下記以外の用例は→「カットマン(曖昧さ回避)」
「おいらやるっスよ!」
概要
DRN.003
元々は森林伐採用のロボットでロックの弟的存在。頭部に装着している特殊武器「ローリングカッター」は合金の「セラミカルチタン」製。身軽な上に、雨風に強い。その引き換えに衝撃に弱くなってしまい、スーパーアームが弱点になっている。また、ジャンケンが苦手であり、チョキはグーに弱いというじゃんけんの法則を利用した弱点となっている。
またそもそも防御力自体が低く、ロックバスターで3ダメージが入り、ファイヤーストームでもそこそこ大きなダメージが入る。
こちらのジャンプに対してジャンプし、攻撃もなんだか特徴的だった気がするが、そんなことは一切無視してハメ倒せる。というのも、「ロックマンの攻撃を受けると怯む(ノックバックする)」という、ロックマンシリーズ全体を見ても非常に珍しい特性を持っているため、適当にバスターを連発しているだけで倒せてしまう。もちろんそれでもカッターで反撃をしてくるが、弾速は遅く連発もできないため回避は容易。怯み中にジャンプで回避すればもうこちらに負けはなくなる。
スーパーアームを使う場合は勝手が多少異なるが、ジャンプして空中の敵に投げつけることを意識すれば苦戦はしないだろう。
入手できる特殊武器
ローリングカッター
はさみの形をしたブーメラン状の武器。セラミカルチタン製。
一定距離飛んだ後、ロックマンの元に戻ってくる。
ロックバスターの効かないガビョールを倒すことができる特殊武器のひとつ。
エレキマンを3発で撃破可能。
ロックマンロックマンではボンバーマンの弱点。
強すぎも弱すぎもないバランスの取れた良武器なのだが、他がぶっ壊れ性能なせいで扱いはやや不遇。
以降の活躍
GB版の「ロックマンワールド」に登場。弱体化が著しい他の3体と比べ、攻撃を受けても怯まない、ジャンプ軌道が低くなって飛び越えることも下をくぐることも難しくなるなど、攻撃を当て続けても接近を阻むことができなくなった関係で大幅に強化されている。ロックバスターで1ダメージしか与えられず、防御力が他のボスと統一されてFC版の2倍近い耐久力になった事から、相対的に強さ的な意味での立ち位置は向上している。
弱点はファイヤーストームだが、2ダメージと、弱点武器としては与えるダメージが低い。
AC版の「ロックマン・ザ・パワーバトル」シリーズにも2作続けて登場。
「パワーバトル」では難易度の高いモードだとローリングカッターを2つ投げてくるが、攻撃パターン自体は前か後ろにジャンプしつつこれを放つのを繰り返すだけという単純なもの。チャージショットで怯ませて追い払えるのであまり強くない。
弱点はリーフシールド(射出)で、ローリングカッターはクラッシュマンの弱点。
「パワーファイターズ」では空間をも切り裂いて身を隠したり、基本的にはそこから攻撃してくるが、挑発だけして引き下がったり、低確率で豪鬼の人形を投げてきたりとネタ枠を担当している。
肝心の強さはといえばやはりさほどのものではない。特に弱点武器のスラッシュクローを使うと一発でダウンを奪うため、文字通り指一本で粉砕できてしまう。
ローリングカッターはシェードマンの弱点。
セガサターン版「ロックマン8」で隠しボスとして戦うことができる。その際、過去にロックマンに倒された事を未だに根に持っているかのような発言をする。
「スーパーアドベンチャーロックマン」では、メタルマン、フラッシュマン、
タップマンとの対決で負けた際に助けに来る。関西弁で話す。
CVは渕崎ゆり子。
「ロックマンX8」では、オプティック・サンフラワードのステージである条件を満たしていると、ドット絵の姿で戦うことができる。
しかし、体力は通常のボスに比べ、かなり低めに設定されており、Σブレード程度の攻撃力があれば一撃で倒せてしまう。南無。
「ロックマンゼロ4」では素材になった『セラミカルチタン』が登場。武装の素材として利用可能である。
ロックマンロックマンのカットマン
CV:高木礼子
