CV:高山みなみ
概要
ロックマンXシリーズに登場する、操作キャラクターの一人。
7作目より登場した、三人目の操作キャラクター。
経歴
新世代型レプリロイドのプロトタイプ。
製作者は不明な上に、自警団「レッドアラート」のリーダーであるレッドに拾われる前の出自に関する記憶が無く、額にはなぜ付いたのか分からない傷があるなど謎が多い。
初出のX7では、以前レッドアラートの一員及び育ての親に当たるレッドの右腕として活動していた。
しかし組織とレッドの変化に気付き、レッドアラートを脱走。解決のためイレギュラーハンターに駆け込み、高名なハンターであるエックスやゼロを頼ろうとするが、その行為は結果として、レッドアラートとイレギュラーハンター両組織の衝突を招いてしまう。
自身の責任を感じ、また、当初の問題解決のため、ハンターとして戦いに赴く。しかし内心自分を育ててくれたレッドを慕う心は失われてはおらず、何とか彼を止めたいと思っていたのだが・・・結局は彼の力を利用しようとしてレッドアラートのイレギュラー化を引き起こしたシグマにより悲惨な結末になってしまったがそれでも最後はシグマに引導を渡した。
レッドアラートの事件以後は、イレギュラーハンターとして本部で活動しており、「コマンドミッション」の時点ではS級ハンターにまで昇格している。
X7では当初反発を買っていたエックスとも、X8や「コマンドミッション」では、強い信頼がある様子。
ハンターベースのオペレーター三人娘の中では、パレットと特に打ち解けている。精神年齢が近いせいだろうか。
性格
お調子者で向こう見ず。頭を使うのは苦手で考えるより先に突っ走る、典型的な玩具メディアミックス漫画の主人公タイプ。
出自が出自だけに先輩達のように過去の大戦に学んでおらず、苦労を知らないためか生意気。
それゆえ新米ハンターとして下積みを経験して大人になっていくはずだったが…
なお、X7の各ボスたちとは面識もあるためか、アクセルで対峙するとそれなりに親密な会話を聞けることが多い。一方でX8ではボスたちから会話をしかけられても、相手をイレギュラーと断じてまともに問いかけにも応対せず、ある種ゼロ以上に敵に対して冷徹な性格に見える場合もある。
ゼクスシリーズにおいて
アクセル本人は登場しないものの、『ZXA』では彼と非常によく似た力を持つライブメタル・モデルAが登場する。
子供っぽい性格はアクセルと変わらないが、一人称が「オイラ」だったり名前の元ネタが全く別の人物だったりと、能力こそ似通っているものの関連性に疑惑がかかったものとなっている。
また、現時点でゼクスシリーズの進行が完全にストップしてしまっているので、両者の関係も未だ不明のままである。
2020年、『ロックマンユニティ』にてゼクスシリーズのキャラクターデザインとシナリオを手がけた矢部誠へのインタビューが掲載された。
第5回にて、アクセルがモチーフとなった理由については直接的な回答は無かったものの『ZXA』の主人公とアクセルのデザインの類似性が語られた(→)。
Xシリーズは当時『X8』まで発売されたが、現状ではアクセル自身の謎が明かされていないことやその結末が分からないためゼクスシリーズで扱うことが難しく、矢部氏個人としてもXシリーズの続きを希望する段階に留まっている。
アクセルからはパーツの色味や二丁拳銃の要素を引き継ぎ、額の青いレンズに関しては『X8』のあるシーンの演出から、汚染拡大を防ぐためにフタをつけた(開くと青く発光する)というイメージでデザインされている。
キャラクター性能
X7、X8
「アクセルバレット」という二丁拳銃が主武装。その他にも、様々な種類の銃を使いこなす。
また、ホバリングやローリング等の特殊アクションも可能。
X7ではエックスのマイナーチェンジのような性能だった(一部下位互換)
その後、X8ではエックスと様々な差別化が図られた。
射撃キャラという点ではエックスと共通だが、
- フルオート射撃で連射性能が高いが、チャージショットが無い。
- 真下を除く7方向(左右と上と斜め4方向)に弾が撃て、ホバーした状態から空中でも撃てる。
(空中で射撃中は静止、その状態で撃ち続けるとそのまま落ちる)
