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マグネ・ヒャクレッガー

まぐねひゃくれっがー

マグネ・ヒャクレッガー(Magne・Hyakulegger / 英名:Magna・Centipede)とは、「ロックマンX2」に登場する8大ボスキャラクターの一人である。
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概要編集

異名:紅のアサッシン

パワー2900rp スピード8800rp


ロックマンX2に登場するムカデレプリロイドで、中央コンピューター施設を制圧している。

元々は第0特殊部隊に所属するイレギュラーハンターであったが、任務中にシグマに拉致されて洗脳され、イレギュラーとなってしまう。

忍び部隊出身というだけあって忍術を思わせるトリッキーな戦いが得意で、ワープを駆使して攻撃をかわしたり、天井に張り付いたりといった技を使う。


武器は磁力を持った爆弾を相手に投げつける「マグネットマイン」。

他にも首の後ろに付いた尻尾を飛ばしてエックスの周囲を取り囲んで攻撃したり、磁力を使ってエックスを引き寄せ、尻尾で捕えてウィルスを注入したりもする。

このウィルスはエックスの機能を奪う効果があり、バスターのチャージ能力、ダッシュ機能、バスターの連射機能、ジャンプ機能(完全にジャンプできなくなるわけではない)などが喰らう度に失われていく。

搦め手で攻めてくる分初見殺しに遭うプレイヤーも居るが、ウイルスへの対処法さえ分かってしまえばバスターのみでも比較的楽に倒せるボスである。

ただし、ダメージを与えたあとの無敵時間が他のボスより長め。

ボスラッシュ時は若干部屋が広くなっており、地上からダッシュ壁蹴り一回では天井のヒャクレッガーにダッシュ通常弾を撃ち込めない。


コミック版では編集

5番目の敵として登場。

初登場時は中央コンピューター施設に勤める女性レプリロイド「シルキー」という仮の姿に化けてエックス達に接近。ヒャクレッガーがでっち上げた架空のレプリロイドなのか、実在するレプリロイドの姿を借りていたのかは不明だがおかげで女装癖のあるレプリロイドの烙印を押されてしまった(あなたをおびき出すためのチャ・バ・ンとか言いだすし)

センシティブな作品

ゲームではシグマに洗脳されてイレギュラー化したとされているが、漫画版ではどのような経緯でシグマの軍門に下ったのか明らかになっていない。つまり素でイレギュラーになっている可能性もある・・・

エックスがコンピューター施設に向かった後は密かにエックスの戦闘データを収集し、「レイダーキラー」を差し向けて自らの手を汚さずにエックスを倒そうと目論み、エックスとの直接戦闘でもシルキーの姿で油断させておいて不意打ちを仕掛けるなど手段を選ばぬ狡猾さを見せる(その時正体を現す際に吐いたのが前述の台詞)。

ゲームと同じようにエックスの機能を狂わせるウィルスを尻尾から注入し、壁蹴りを失敗させる、バスターが撃てなくなるなどゲーム以上に凶悪な効果でエックスを追い詰めていく。

エックスには攻撃の手がなくヒャクレッガーの攻撃を耐えるしかない展開となるが、忍法「我慢の術」の前に決定打を与えられず焦って接近戦を挑んだところ逆に押し返されマザーコンピューターの亀裂に押し込まれ、自分がマザーコンピューターに感染させたウィルスをそこから流し込まれ機能を停止させられた。


使用技編集

X2における小柄なボスの宿命かノーマルショットでノックバックが生じるため、一部の技を一方的に潰せる。

回避の難しい攻撃は少ないが、その分各技の威力は高め。


ワープ編集

忍びのようにサーッと消えたあと、出現する。

フェイントも交えて攻撃をスカそうとしてくるが、出現ポイントが天井、地上の計4ヶ所しかなく、天井地上含め画面端が完全なる安全地帯なので対処は楽。

基本は天井で壁蹴りしつつ待って、出現を目視してからチャージショットやダッシュ(ジャンプ)ショットを撃ち込むといい。ワープでスカされた場合は可能ならダッシュ撃ち、ダッシュ壁蹴り撃ちでリカバーできればベスト。

