する詐欺を幾度となく繰り返している)。

ロックマンの世界だと20世紀(ライトとワイリーが学生)の時点で、現実世界よりもかなり高度な科学技術が発展しているらしく、少なくとも21世紀には人間的思考を持っている高性能ロボットが実用化されている。


ちなみに『1』~『5』までは西暦が200X年だが、『6』以降は20XX年代(少なくとも2010年以降)に突入している。


その後の時系列は『ロックマンX』→『ロックマンゼロ』→『ロックマンゼクス』→『ロックマンDASH』と続いていく。


登場キャラクター編集

ロックマンシリーズのキャラクター一覧を参照。


ゲームシステム・難易度編集

体力(残機)がライフポイント形式のシンプルなアクションゲームで、「ロックバスター」による射撃が基本となる。『3』からはスライディング、『4』からはチャージショットアクションも追加されたが、オミットされた世代も存在する。


どの作品でも各ボスロボットがいる8ステージ(初代のみ6)とワイリーステージで構成されている。

最大の特徴は、個性的なボスキャラクターが多数設定されており、そのボスを倒すことでボスが使用していた特殊武器が手に入ることである。

さらに、特定の特殊武器が特定のボスに特別に効くようになっている(弱点武器)ため、ステージ攻略の順番が重要となる。また、基本的にロックバスターのみでボスを倒せるバランスになっているが、中でも攻撃しているうちにパターンを読みやすいアクションをするボスが最低一人はいる為、攻略においてはそのボスを見極める楽しみもある。


かなり難しめな難易度なことで有名であるが、これでも初代開発中はさらに難しく、あの魔界村を元にしていたらしい。

一応プレイヤーへの配慮はあり、『3』と『7』はゲームオーバーになってもE缶(体力回復アイテム)をパスワードで保持可能なほか、『5』はシリーズで比較的難易度を落としている。また、『10』以降からは初心者に対する「難易度の選択」を標準に採用している。


基本的に外伝作品を除いてはロックマンのみがプレイアブル扱いだったが、『9』ではブルース、『10』ではフォルテが使用可能になった(ただし『11』では再びロックマンが単独主人公扱いとなっている)。


ボスキャラ募集編集

このシリーズは『ロックマン2』から『ロックマン8』までボスキャラのデザインを募集していた事でも有名。

採用者の中にはその後漫画家やイラストレーターといったプロの道に入った者もおり、「村田雄介(ダストマンクリスタルマン)」・「榎本よしたか(ブライトマン)」・「天野洋一(スラッシュマン)」らがいる。村田氏は唯一二作品で採用された実績がある。


タイトル一覧編集

本編編集


※補足

  • 1~6はPSで「ロックマンコンプリートワークス」と題し、それぞれ単体で過去に移植されている。
  • ロックマン&フォルテ』は8の続編である。

オムニバス編集


外伝作品編集

ゲームボーイ編集

メガドライブ編集

ワンダースワン編集

ネオジオポケットカラー編集

アーケードゲーム編集


リメイク作品編集


番外作品編集


コラボ作品編集


開発中止編集

  • メガマンアニバーサリーコレクション(GBA)※ロックマンワールド5作品のカラー化かつオムニバス収録されるはずだったもの。
  • メガマンユニバース※ロックマンロックマン同様にステージエディットがメインだったもの。

アニメ編集


漫画編集

  • 有賀ひとし版「ロックマンメガミックス」/「ロックマンギガミックス」(コミックボンボン増刊号連載)
  • 池原しげと版「ロックマン」(コミックボンボン連載)
  • 「ロックマンさん」/「ロックマンちゃん」※河田雄志×行徒がカプコンからの監修を受けて描いた漫画作品。「ちゃん」はロックマンを主人公にしたギャグ漫画、「さん」は大人になったロックマンが主人公になっている。なお、オリジナルボスとしてTHEイスマン、ボジョレーマンヌーボー、ノストラマンダムス、V.Kマン、回転シースーマン、プラズマテレビマン、節分の鬼マンが登場。

注意編集

先述したように、ロックマンシリーズは一度もPCエンジンでソフトを展開した事が無い…が、実は海外では何故かファミコンの『ロックマン1』のPCE移植版が流通している。これは「PCE WORKS」と称した海賊版レーベルであり、本家本元であるカプコンは勿論の事現在のPCエンジンの諸権利を保有するコナミですら関与していない。ちなみにその勝手移植には販売元が「NECアベニュー(当時のPCEのソフト開発・販売部門)」と記してある上にあろうことかカプコンのライセンスを受けているクレジットまで記載されている。当然ながらロックマンに関しては再三言うがそのような事実はPCEのソフト展開では過去に一切ない。

この為、オークション等で見かけても絶対手を出してはならない。


関連タグ編集

一般編集

ロックマン ロールちゃん ライト博士 ワイリーマシン メガマン(海外での名称)

二次創作編集

ロックマン7FC ロックマン8FC ロックマンロックンロール ロックマンレボリューション ロックマンアンリミテッド ロックフォース ロッコちゃん

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