一人称は基本的に「オイラ」(一部で「ボク」と言っている)で、語尾に「~っス」をつける口癖がある。
ロールを「ねえさん」、ガッツマンを「ダンナ」、その他ロックマン含むライト製ロボット達を「アニキ」と呼ぶが、アイスマンは「舎弟」と呼び、彼に対しては強気な姿勢をとっている。
正義感が強いのだが、何事も信じてしまいやすく周りに流されやすいため、仲間達からは「頭のキレは悪い」と言われてしまう。
また、他のナンバーズ達がワイリーの改造によって邪悪な意思が芽生えて暴走しているかのようなセリフを放つ中、カットマンだけは「ロックマン(またはプレイヤーが操作するナンバーズ)が悪い戦闘ロボットに改造されてあちこちで暴れ回っている」というワイリーの嘘に騙されていいように利用されてしまっており、ただ一人だけ思考回路の改造を免れていると思われる描写となっている。
ボスとしては、行動パターンが原作と比べると若干異なり、ローリングカッターを投げ付ける際の前置きモーションが省かれていきなりカッターを投げる事が時々ある他、ジャンプ中にも上空から投げ付ける事がある。
大技は、床、壁に沿う巨大なローリングカッターを投げつける。難易度・きつきつ時はスピードが速くなり、1回の発動につき2回投げつける。
プレイヤーとしては、ロックマンだと1つしか出せないローリングカッターをカットマンの場合は
2つ出す事ができる。空中で壁(氷の壁を除く)に触れているときにジャンプボタンを押すことで、
壁を蹴ってさらにジャンプする事ができる。
壁からのジャンプの角度は固定になっており、ロックマンXのエックスみたいに壁を登ることはできない。
ちなみに(何故か声優及び歌手が違うが)後述の『カットマンブルース』の歌詞は本作のキャラ付をベースとしている。
ロックマンメガミックスのカットマン
性格は名前と同じくキレやすく、江戸っ子と言うイメージになっている。
そのためか、読者だけでなく作者自身も気に入られているほど人気が高い。
ボディーはほぼロックマンと同じで、以前はカットマンがロックマンだと勘違いされた時期があった。
ライトナンバーズの中ではリーダー的な存在で、ロックマンとは仲が良い。
愛用武器であるローリングカッターは常に頭から取って投げるが、これが壊れたりなくしてしまった場合は、バスターから新しいのを取り出し、頭に戻すらしい。
最近ではラッシュと行動する事が多くなり、ギガミックス2巻ではラッシュと合体して、スーパーカットマンに変身した。
これがきっかけで自分の設計はロックマンと同じである事から、最終回では致命的な状態に陥っているロックマンを救うために自らを犠牲にするが、データを気絶中のロールに転送させた事で一命を取りとめ、無事新しいボディと供に復活した。
Archie Comics Mega Manのカットマン
『ロックマン編』から初登場し、それまではワイリーの手によって敵ロボットとしてロックマンに立ち向かったが、後にライト博士の修理によってロックマンをサポートする仲間として登場するようになる。
性格はお調子者で、ロックマンとは仲が良いが、アイスマンとはたまに喧嘩する事があるらしく、その設定はカートゥーン版とロクロク版を合わせた感じになっている。
ロックマンさん
過去の経歴は原作と同様だと思われ、理容師にスカウトされた。
しかし、使用するのは市販のハサミばかりで頭のローリングカッターが単なるシンボルとしか扱われない事に疑問を抱いていた。
カットマン.EXE
CV:芝原チヤコ(長男、次男)、石村知子(三男)、小林けい(四男)、渡辺久美子(五男)、的井香織(末っ子)、糸博(長老)
ロックマンエグゼ2に登場するネットナビ。自立型ナビでオペレーターがいない。
原作と比べると身体のパーツが減ってややスマートな体型になっており、大きな変化がない。胸にはデカデカと自身のイニシャルである「C」が刻まれている。
ネットマフィア「ゴスペル」のナビの一体で、アジーナ攻略部隊の副隊長。一人称は「僕」。
