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アイシー・ペンギーゴ

あいしーぺんぎーご

アイシー・ペンギーゴ(Icy・Penguigo/英名:Chill・Penguin)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンX及びイレギュラーハンターXに登場する、8大ボスの一人である。
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その顔さ、エックス…自分だけが何か分かっているつもりの、その顔クワッ!


概要編集

異名:雪原の皇帝

パワー:3800rp スピード:7600rp(SFC版)

ペンギンレプリロイド。元第13極地部隊所属の特A級ハンター。その異名通り吹雪を使った攻撃方法を得意とする。

特殊武器「ショットガンアイス」は、氷の弾を発射する武器であり、地形に衝突すると小さな氷の弾に分かれて放射状に飛び散るほか、無敵状態で地上をスライディングする突進技も使う。


退屈な極地暮らしに飽きており、シグマの計画を知ると当時の13部隊隊長を殺害し、シグマの反乱軍へと身を投じるのを決める。小柄だが負けん気は非常に強く、パワーばかりを誇って武張るバーニン・ナウマンダーとは犬猿の仲だった。

なお、X4のフロスト・キバトドスステージ(中ボスエリア)では、破壊された当時のままに氷漬けになっている姿を見られる。


X1のボスの中では最も難易度が低い上に、彼のステージには他のステージ攻略に必須のフットパーツがあるので、初心者が最初に倒すのに最適なボスである。


岩本佳浩編集

概ね上記の通りだが、負けん気の強さが悪い方向に拗れている上、自身のサイズへのコンプレックスも悪化している。

その気質の最悪たる昇華は、コミカライズ専用のキャラクターにして、同じ極地で活動するレプリロイド・マルスを「デカい図体で俺を見下している(要約)」と一方的に逆恨み、彼を氷漬けにした程。

だが、エックスとの攻防戦をしている内に、マルスを覆う氷の一部が砕けて拘束が解除、ペンギーゴはマルスに羽交い締めにされてしまう。

ペンギーゴを確実に倒すためとして、マルスは「俺ごとペンギーゴを撃て!」と頼み、それを聞いたペンギーゴは動揺するも、エックスが甘いのを知ってもいるので「俺を倒すために親友を撃てるのか~?」と心理戦を仕掛けるものの、覚悟を決めたエックスによってマルスごと撃破された。


池原しげと版編集

VAVAの反乱に嬉々としながら与したイレギュラーの一体。


まずは発電所に潜みスパーク・マンドリラーを餌にブーメル・クワンガーをおびき出してマンドリラーと連携してクワンガーを痛めつける。だが、救援に駆け付けたエックスが同士討ちを誘発させてマンドリラーが凍り付いたところを撃破されてしまったため、形勢不利とみてその場は撤退する。

そのことで煮え湯を飲まされたペンギーゴはエックスへの激情を募らせ、雪山の要塞から雪崩を引き起こし麓の街を壊滅させると、その事件を聞き及んで駆けつけてきたエックスにRT-55Jを差し向け抹殺を試みる。

だがそこに原作とは違いイレギュラー化していないナウマンダーがエックスの身を案じて援軍に登場。彼との一騎打ちになるが持ち前の俊敏性を活かしてナウマンダーを圧倒し致命傷を負わせる。

そこになんとかRT-55Jを撃破しアジトの奥でナウマンダーとペンギーゴに出会ったエックスだが、自分の死期を悟ったナウマンダーはエックスにファイアーウェーブを託しペンギーゴの攻撃からエックスをかばう形で破壊される。

これにブチ切れたエックスは以降はペンギーゴを圧倒。恐怖で戦意を喪失したペンギーゴは「もうVAVAとは手を切るから赦してくれ」と命乞いをするが、今までの所業から赦されるはずもなくペンギーゴはナウマンダーの形見のファイアーウェーブで焼き尽くされてしまった。


”負けずぎらい”・”自分より大柄な人物が気に喰わない”・”勝ったり出世するためには卑劣な手段も辞さない”等等、最後の命乞い以外は原作や岩本版と類似点が多い。媒体によって性格や立ち位置が変わる初代の8大ボスの中では少々珍しいともいえる。


イレギュラーハンターXにおいて編集

CV:石野竜三


原作とは違い、変化のない極地暮らしに退屈しきっていたが、シグマの応援要請を受け、第17部隊と行動を共にするようになる設定になっている。そのためエックスとも顔馴染みで、彼の甘さには苛立ちを覚えていた。『The day of Σ』にも登場しており、エックスやゼロ達と共同作戦を行うシーンがある。原作のように第13部隊の隊長を殺害した上で反乱に加わったかどうかは言及されていない。

反乱への加担理由は「シグマが自身の実力を買ってくれたから」と発言しており、実力を買われたからという理由がある半面で、『The day of Σ』視聴後は「なぜ… か…きっとお前がそんな風だからだ」と意味深な発言をした上で、突如激昂するというシーンに変更される。

この発言の真意は不明だが、シグマがエックスの可能性を教えられ、何らかの劣等感を抱いた可能性がある。ノベル版では、人型レプリロイドではない事へのコンプレックスを持っていた。

