2022年7月28日付けでプライバシーポリシーを改定しました。

詳細
目次[非表示]

概要

シリーズとしては初の「プレイステーション2」専用作品。

3人目のヒーロー・アクセルのデビュー作でもある。

…と言えば響きがいいのだがはっきり言って初期から主役であるはずのエックスが操作不能、3D画面の操作がしづらい、更に極悪と化したレスキューシステムなどシリーズの中ではかなり評価が悪い。
また、ロックマンゼロシリーズは本作の前年に開始している。

ストーリー

ナイトメア事件後、人類が安全な地下都市に移り住む中、レプリロイドたちにより荒廃した地上を復興する作業は順調に進んでいた。しかしその一方で、イレギュラーたちによる犯罪も増加の傾向を辿っていた。

高性能レプリロイドにしてイレギュラーを取り締まる公式組織・イレギュラーハンターで第17精鋭部隊隊長を務めていたエックスは、力でイレギュラーたちを押さえつけることに疑問を感じ、平和的解決の手段を求めて第一線から退いてしまう
彼の前線離脱によってイレギュラーハンターは弱体化してしまい、それに代わって非合法ながらイレギュラーを倒す自警集団レッドアラートが活動を開始。人々や一般レプリロイドからも一目置かれる程に台頭していた。

ある日、事件現場に急行したイレギュラーハンターのゼロは、大型メカニロイドに追われている少年レプリロイド、アクセルと出会う。アクセルは、レッドアラートを抜けてきたと語るが、その真相を深く語ろうとしない。
そこにレッドアラートのリーダー「レッド」から、アクセルの引渡しを求める通信が入ってきた。これをハンターチームは拒否するが、対するレッドはイレギュラーも用いた一斉蜂起を行う。
ゼロは成り行きでアクセルと共に戦うこととなり、レッドアラートとの戦いに身を投じていく。

こうして、アクセルを巡り、「正義」の意味を問う戦いが始まる。

登場キャラクター

イレギュラーハンター

エックス (CV:森久保祥太郎)
ゼロ (CV:置鮎龍太郎)
アクセル (CV:高山みなみ)
エイリア (CV:笠原留美)
シグナス (CV:鈴置洋孝)

レッドアラート

レッド (CV:大塚明夫)
フレイム・ハイエナード (CV:高木渉)
バニシング・ガンガルン (CV:笠原留美)
トルネード・デボニオン (CV:高木渉)
スプラッシュ・ウオフライ (CV:鈴置洋孝)
ソルジャー・ストンコング (CV:玄田哲章)
ウィンド・カラスティング (CV:森功至)
スナイプ・アリクイック (CV:麦人)
ヘルライド・イノブスキー (CV:玄田哲章)


アルス (CV:麦人)
シーダ (CV:森功至)

シグマ (CV:麦人)

「2D/3Dシステム」

ステージを移動するごとにいつものロックマンらしく2D画面から横移動が可能な新しい3D視点になったりもとに戻ったりする、というもの。新しい境地として当時は期待されたが、いざやってみるとスクロール機能が無く(あってもほんの少ししか動かせない)、死角が多くできてしまい、思わぬトラップに遭ったり仲間を見落としたりすることが頻発した。そのため、次の作品であるX8ではいつもの様な2Dアクションに戻っている(グラフィックは3Dだが)。

ボス戦はほとんどが3D戦であり、2D戦はオープニングステージのメガ・スコルピオとストンコング、カラスティング、シグマ第一形態のみである。

低評価されがち

  • 上記の2D/3Dシステムには多くのプレイヤーから不評だった以外にも評価が低めに取られる理由は多々ある。
  • ストーリーはアクセル加入をメインに置いているためこれまでのシナリオと比べると重厚さに欠ける。(アクセルの秘密に関しても、現在に至るまで謎が多く残されたままであり、伏線も本作だけでは見受けられない)
  • アクセルの性能も次作であるX8のように確立しきれたところがなく、コピー能力も汎用性に乏しい(はっきり言ってアイテム回収とレスキューにしか使わない)。コピーショットもチャージしないと使用できず、エックスのチャージショットほどの威力はない。


総評するとX7の彼は劣化版エックスなどと呼ばれてしまっている。一応のフォローを入れるとホバリングや無敵性能(X8では無敵じゃないが)を備えたローリングだが…

また、X4から幾度か実像された、お楽しみ部分でもある隠し要素(アルティメットアーマーブラックゼロが出現する隠しコマンド、隠しボス等)も本作ではなくなってしまっており、ステージ攻略の楽しみに物足りなさが生まれた。(X8では復活している)

さらに、ゼロのゼットセイバーの振りも隙が大きく、前作までと比べてやや使いづらい。
しかも上述した通りエックスがストーリーの関係で最初の時点では使用不可で、一定の条件を満たさないと使用できず、アーマーもグライドアーマーのみ。

しかも少々ネタバレも含むが……ラストボスステージがあまりにも長すぎる。本来なら3、4つほどに分けるべき広さだったのに、それをたった一つ分にまとめてしまっている。レッド、2パターンに分かれている復活した8ボスまでの道中…そしていつものアイツ。当然クリアまで時間があまりにもかかりすぎてしまい、前作とはまた違った形で、慣れていない人をとことん泣かせる内容である。

これらの評価が合わさった結果、クソゲーと呼ばれる一因となってしまった。

とはいえ、全部が悪いばかりではなく、ステージやボス戦のBGMはそれなりの評価を得ていたりなどはしている。他にも、一部のボスとの会話シーンや一部のエンディング等に、『ロックマンゼロ』の要素と思われる個所が存在しているため、興味があれば触れてみるのも良いかもしれない。

小話

  • 本作からゼロがzセイバー以外の近接格闘武器を使用できるようになり、次回作のX8でも追加されている。但し、それに反してか他の性能が大幅に劣化してしまった。ナゼダァ・・・・
  • 前作まではワイリーの存在をちらつかせる描写があったが本作を境になくなっている。
  • 終盤のシグマのセリフである「何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も!蘇ってやる!!」はファンの間では最早ネタとして定着している。
  • クソゲーとしてあまりにも評価が低いのか、2018年の『ロックマンX アニバーサリー コレクション2』に移植されるまでシリーズの中で唯一ゲームアーカイブスで配信されていなかった。また、こちらに収録されても上記に挙げられた問題点は残念なことに改善されておらず、評価は今も覆ることがない状態である。(開発者側としては難しいことではあることは想像できるが、プレイする側としては現在もアップデートしてでも改善してほしいものであることに違いないだろう)


  • 次回作のX8コマンドミッションの評価が高いにもかかわらず、売り上げが振るわなかったからある意味本作はXシリーズの休止の決定打になったのかもしれない。
  • エックスを演じる森久保氏とシグナスを演じるの鈴置氏は、本作がシリーズ最後の出演作となった。

関連動画

オープニングアニメ

オープニング曲は、かつて『名探偵コナン』のオープニングも担当していた愛内里菜氏の
『CODE CRUSH』。
女性アーティストの起用は『X4』の仲間由紀恵以来。



テレビCM



関連タグ

ロックマンX

ロックマンX6ロックマンX7ロックマンX8/コマンドミッション

関連記事

親記事

ロックマンXシリーズ ろっくまんえっくすしりーず

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 154692

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました