戦って…戦って…戦い尽くせ!
加速する、ノンストップアクション!!
(テレビCMナレーション〈声:大塚芳忠〉)
概要
ロックマンXシリーズ完結編として制作された作品。
前作・X7で採用された3Dアクションが不完全で難のあるものであったため、ポリゴングラフィックは継承しつつアクションは従来の2Dに戻されている(前作における3D視点は限定的な場面のみとなり主にライドチェイサーに乗るステージだけになった)。
それに伴い、過去作から積み上げられたアクションギミックも整理されており、従来のXシリーズらしいアクションゲームとなった。
キャラクターデザインも少し変更されており、四肢が膨らんだ従来のキャラクターデザインからすると整った印象のデザインになった。
ストーリー
レプリロイドのたび重なる騒乱により荒廃に歯止めがきかない地球を見限った人類は、生存の途を宇宙へと求めた。その計画は、軌道エレベーター・ヤコブの完成により本格的に始動。
開拓・建設のために多くのレプリロイドが、衛星ムーンへと送られていった。
本計画のために新たに誕生した新世代型レプリロイドは、それまでに製造されていたあらゆるレプリロイドのDNAを記憶しており、これを利用することによって誰にでも変身できるという脅威の性能を備えていた。
だがそれは、あの滅んだはずのシグマのDNAも例外ではなかった。
ある日、ヤコブ周辺の警備をしていたエックスはとある事故に遭遇。
その中で、シグマボディをコピーして自身らへの被害を最小限に抑えた新世代型レプリロイド達を目撃、ヤコブ管理官を名乗る「ルミネ」に出会うのだった。
そして、計画が着々と進む中、またしても勃発するイレギュラーの反乱。
エックスは事態の究明のため、ゼロやアクセルと共に宇宙へと向かう。
登場キャラクター
イレギュラーハンター
- エックス (CV:櫻井孝宏)
- ゼロ (CV:置鮎龍太郎)
- アクセル (CV:高山みなみ)
- エイリア (CV:笠原留美)
- シグナス (CV:岩鶴恒義)
- レイヤー (CV:かわたそのこ)
- パレット (CV:三間はるな)
8大ボス
- オプティック・サンフラワード (CV:ターキー)
- グラビテイト・アントニオン (CV:石田隼大)
- ダークネイド・カマキール (CV:岩鶴恒義)
- ギガボルト・ドクラーゲン (CV:三間はるな)
- バーン・コケコッカー (CV:工藤恭造)
- アイスノー・イエティンガー (CV:佐々山洋一)
- アースロック・トリロビッチ (CV:工藤恭造)
- バンブー・パンデモニウム (CV:万田さざめ)
その他のキャラクター
関連動画
オープニング
主題歌はJanne Da Arcの『WILD FANG』。
テレビCM
15秒バージョン
余談
- 実はロックマン9が発売された時期にCapcom Unityという海外のCAPCOM公式ブログでファンから「16bitのSFCグラフィックで『ロックマンX9』を作るのはどうですか?」という質問が寄せられ、当時まだCAPCOMに在籍していた稲船敬二氏が「素晴らしいアイデア。将来機会があれば、間違いなく試してみたい。」と返答している。
- しかし、その後稲船氏が退社、更に彼の退社に伴いロックマンシリーズの開発そのものがストップしてしまったこともあって未だに続編は製作されていない。
- 本作とイレハンを以って一時終了してしまったXシリーズだが2018年の「ロックマンXアニバーサリーコレクション」の発売で新規ファンにも知名度をある程度獲得し、2020年にはスマホアプリで最新作「ロックマンXDiVE」が配信。
- X8はXシリーズ全体で見れば間違いなく良作の部類に入るが、意地悪なトゲ配置と大量のギミックによって足止めを強制されたりライドチェイサーステージが不親切であったりなどXシリーズの特徴であるハイスピードアクションは感じられない。
- 全体的に動きが軽いのだが、軽すぎるせいでヒットストップが発生しなくなっており、近接型のゼロとレイヤーはこの影響をかなり受けている(そのため装備はDグレイブかΣブレードが安定)。
関連タグ
パラダイス・ロスト…ゲーム本編の冒頭ムービー(オープニングテーマではない)、そのラストでサブタイトルのように示されるワード。その意味は……。