ただし射撃しながら移動することができない。
- 特殊武器(銃)が武器エネルギー依存ではないので無制限に撃てるが、チャージショットが無い。
などの点で差別化が成されている。また、X8からは特殊武器も全てエックスと異なるものになった。
エックスよりも攻撃力は劣るがエックスが苦手な上下の敵に対処しやすい。射撃武器が連射式で複数の方向に撃ち分けられるという点はロックマン&フォルテのフォルテの仕様に近い。
速度や距離などの挙動に若干の違いはあるものの、ダッシュやエアダッシュはエックスやゼロとほぼ同じ。
X8では「クラッキング」(攻撃を防ぐ敵のガードを弾く攻撃)というシステムがあるが、アクセルはアクセルバレット(通常武器のハンドガン)の8発目の弾丸(一発だけ青い弾)でクラッキングすることが出来る。
また「Aトランス(A Trans)」という、相手の姿も性能もコピーして変身する能力を持つ。
アクセルバレットを装備中に特殊武器ボタンで特殊な弾を発射(X7では低威力のチャージショット)し、この弾でザコ敵を倒すと特殊なアイテムを落とす。これを入手し、特殊武器ボタンを押すことでゲージの続く限りその敵に変身できる。攻撃や操作方法が変わったり、一部のトラップを素通り出来るなど、限定的だがステージの攻略が楽になる。
ただし自分と同等の身長までしかコピー出来ない。
機動力が高い上に器用だが、防御力がプレイヤーキャラ三人の中で最低。
テクニカルな操作が要求されるが、戦闘型としての素養は高い。
ホワイトアクセル
X8に登場するアクセルの隠しスタイル。
コマンドミッション
コマンドミッションではストーリー中~終盤で仲間になる。
使用武器は銃でアクショントリガーは「DNAチェンジ」。
DNAチェンジを発動するとコマンド入力画面になり、画面中心のパネルから変身したいレプリロイドの間に表示されているボタンを時間内に順番に入力する。成功するとそのレプリロイドに変身して攻撃する。変身するレプリロイドはボスキャラクター(+隠しボス)で構成されており、ボスを倒すと変身できる対象が増えていき、こちらでは体格の制限が無い。
ハイパーモードは「ステルスモード」。
発動中は透明になりあらゆる攻撃を無効化する。また、パワーが2倍になり、スピードが少し下がる。ただし味方からの回復なども無効化してしまう。
ロックマンXDiVE
初期からBランクキャラとして登場。
能力は高くないが、原作よろしくローリングによる無敵回避手段の存在もあり、Bランクながら対戦でも活躍できる性能が持ち味。
その後、エックスとゼロがアーマー、ブラックゼロなど様々な形で派生キャラがSランクとして実装される中、長らく彼のみは派生にもコスチュームにも恵まれなかったが、
3月のホワイトデーイベントにて季節限定Sキャラとして「アクセルWコーデ」が実装!
オシャレな白衣に身を包み、キャラ選択画面では投げキッス、スキルの一つ「アクセルタイフーン」がかつての仲間を思わせる軌道の竜巻攻撃であったりと、アクセルファンへのサービスがたっぷり詰め込まれている。
余談
- デビュー作で、キャラクター性能が先輩の下位互換になってしまっている
- 外部出演できると思ったらそうでもなかった
- 先輩他に比べると、フィギュアをはじめとしたグッズの出る機会がほとんど無いなど、何気に恵まれていなかった。
……が。
2022年4月25日、久々に行われたカプコンとコトブキヤの「ロックマンプラモデルトークライブ」にて、ついにアクセルのプラモデル化が決定し鋭意制作中だということがアナウンスされた。
映された写真は後ろ姿だけでまだ塗装もされていないとはいえ、このことは当日の視聴者を歓喜させた。
発売はまだ先とのことなので続報を待とう。
「SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS」のカードには外部出演しているほか、
「タツカプUSA」のゼロのエンディングにもちょっぴり出ている。
「ロックマンオンライン」のPV第2弾では、華麗な空中戦の雄姿が見られる。
2016年に「ゾンビカフェ」にて、久々の出演を果たした。
関連イラスト
関連タグ
マシュランボー 同じ漫画家による作品と声繫がりがある。