シャドーマンが壊滅させたアジーナスクエアに残党狩りに来たところ、ロックマンと遭遇、戦闘し、デリートされた。はっきり言って出番は少なく、アジーナスクエア以降の出番は終盤でエアーマン、クイックマン共々復活させられるくらいしかない。
ロックマン側のエリアに出現したローリングカッターを移動させて攻撃してくる。ローリングカッターに当たったときのダメージは大きめに設定されている。一発一発の攻撃力はかなり高いが反面動きは鈍いのでノーダメージで倒すことも容易。ブレイク性能でローリングカッターは破壊できるが、マシンガンパンチとグレイテストボムではなぜか破壊できなくなっている。接近戦では頭部のハサミを巨大化させる『サプライズチョッキン』を使ってくる。
TAS動画ではガッツシュートによる無印原作再現のように出番カットマンされてしまうなど、ストーリー上での小物臭を除いても扱いはあまり良いとは言えない(アニメ版ではかませ犬扱いは無く比較的改善されている)。
アニメ版ではクイックマンの粛清の為に出現するが、ウッドマンの力を取り込んだエレキブラザースタイルのサンダーウッディタワーに敗れた。
38話と47話にて彼の兄弟(太い眉毛をした次郎、前髪がある三郎、面長な四郎、恰幅のいい体格で語尾に「ブー」と付ける五郎、「でちゅ」が口癖で寄り目が特徴的な六郎、そして長老も存在する)カットマンブラザーズが登場、ロックマンにリベンジをしようとしたが基本コミカルなので対した結果は出せなかった。ロックマンを恨むあまり、彼を世界征服を企む極悪人だと認識しているほど思い込みが強いが、実力自体はシャドーマンも認めているほど高い…らしい。実際に彼らのハサミにはアラーム回路やネットワークを切断できるほどの力があり、切り絵で作り出した忍者や岡っ引き、麒麟には本物のような攻撃力が備わっているなど能力自体は優秀である。
しかし、切り絵は炎や切断攻撃に弱く、ブルースのフレイムブレードで容易く攻略され、最後はじゃんけんよろしく、ヒートガッツスタイルに吹っ飛ばされて倒されたがこの時点ではロックマンにリベンジを誓っていた。
なお、長老によってさも長男が死亡したかのように吹聴されているが、カットマンが倒された時に表示されたアイコンはLOGOUTなので死んだとは限らない。
ネットモービルグランプリにてレースに参加中のロックマンをデリートすることを目論むも、最初の作戦である大砲の切り絵を作り出してトンネルから出て来たところをロックマンを爆撃する作戦はレース参加者の使用するトンネルを把握してなかったこともあり見事にスルーされてしまう。
第二の作戦はロックマンのレースカーに時限爆弾の切り絵を張り付けて爆殺するというものだったが、当然ながら顔を出したところにロックマンに轢かれた挙句背中に張り付いてしまい(この事は六郎に指摘されるまで気付かなかった)、最後はレース終了と同時に爆発し吹っ飛ばされるという散々な目に遭い、いい加減ロックマンへの復讐は懲りたようでデリートすることなく出番は終了した。
『Beast』ではファルザー陣営のゾアノカットマンが登場。こちらも兄弟がおり、やたら熱斗達に「ハサミムシ」と呼ばれる。卑怯な性格でビーフ司令を人質に取るが、キラーマンの機転で脱出され、ローリングカッターを合体させて巨大化させる技を繰り出すもナビたちの合体技で爆散した。こちらの世界では50体存在していたらしく、キラーマンによって殆どが討伐されている。
余談
カットマンのエグゼシリーズの登場は「エグゼ2」だが、ガッツマンやアイスマン等のロックマン1から出てるキャラは「エグゼ1」で登場した為、カットマンだけ唯一エグゼ1作目に登場しなかった。
2012年、ロックマン生誕25周年曲(同人音楽)として作られた彼のテーマソング「カットマンブルース」がある。曲はロックマン1のカットマンステージのBGMをボーカルアレンジしたもので同人音楽サークルSOUND_HOLICと野沢雅子(歌)のコラボ作である。
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