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スラッシュマンとは、『ロックマン7』及び『ロックマンエグゼ6』に登場するボスである。


概要(『ロックマン』シリーズ)編集

DWN.054

秘密基地建設のため森林伐採ロボットを戦闘用に改造したもの。恐竜ロボットの指揮を執る目的で造られたのだが、機動力を強化した結果、誰も彼の動きについて行けなくなった。小惑星破壊用カッターを小型化した特殊武器「スラッシュクロー」と、相手の行動を制限する粘着弾が武器。野菜と果物が好物だが、食べるかどうかは不明。見た目だけではわからないが、実は恐竜をイメージでデザインされている。それ故か温度変化に弱く、フリーズクラッカーバーニングホイールが弱点になっている。


ロックマンワールド5』に登場したボスキャラであるプルートがモデルになっている。


デザイン原案は、漫画家天野洋一(当時13歳)である。


使用技編集

パターン自体はローテーションであるものの、攻撃そのものにランダム要素を含み、また弱点武器のダメージこそ特大であるものの、回避困難な攻撃を阻止する事は出来ない為、7最強との声も多い。


ジャンプ編集

その場で小さくジャンプするか、ロックマンの位置を狙って飛んでくる。

どちらが来るかは完全ランダム、かつそこそこスピードがあるので反応速度が求められる。

ジャンプし続ける限り動きが止まらないので、敢えて間合いに入ってスラッシュクローを誘発したほうが楽。


スラッシュクロー編集

前述の通り、一定の間合いに近付くと、一瞬動きを止めてから放ってくる。衝撃波はこちらのバスターを弾く。

持続とリーチは短いので上に飛ぶか距離を取ることで回避可能。

痛そうな見た目に反して威力は低く、攻撃チャンスにもなるし、後述のタマゴを被せられた時に最悪コレで破ってもらうのもいい。


粘着弾&体当たり編集

最も厄介な攻撃。

「弱点以外の攻撃を2発当てる」「弱点武器を一発当てる」「一定時間攻撃を避け続ける」のいずれかの条件を満たすと、無敵状態で三角蹴りをして天井に逃げる。

そこからランダムに赤い粘着弾(タマゴとかトマトとか呼ばれる)を落とし、動きを封じてからロックマンの位置をサーチして突っ込んでくる。動作終了まで完全無敵。


粘着弾は頭から被ると横移動以外の動きを封じられ、地面の残りカスに触れると横移動を封じられる。当然両立も有り得る。一応レバガチャかバーニングホイールで破る事が可能。


体当たり自体は真下に潜り込めば回避出来、その直後のジャンプも方向転換出来ないので仕切り直しやすいが、体当たりを繰り出さずそのまま着地する事も多いので完全なる安地は存在しない。

一応、ロックマンの的を絞れなかった時にそのまま着地する傾向があるように思えるが、確証はない。


入手できる特殊武器編集

スラッシュクロー編集

宇宙船の小惑星破壊カッターを小型化した特殊武器。高出力の衝撃波を撃ち出す。射程は短いが威力は高い。

ただし、攻撃力の高さは多段ヒットによるものなので密接していないと本来の威力を発揮しづらい。

ロックマン2・ザ・パワーファイターズ』では、操作キャラクターが「スラッシュ!」と叫びながらなぎ払う動作をする。

見た目通り攻撃力が高い上に燃費も良いので、雑魚戦、ボス戦共に重宝する技。

スプリングマンガッツマンGハンニャNED2に有効。

スプリングマンは攻撃パターンが単純化、更に、タイミングはシビアだがズームパンチすら出させずに完封する事が出来る。ガッツマンGは投げてくる岩を跳ね返して大ダメージを与えられる。


ちなみに、スラッシュマン撃破後の会話デモでライトットとのパターンだと「すごいダスース×ラ×ダーひ×ゅうみたいダスー」とスラッシュクローの感想を言ってくる。まさかの超魔界村だけではない隠されたカプコン作品ネタ。


ロックマン・ザ・パワーバトル』シリーズにおいては威力自体高いので弱点としていないボスとの戦いでも使っていける。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは、ロックマンの空中後ろ攻撃として登場。


弱点武器編集

前述の通りフリーズクラッカーとバーニングホイールに弱く、フリーズクラッカーの方がダメージが大きいが、バーニングホイールはタマゴ攻撃に捕われた時に繰り出すと破れるので上手く使い分けたい。バーニングホイールは粘着弾の残りカスも一掃できる。

凍結した場合は大きく滑りながらダウンして氷を破ってから天井に逃げ、炎上した場合は小さくノックバックして天井に逃げる。

チャージショットやチャージクラッシュノイズを一発当ててからこれらを当てると、1ターンで大きく体力を奪える。

なお、本編ではフリーズクラッカーを直接当てた時の方がダメージが大きいが、後述のパワーバトルではフリーズクラッカーの跳弾を当てないと弱点として機能しない。


その後の活躍編集

「パワーバトル」では7枠で登場。

動きこそ素早いものの、本家のような執拗な攻撃パターンを持たず、単純に体当たり攻撃に反応出来ればそこまで怖い敵でもない。

ただ攻撃パターンがローテーションではなくなった上、スラッシュクローは本家と違って高威力で、体当たり攻撃も空中で体制を変えて直接放ってきたりするので反応勝負の相手になる。

何だかんだ7枠では強い方なので、ジャンクマンと並んで序盤に倒す事が推奨される。

弱点は本家同様フリーズクラッカーだが、チャージショットの方がダメージが大きい。スラッシュクローはシェードマンの弱点になっている。


「パワーファイターズ」では「ロールを救え」シナリオに登場。

本家やパワーバトルに比べて動きがもっさりしているが、一部の技は素早く繰り出してくるので、後半になる程手強くなる。

ライト博士のメッセージも「スピードタイプのメカじゃ。早めに倒した方が良いかもしれん」となっており、序盤と後半での強さの差が他のボスと比べて一際激しい。

とはいえ、3種のスラッシュマンの中では最も攻略しやすいのも確かなので、腕に自信があれば敢えて後半に挑んでみるのもいいかも知れない。

大きくジャンプしたら高速で突進してくる、ローリングスラッシュを警戒するといい。軌道は直線、小バウンド、大バウンドの3通りある。

弱点はダイブミサイル。スラッシュクローはカットマンの弱点になっている。


ロックマン10』ではウェポンアーカイブのデータとして登場。原作において脅威だった粘着弾と体当たりの行動パターンは収録されていない。

しかし弱点武器の癖があまりにも強い為、厄介さは変わらない。

それこそ『スラッシュマン戦のダメージを如何に抑えられるかが攻略の鍵』と言えるレベル。

また、これ用に新規のファミコン風ドット絵が描き下ろされている。




概要(『ロックマンエグゼ』シリーズ)編集

エグゼまとめ3

CV:杉田智和

初登場は『ロックマンエグゼ6』。

パクチー・ファランのネットナビ。本家とは違い、中国の「鉄の爪の戦士」のような風貌をしている。オペレーター同様、料理の達人でもある。さらにアジーナ拳法の達人で鉤爪とコマのような回転、苦無の投擲などの攻撃が得意。


余談だが彼のナビマークは「爪」をモチーフにしている。


2回連続爪で敵を斬り裂く「ワイドスラッシュ」、回転しながら敵を斬り刻む「ローリングスラッシャー」、苦無を3つ投げつける「トリプルエッジ」が必殺技。


作中での活躍編集

ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ編集

アジーナ出身の家庭科教師、パクチー・ファランのネットナビ。 料理人の彼女のサポートを行えるようカスタマイズされており、両手の鉤爪は電脳野菜を鮮度を落とさぬままに、そして鮮やかに切り刻むことを可能とする。


ロックマンエグゼ(アニメ)編集

第四期で初登場。

ビヨンダードのパクチー・ファランのネットナビ。彼女同様ゾアノロイドを忌み嫌っており、獣化ウィルスやゾアノロイドに決して情けをかけることはない。ビヨンダードに登場するキャラクターの中では比較的出番が多い。


関連イラスト編集

ロックマン編集

スラッシュマン最近爪がすぐ伸びる

ロックマンエグゼ編集

鋭爪


関連タグ編集

ロックマン ロックマン7 ロックマンエグゼ 恐竜


ダストマン/クリスタルマン:2体ともデザイナーが村田雄介で、天野洋一とは週刊少年ジャンプで共に連載を持っていた。


ビーストマン:エグゼ版スラッシュマン以上に本家スラッシュマンに似ているネットナビ


バルログ(ストリートファイター):スラッシュマンの強襲がフライングバルセロナアタックに近い。こっちも鉄の爪使い。


不知火幻庵:同じく爪使いのキャラ。「パワーファイターズ」でスラッシュマンが使う必殺技「ローリングスラッシュ」が、幻庵の必殺技「肉転突き」に似ている。回転しながら突進するだけでなく、発動時に黄色く光る点も共通している。

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