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メタモル・モスミーノス

めたもるもすみーのす

メタモル・モスミーノス(Metamol・Mothmeanos / 英名:Morph・Moth)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンX2に登場する、8大ボスの一人である。
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異名:夢の島の堕天使


パワー3200rp、スピード8800rp


人物像編集

シグマによって製作された、レプリロイド


機能を停止した他のレプリロイドを捕食吸収する事で成長する特異な性質を持ったイレギュラー。スクラップ工場を制圧し、廃品からイレギュラーを生産していた。


戦闘時、最初はスクラップを纏った蓑虫のような姿で登場するが、スクラップを一定以上吸収するかある程度ダメージを与えると脱皮して蛾の姿になる。そのため事実上蓑虫状態で倒す事は不可能であり、隠し要素の昇竜拳も例外でない。


蓑虫状態ではスクラップ片を撒き散らしたり、自分に取り込んで攻撃に使用、蛾状態では鱗粉撒き散らしとレーザーで攻撃する。

8ボスでは唯一、ダッシュ撃ちのダメージが1しか入らない。


コミック版では編集

岩本佳浩氏が描く『ロックマンX2』では七人目に戦う相手として登場。

スクラップ工場内にこれまでエックスが倒してきたボスの墓標を造り、磔にしたエックスの巨大なオブジェを飾り、恐怖心を煽った(最もこれらも後述の鱗粉による幻術効果かもしれない)。


その後ザコに自らの鱗粉を纏わりつかせ、これまでエックスが倒してきたボス達(Xに登場した八体とVAVA、X2のアリゲイツを除く六体)が甦ったように見せかけて一斉に襲わせた。しかし天井にぶら下がっているモスミーノス(第一形態)の存在に気づいたエックスがモスミーノスに攻撃を加えた事でその幻影は解かれる(この時、生きている筈のヘチマールまでが攻撃に加わっている事に気づいた事も異変を察するキッカケとなっている)。


第二形態になった後は、執拗にレーザー攻撃と鱗粉による幻影攻撃で攻めたてる。しかも鱗粉が齎したボスの幻影はモスミーノスが演出した訳ではなく、彼曰く「エックスの心の弱さを具現化させて直接意識に投影させる」という代物。


これにより心の弱さに敗北して戦意を喪失した、とモスミーノスはエックスに見切りをつけて「そのまま死になさい」と飛び立っていくのだが、迷いを吹っ切ったエックスがラッシングバーナーを使用した事で、モスミーノスがばら撒いていた鱗粉に引火、導火線の役割を果たして、一撃でモスミーノスを焼き尽くしたのだった(ちなみに戦闘中に転倒した際に発生した火花で鱗粉が燃える事にエックスが気づく描写がある)。


かなりの搦め手でエックスを追い込んだ強敵だったが、自分が勝利したと確信してトドメを刺さずに背を向けた事が仇となってしまった。舐めプが過ぎた、とも言えるがモスミーノス自体が「非常にものぐさな性格」と公式で設定されているため、それが反映されたのかもしれない。


使用技編集

完全ローテーションボスであり、下記の技を順番に繰り出す。


スクラップ攻撃(蓑状態)

左右に振り子のように揺れながらスクラップを広範囲にばら撒く。

X2に多い、処理落ちが起きる攻撃の一つ。その処理落ちが仇となって回避は見た目に反して難しくない。


回転体当たり(蓑状態)

スクラップ攻撃で大きく振り切った所から糸を切り離し、地上で無敵の回転体当たりを仕掛けてくる。

スクラップをばらまくが壁の上部が安全地帯で、続編で出てくる連中の様に壁にぶつかった衝撃で落とされる事もない。


スクラップ吸引(蓑状態)

画面全体を旋回するようにスクラップを吸引、体が(パッと見ではわからない程度に)少し大きくなる。

時計回りと反時計回りがあるが、必ずモスミーノス本体と壁との距離が近い方に回転するため、ちょうどモスミーノス本体を飛び越すようにすれば回避できるようになっている。


鱗粉&体当たり攻撃(成虫形態)

