この冬、「X」は進化する―。
概要
カートリッジに特殊拡張チップ『CX4』を搭載しており、ワイヤーフレームによる描写ができるようになった。その為、OPデモや一部キャラクターはワイヤーフレームが使われている。
このチップの搭載の為か隠しコマンドで『CX4』のチェックモードを見る事ができる。ちなみにカートリッジの接触が悪い場合にエラーメッセージが出る事がある(おそらく拡張チップ自体がコピープロテクトの機能もある為と推測される)。
この拡張チップは本作と『ロックマンX3』のみに使われている。
これまでリメイクや他機種への移植(バーチャルコンソールを除く)の存在はみられなかったが、ロックマンXアニバーサリーコレクションに収録された。
ステージ乱入型ボスの登場とその倒し方でその後の展開が変わる仕様が新たに追加された。
タイトルロゴに付いてない為に意外と気付いてない人も多いと思うが、実は初のサブタイトルが存在し「ロックマンX2 バーサスカウンターハンター」だったりする。
(OPデモのエックスの頭部がワイヤーフレームでアニメーションする箇所で表示される)
前作ではフットパーツを付けなければ「ダッシュ」ができなかったが(その為必ず装備するようになっている)、今作からはパーツ無しでエックスはダッシュできるようになった。
なお今作以降、8ボスに「体力半減後の行動パターンの強化」がほぼ例外なく追加されるようになった。
ストーリー
ロックマンXの事件から半年後。一度は減少したかに見えたイレギュラーは増加の一途をたどり、各地でイレギュラーハンターの基地が破壊されるという事件が起こっていた。その事件を起こしているイレギュラーは人工的に作られたイレギュラーであり、その制御チップには滅んだはずのシグマのマークが刻まれていた。
第17部隊の隊長となっていたエックスはそのイレギュラーを製造しているという基地の破壊に赴き、それに成功するが、さらに各地で特Aクラスのレプリロイドが反乱を起こした。その背後には、「カウンターハンター」と呼ばれる3体の謎のレプリロイドの姿があった。
一方、大破したゼロは頭脳チップが奇跡的に無傷であったが、ボディの修復はケイン博士にも不可能であり、基地にそのまま保管されていた。だが突如、首謀者であるカウンターハンターから通信が入り、「自分たちと一騎打ちを行え。もし、勝利したらゼロのボディを渡そう」という宣戦布告が行われた。
ゼロのボディの行方と、カウンターハンターの正体を突き止めるため、エックスは新たなる戦いに挑む。
登場キャラクター
クリスター・マイマイン…体力半減後は「チャージクリスタルハンター」を使用
バブリー・クラブロス…体力半減後は小型蟹メカを乱射
メタモル・モスミーノス…体力半減後は成虫形態に
ワイヤー・ヘチマール…体力半減後は雷を纏い、攻撃力強化
ホイール・アリゲイツ…体力半減後は回転体当たり攻撃が追加
ソニック・オストリーグ…体力半減後はチャージソニックスライサーを乱発する
マグネ・ヒャクレッガー…体力半減後はウイルス攻撃の振りほどきがシビアに
フレイム・スタッガー…体力半減後は炎が青くなり、投げ技が追加
余談
- 本作で使用された拡張チップ『CX4』の機能に容量を食ったため、バイオレンのパワーアップ初期案と、シリーズ初の女性キャラになるはずだったカウンターハンターの4人目が没になってしまった。
- 本作でゼロが敵として復活した場合地面に拳を打ち付けて発生させる衝撃波「アースクラッシュ」を披露するのだが次回作では披露されず、以降の作品でも取り扱われることはなかった。ただし、X4以降のラーニング技には毎回この技に酷似した技が一つは必ずある(落鳳坡、滅閃光など)。
- 本作発売前に発表された岩本佳浩氏によるマンガ版第1話ではシグマが黒幕だとしっかりバラされていた。
- 『昇竜拳』を条件を満たすと習得できるカウンターハンターステージ3からいきなり始まるパスワードが存在するが、実は通常はゲームオーバー等で表示されないだけでカウンターハンターステージのどこから始まるか設定できるフラグが実はパスワードに潜んでいたりする。
- 今作のシグマと対決するステージは実はマグネ・ヒャクレッガーステージが変化したもの。その為、そこまで進んだ場合にステージセレクトでマグネ・ヒャクレッガーステージを選んでもシグマとの戦いになる。
- 本作では前作と異なり強化パーツを一切取らずにクリアすることが可能。パーツを一切取らずにクリアした場合はエンディングのスタッフロール中に一瞬だけゼロが登場する(左側のスタッフロールと右側のライドチェイサーに乗っているエックスの位置が入れ替わる直前の街灯の傍に立っており、入れ替わった直後にダッシュで左側に駆けていく)。
関連イラスト
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- 世界が終わる瞬間
作曲:TAR/作詞:SHINYA/歌:REDIEAN:MODE