概要
ロックマンワールドシリーズ四作目。
ファミコン版『ロックマン4』及び『ロックマン5』を元に再構成したアレンジ移植作品。
前作以前よりもナンバリング作品に忠実な部分が増えており、オリジナルの要素としては、
いろいろと斬新なシステムが数多く取り入れられている。
前作「ロックマンワールド3」が意図的に難易度を上げてあったのに対して、今作では逆に難易度を抑えてある。ただし、後半の「5」ボス達のステージは前半ボスの特殊武器を上手く活用する必要性がある。
ファミコン版にあった要素
- オープニングのストーリーデモの導入。
- カプセル移動による選択ステージボスとの再戦(ボスラッシュ)の採用。
- ボス再戦時以外のBGMはベース作品に忠実。
- 後半ステージに進んでも前半ステージに戻り再挑戦することが可能になった。
- ワイリーステージで複数の専用ボスの登場(パラボラ砲・艦橋・ハンター)
ゲームボーイ版に追加された要素
- スーパーロックバスターの仕様変更。
最大チャージショットを放つと、ロックマンが若干後退する。その為狭い足場だと反動で穴に落ちる危険性がある。
チャージ中に攻撃を受けても、チャージが解除されなくなった。
同じステージで4回ゲームオーバーになり、4回目のコンティニューを行うとスーパーロックバスターが二段階目のパワーアップがされる。ただしパスワードには残らず、ゲームボーイの電源を切ると無効になるがバーチャルコンソール版はまるごとセーブができるのでその状態を保持できる。
- パスワードで記録できるものが増えた。
この仕様の為パスワードが複雑になっており、メモはより必須となっている。
- 後の作品のネジによるアイテム交換の前身となる「Pチップでのアイテム交換システム」の採用
- 「エネルギーバランサー」の登場
- 4つ集めるとE缶一つになるE缶(小)の登場
- 特殊武器の用途の拡張(レインフラッシュで流砂を止めたり、炎を一定時間消すことができる。)
- 敵が一体も出ない脱出を目的とした緊迫したステージの登場
この作品から、『5』から登場したビートも登場するが、『4』のボスステージに、1つずつある
プレートを取るとビートが完成する(プレートを全て集めて、ステージクリアすると
通常の武器習得デモとはBGMが異なる専用の習得デモが用意されている)。また、後半の『5』の
ステージにも1つずつプレートがあるが、それらのプレートは、全部取らないとワイリーステージに
行けないという設定になっている。
なお、ステージセレクトのボスの配置は反時計回りの順番で攻略すると弱点の順番になっている為、わかりやすくなっている。
ワイリーステージ(戦艦)まで進むとゲームオーバーの際はそのままコンティニューかライト研究所に戻ってワイリーステージの最初からになる。
登場ボス
ロックマン4:ブライトマン、トードマン、ファラオマン、リングマン
ロックマン5:ストーンマン、チャージマン、ナパームマン、クリスタルマン
オリジナル:バラード
※ちなみに、上記の4体以外のロックマン5のボス達は次回作のロックマンワールド5には登場していない。