鱗粉威力:2 本体威力:8

エックスの上を取るように上昇→空中でのホバリングから左右に向かって体当たりを繰り返し、鱗粉を撒き散らす。

体当たりは遅めの初速から一気に加速するなどやや癖がある。

鱗粉は画面端が安全地帯、体当たりも基本的に地上に居れば滅多に当たらないが、モスミーノスの高度が下がりすぎると当たってしまうので適度にジャンプして誘導してやればいい。

鱗粉はともかく、体当たりは何かの間違いで当たってしまうと8ボスとしては破格の8ダメージ(初期エックスの体力の半分)を貰うので間違っても当たらないように。

羽化した瞬間先行して壁を蹴りまくって天井まで到達すると、エックスの上を取れなくなって体当たりを繰り出さなくなる(ゆっくりホバリングで誘導してくる)。そこにラッシングバーナーのチャージ→通常弾×2を撃ち込めば勝負は終わる。


レーザー攻撃(成虫形態)

威力:2

空中でホバリングしながらレーザーを撃ってくる。

ものぐさな性格が災いしてか狙いが非常に適当なので容易にかわせる上、威力も低い。

溜めモーションも分かりやすく隙しかないので昇龍拳の格好の的でもある。


弱点武器編集

ラッシングバーナー(フレイム・スタッガーから入手可能)

ミノムシ状態:ゴミ(スクラップ)だけに、よく燃える

鉄が高熱で溶けるとか虫モチーフとかそのへんも理由かもしれない。

成虫状態:岩本版によると、彼の持つ特殊な鱗粉は引火性が高いという弱点がある。

つまり、どちらにせよ火にはめっぽう弱い。


サイバーミッションでは、ローリングシールドの弱点。


また、マグネ・ヒャクレッガーから入手出来るマグネットマインは、チャージ版を撃つとミノムシ状態で繰り出すスクラップを全て吸収出来る。

チャージ版でも2ダメージなのでダメージ効率は悪い。

エックスがボディパーツ入手後に試し撃ちで無駄遣いしたギガクラッシュのエネルギー補充には使える。


獲得武器編集

スクラップシュート

通常

ヘチマールステージでは草、マイマインステージでは水晶、オストリーグステージの砂漠地帯、スタッガー、クラブロスステージでは石、その他のステージでは機械など、周りのスクラップを利用し吸収して弾を撃つ。

機械の弾は浅い放物線上に飛び、敵や地形に当たると斜め4方向に小さく分裂する。草の弾は短い距離を逆放物線上に飛び、分裂しない。岩の弾は着地後に少し跳ねてから分裂する。水晶の弾は強く、着地後もバウンドしながら前進し、壁や敵に当たると分裂する。

草弾以外は敵に密着して撃つと跳弾が全部当たって結構強いため、雑魚戦でも使いやすい。

跳弾の感覚を掴めば、縦に長い地形でも役に立つ。

サーゲスタンク戦でも砲台を壊すのに重宝する。


チャージ

よりたくさんのスクラップを集め、弾が大きくなり、射程も伸び、貫通性も加わる。

着地すると8方向に小さく分裂する。スクラップを集めた状態でダメージを受けると自動的に発射される。

チャージが完了した時点で自動的にスクラップを集めてしまうため、武器チェンジする場合は暴発に注意。

また、特定の場所で使用すると、ライフエネルギーなどのアイテムを引き寄せる。


マグネ・ヒャクレッガーの弱点でありソニック・オストリーグにも大きめのダメージが入る。

またステージによってはカウンターハンターの弱点になり、草弾(ヘチマールステージ)はバイオレン、水晶弾(マイマインステージ)はサーゲス、岩弾(クラブロス、スタッガーステージ)はアジールの弱点となる。

サイバーミッションでも、ヒャクレッガーの弱点。


関連イラスト編集

ロックマンX2の8ボスを思い出だけで描いてみた


関連タグ編集

ロックマンX ロックマンX2 シグマ


ダーク・ネクロバット:同じくシグマに作られたボス。

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