なあエックス…隊長が正しくて、お前が間違ってると思ったことはないか…?
概要
異名:豪速拳の雷王
マンドリル型のレプリロイドで、第17部隊所属の特A級ハンターである。隊長であったシグマに従う形で反乱に参加し、その圧倒的な戦闘力で巨大発電所を占拠。制圧後は部下に任せ、自分はごろ寝を決め込んで好物の電気を貪り食っているが、いざ戦いとなれば勇猛果敢な戦士へと変わり、特A級のランクに恥じない腕前を見せる。
その異名の示す通り、必殺技であるダッシュパンチの威力は強力であり、その他に壁に電流を流す特殊武器「エレクトリックスパーク」を使用する。
ボス部屋の天井が低く、壁に張り付くエックスをエレクトリックスパークで落とし、ダッシュパンチで潰す。壁・地上・天井を支配した王道コンボがシンプルながらも堅実にエックスを追い詰め、丸腰で挑むにはちと手強い相手。
D-REX同様、壁に衝突すると物凄い震音が鳴り響く。
しかし凍らせると途端に弱くなる。
また、見かけによらず防御力がクワンガー、ペンギーゴ、オクトパルドと並んで低く、無敵状態になる技もない為、バスターで挑む場合も的確に攻撃を当てていけば瞬く間に倒せる場合もある。
岩本佳浩版
概ね上記の通りだが『危険な兵器』として、永らく望まぬ封印に追いやられるも、そんな自分を解放した恩義に報いるサンダー・スライマーがエックスに倒されると「約立たず」と愚弄する、序盤戦でエックスを圧倒するや下卑た笑いを上げる等、悪逆無道な振る舞いを多々見せている。
だが、エックスがペンギーゴのショットガンアイスを放って形勢が逆転し、それによってエックスが『伝説のレプリロイド』であると分かるや否や、掌を返して降参・命乞いをすると、情けない卑劣漢のテンプレに終始した。
最期は降参が本気であるの示すべく、エックスにΣの情報をリークしようとした直前に、Σ(のホログラムを纏ったビット)によって処刑された。
イレギュラーハンターXにおいて
CV:長嶝高士
会話では気だるそうにゆっくりと喋っている。難しい事を考えるのは苦手で、シグマに賛同した動機も、単純に「間違っているようには見えなかったから」を理由にしている。その一方でそれを自覚し、更にエックスには「隊長が正しくて お前が間違ってると思ったことはないか…?」問いかけをする等、考え事が苦手なだけで思考は意外と柔軟な模様。原作とは違い、腕を巨大なドリルに変形させてから、パンチを繰り出す攻撃になっている。
腕や足に発電機らしきものが付いた他、リメイク前にあった鼻が無くなり、耳もロックマンのメットのようなデザインから、動物らしい形状になっている。頭の形状や体系も異なり、デザインは8ボスの中でも細かい変化を遂げた方だと評せる。
サイバーミッションでは
行動パターンに大きな変更点はないが、ステージが狭くなって動きが速くなっている。弱点武器である「ショットガンアイス」を受けても、そこまで大きなダメージにはならず、撃った後はすぐにバスターに変更しての連射をお勧めする。
使用技
エレクトリックスパーク
床をはって壁を登る電気を放って攻撃する。
ダッシュパンチ
突進するかのように殴りかかって攻撃する。
セミチャージ以上で怯ませて押し戻せる為、マンドリラーが地上に居る時はこの技を繰り出すまで反撃は待った方がいい。
イレギュラーハンターXでは技の出が遅くなってしまった。
が、突進してくるタイミングが一定ではない上、タメ動作中は怯ませられない。
更に怯ませても無敵時間を利用して、更にもう一回繰り出してくる場合もある為、何も考えずに最速でセミチャージ以上を撃てば潰せたSFC版より、却ってタイミングを計り辛くなった。
挙げ句ハードモードでは、エックスの体力を7割近く持っていかれるのでプレッシャーが凄まじい。
画面に対するキャラの割合が大きくなったのも、回避し難さに拍車をかける。
ただし、SFC版とは違いこの技の最中に怯ませると、チャージショットの威力が倍になる。
VAVAの場合、初期装備でも空中で停止が出来る為、この技のタイミングを計る必要がなく、適当に脚部装備の攻撃だけでダメージを稼げるので、エックスより有利だったりする。
天井からの降下体当たり
天井に巡らされたコードを掴んでぶら下がりながら移動、エックス目掛けて降下して踏み潰そうとしてくる。
イレハン版ではエックスの目の前に落ちてくる場合があるので、ダッシュでも潜れない場合がある。
ジャンプ
自機の位置を狙ったただのジャンプ。
フットパーツが無い場合、実はこの技が一番の驚異だったりする。フットパーツがあれば適当にかわせるが無い場合は、マンドリラーが飛んだ直後くらいに素早く歩き始めないと潜れない。
弱点武器
ショットガンアイス
喰らった瞬間に凍り付いて動けなくなる。
一拍置いて氷を弾き飛ばして復活するのだが、次の瞬間に無敵時間が切れてしまう為、すぐさまもう一発撃ち込むとまた固まるので……後はお分かりの通り。
イレハンではより簡単になっている。
サイバーミッションでも、ショットガンアイスが弱点。ただしハメ技は使えなくなっていて、凍りついた状態でカウンターを入れてくる場合があるため、SFC版と同じ感覚で戦うと痛い目を見る。
イレハンのVAVAモードでも、ペンギーゴがら入手できる兵装が弱点。
ちなみに「雷属性のボスには氷属性の特殊武器が有効」のネタは、後の作品にも見られ、更にロックマンXの後継シリーズでは、ゲーム全体の基本構造として「氷属性>雷属性」の関係が取り入れられている。
氷=水なのだろうか。
(もしかすると同会社が手掛ける他作品の生物たちにまで影響を及ぼしてるかも?)
ノベル版では、低温脆性の様な現象を引き起こしてた。
獲得武器
エレクトリックスパーク
通常:壁に当たると上下に分裂して飛ぶ電気の弾を発射する。連射可能だが弾速が遅い。
イレハンでは弾速が速い代わりに威力がやや落ちた。
チャージ:Xと同じくらいの長さの電気の柱を前後に高速で発射する。
イレギュラーハンターXでは、巨大な電撃によって画面全体を攻撃する。
高い防御力を誇るアーマー・アルマージの鎧を引っ剥がせる。
サイバーミッションでも、アルマージの弱点。
イレギュラーハンターXのVAVAモードでは、ロケットパンチ系兵装(基本兵装はゴーゲッターライト)が使えるようになる。
その他には、レーザー系のナーバスゴースト、カッター系のクイックホームシック、ナパーム系のランブリングバン、エネルギー弾系のピースアウトローラーが使用可能になる。
ロケットパンチ系はアルマージの弱点。ピースアウトローラーはアルマージの鎧を剥がせるが、エネルギー弾系兵装の入手には、アルマージを倒す必要があり、初戦で鎧を剥がせない。
その他
海外アニメ版のロックマンでは、VAVAとともに登場した。
ちなみに、その時の名前はスパーク・マンドリル。
『X1』発売当時の『コミックボンボン』における攻略記事では、8大ボスの中で最強の触れ込みになっていた。
関連イラスト
関連タグ
エレキマン:同じく第1作の電気ボス。
マグマード・ドラグーン、スラッシュ・ビストレオ:同シリーズの中の人繋がり。
スパークマン 自信の名前の中に名前が含まれる派生元作品のキャラ