小さい体で任務がこなせるように思考回路が柔軟に設計されているが、それが原因で周囲からはひねくれ者と見られている。

語尾に「クワッ」と付けている。


ストーリー面(と声)で優遇されているからか、初見では回避の難しい攻撃(ハードモード)が追加されており、SFC版と違って最弱ポジションは脱した模様。


デザインは所々シャープかつより小柄になったぐらいで旧作と比べても大きな変化はないが、背中の赤い器具も二基から一基になった点や肩に噴気孔が追加された点などの差異がある。


サイバーミッションにおいて編集

「ノーマル」の4大ボスの一人として登場。GBの事情で天井が若干低くなったため、攻撃がよけづらくなり、バスターに対する耐性も強化され舐めてかかると痛い目に合う。


使用技編集

ショットガンアイス

口から氷の弾を吐く。原作版では鈍い上に分裂しないという酷い性能(しかもたまに失敗して地面をノロノロと滑ってくる)だったが、イレギュラーハンターのハードモードでようやく特殊武器と同等の性能になる。

ただし、続編に登場するの氷系の技と違い、こちらのバスターを一方的に弾く。

ハードモードではジャンプしながら、空中で反対方向に3連射してくる。

ロックマンゼロでは氷属性に変化したコピーエックスの特殊武器として登場。


スライディング

氷上を滑走し、体当たりを仕掛けてくる。初速は速いが徐々に失速し、壁に当たると跳ね返る。

滑っている間は、無敵状態になる。


冷凍ガス

口から吹雪を吐く、当たるとエックスは氷漬けになって動けなくなる他、付近にペンギンの氷像が作られる。


吹雪

ステージの天井にあるレバーにジャンプすると、吹雪が発生してペンギン像が移動する。吹雪自体に攻撃力は無い。


弱点武器編集

ファイヤーウェーブ

バーニン・ナウマンダーから入手出来る特殊武器。氷系のボス故、炎の武器に弱い。攻撃を受けるとノックバックのモーションで燃え上がる。

しかも炎上モーションの終わりと共に無敵が切れるため、スライディング攻撃を出してこない限りは無抵抗のまま焼き尽くせる。

イレギュラーハンターXでは、この攻撃を受けると火達磨になってその場で回るが、上記のあんまりな仕様は解消されている。

サイバーミッションでは、ラッシングバーナーが弱点。

イレギュラーハンターXのVAVAモードでは、バーナー系が弱点。(こちらもナウマンダーの兵装)


獲得武器編集

ショットガンアイス

通常: 敵や壁に当たると5つに分裂して跳ね返る氷の弾を発射する。弾速が速い。

チャージ:氷の足場を作り出す。接地してから一定時間経つと前方に滑り出し、乗り物として使えるが、壁や硬い敵に当たると砕ける。よく見ると体当たりするペンギーゴの形(下半分)をしている。

一部の上級者はチャージ版の特殊な仕様を利用して空中の敵に波動拳を当てたりすることも…

正攻法だと最強候補の一角であるスパーク・マンドリラーをハメられる。

サイバーミッションでも、マンドリラーの弱点。


イレギュラーハンターXのVAVAモードでは被ダメージを半減するフローズンキャッスルのほか、バルカン系のディスタンスニードラー、ミサイル系のセロティナルバレット、ロケットパンチ系のインフィニティーギグ、カッター系のパラサイトソード、バーナー系のシードラゴンズレイジが手に入る。エックスと同様、パラサイトソード以外はマンドリラーの弱点である。


入手するだけで効果を発揮するフローズンキャッスルが有能なのは言うまでもないが、ディスタンスニードラーも数々の長所(高威力、連射可能、長射程、防御貫通、低燃費、低コスト)を備えた武器なので、VAVAモードでも真っ先にペンギーゴを攻略するプレイヤーが多い。


Xチャレンジにて編集

「ロックマンXアニバーサリーコレクション」には「Xチャレンジ」と呼ばれる「過去に登場したボスが、作品や組織の壁を超えてタッグを組んで襲い掛かってくる」モードが存在する。

ペンギーゴもシャイニング・タイガードと組んで「ビーストコンビネーション」としてエックスに襲い掛かってくる。


のだが、そのキャプションが…


「ようこそサファリパークへ。獣が存在しても除け者は存在しない」

「ドッタンバッタンと大騒ぎの戦闘」

「獣人十色の姿、形に挑め!」


どう考えても元ネタはようこそジャパリパークへです。本当にありがとうございました。


ロックマンXDiVEにて編集

CV:石野竜三

ボスキャラの一体として登場。

ボスチップとしても登場しており、ショットガンアイスはかなり使い勝手がいい。


当初はボイスが無かったが、後のアップデートてしれっとイレハンから微々たるものだがボイスが流用された。


Icy Penguigo - Summer

夏イベントではバカンスに目覚めたのか彼そっくりのサマー・ペンギーゴなるキャラが登場している。飛ばしてくる攻撃がウォーターボールになっているなどかなりオリジナルと属性が異なっている。

ちなみに公式名称がでるまで一部のユーザーから「スイカ・ペンギーゴ」とか呼ばれていたとか・・・・

ちなみに、彼が登場するイベントの題名で「全力バカンス」というフレーズがある。ん?全力バカンス…?

ミソラあぁっ!またカオスなことになってるチュン!!


関連イラスト編集

絶対零度の皇座B級ハンターVS”雪原の皇帝”

アイシー・ペンギーゴ


関連タグ編集

ロックマンX シグマ

フロスト・キバトドス

アイスマン・・・1作目のロックマンシリーズに登場した氷属性繋がり。

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