地上に現れた場合、ダブルチャージだと出現を目視してからではジャンプでスカされる時があるため、次の行動を確認してから撃った方がいい。

通常ステージならばダッシュ壁蹴り一回で天井のヒャクレッガーにダッシュ撃ちが届く。

ノックバックで怯んだ時、もしくは怯まない技でも技の後半に攻撃を当てるとワープで逃げる。


手裏剣編集

威力:3

3つの小さな磁力手裏剣を飛ばす。

予兆があり、まばたきしながら尻尾をピクピクさせた後はこの技を繰り出す。

軌道に癖があり、ある程度追尾もしてくるのでダッシュやジャンプ機能を奪われた後だと回避困難だが、ノックバックのせいでそもそも出す前にバスターで一方的に潰せる。

天井から繰り出す場合、ヒャクレッガーの真下は安地。


ジャンプ編集

本体接触ダメージ:4

磁力に引き寄せられるような軌道でフワッとジャンプし、4ヶ所ある定位置の付近に着地する。やはり画面端はほぼ安全。

これもノックバックが生じるため、バスターではたき落とせる。

天井→天井への移動の場合、地上スレスレを飛んでるように見えて地上には接触判定が届かないため、こちらがジャンプしなければ当たることは無い。

エックスの位置と対角に移動しようとする傾向があるため、地上に下ろしてマグネットマイン(尻尾回転術)を誘いたい時は逆に壁を登るといい。


マグネットマイン編集

威力:3

尻尾を分解させ、エックスの周囲を2個(体力半減後は3個)で取り囲んだ後、エックスに向かって収束させて攻撃。本体は棒立ち。

収束する瞬間に動きが止まるので間を抜けるようにしてかわせばいい。3個でも必ず回避可能な隙間は出来る。

尻尾は攻撃を弾くものの、回転する尻尾の隙間は結構ザルなので、隙間からのダッシュ撃ちやゼロ距離からのストライクチェーン連発で体力を奪える。

上手に当てれば4〜5発は攻撃を当てられる(チャージショット×2→ダッシュ撃ち×2〜3発くらい)。

最も隙が大きい技。

壁から半歩離れた位置で待機→尻尾を散開→画面外に飛び去る寸前くらいにダッシュジャンプ→ずり落ちでスカすとロックが外れて無防備状態のヒャクレッガーを一方的に攻撃出来るバクを引き起こせる。

ロックの外れた尻尾は同じ軌道を延々回り続けるので、回っている位置が悪い場合は軌道を壁張り付きで逸らせるが、やり過ぎると解除される。


イレギュラーウイルス編集

ヒャクレッガーの代名詞とも言える技。

エックスを磁力で引き寄せてウイルスをぶちこみ、弱体化させようとする。

吸われる順番はチャージ不可→連射不可→ダッシュ不可→ジャンプ力低下の順。

エックスが最大まで弱体化すると使わなくなる。

予兆が見えたらダッシュ要素を含む行動で引き寄せられるスピードを半減させられるため、弱点武器が無くても対処は簡単。

この技も攻撃チャンスになりうるが、宙に浮かされるので予めタイミングを測ってヒャクレッガーとの横軸を合わせる必要がある。

捕まったらレバガチャ+B連打で脱出。この技の最中は本体のダメージ判定が消えるので、比較的安心してレバガチャしたり昇龍拳を当てたり出来る。

体力半減後はこの技を乱発する傾向があり、ヒャクレッガーの体力が少ないほど脱出がシビアになる。

因みに、ダッシュ不可は正確には「初動のみの動作」になるだけであり、ダッシュ撃ちやダッシュ壁蹴りは一応出来る。


入手武器編集

マグネットマイン編集

通常編集

手裏剣型の爆弾を発射。方向キーの上下で軌道を変えられ、地形に設置すると敵に触れるか一定時間後爆発する。

基本的に連射は不可能だが、地形に設置した後であれば次の弾も発射可能。設置分含め画面内に4発まで残せる。

弾速が遅いが威力は申し分なく、大型の敵も一発で破壊できたりと優秀。

爆風による連続ダメージありきでの高火力であり、小型の敵には倒すまでにややラグが生じる(一発で倒せない雑魚はほぼ居ないが)。

使う場面を選べばかなりの突破力を誇る。


チャージ編集

ブラックホールの様な、これまた弾速の遅い弾を発射。

こちらは完全な上下のリモコン操作が可能で、敵の弾、メタモル・モスミーノスのステージ背景やモスミーノス本人の吐き出すスクラップを吸収したり、それをギガクラッシュのエネルギーに変換したりと芸が細かい。

ちなみに物体を吸収するごとに少しずつ大きくなっていくが、実用上はあまり意味がない。

肝心の性能だが、連続ダメージこそ入るものの、貫通してしまうので通常版に比べると玄人向け。大型の敵には相変わらず強い。

弾速の遅さとリモコン操作を活かしサーゲスタンクの砲台をフライングして2つほど壊す事が出来る。


なお、タイミングを合わせるとチョップレジスターなどの一部の中ボスを登場シーンの途中で撃破することができる。ただし、エックスを操作できなくなって詰むことがあるので試す際は要注意。


クリスター・マイマインアジール(アジールフライヤー含む)の弱点。

マイマインはこの技を当てると殻が外れて殻に戻るまでダッシュとジャンプしか出来なくなるが、当てた直後は高速で滑ってきて壁に激突するので注意が必要。

サイバーミッションでは、ホイール・アリゲイツの弱点。


後年の作品に登場するリモートマインスクイーズボムが、この武器と似た性質を持つ。


弱点武器編集

メタモル・モスミーノスから入手できるスクラップシュートに弱く(おそらく不純物でハッキングができなくなる)、これを喰らうと尻尾が破壊され、イレギュラーウイルスとマグネットマイン(強)を使用しなくなる。

ただ、必然的に隙の大きい2つの技を使用しなくなるため、アリゲイツ同様何か当てる→怯む→逃げる…の繰り返しになってしまう(しかもこちらは逃走を阻止する手段がない)ので、クリアタイム狙いの場合は使うにしてもトドメくらいにしか使われない。

ダブルチャージショットが使えるならチャージスクラップシュートより単発火力は高い。

第2弱点武器はストライクチェーン。

サイバーミッションでもスクラップシュートが弱点。


X6で意外な復活編集

ロックマンX6に登場する8大ボス「メタルシャーク・プレイヤー」が、復活させてくるボスの中でヒャクレッガーが存在する。

水色の半透明の姿で登場し、エックスに手裏剣を投げつけてくる。

ただしヒャクレッガーを出してくる時は、エックスと対峙した時ではないとダメである。

(ゼロの場合はスティング・カメリーオ。)


余談編集

シグマとの最終決戦のステージは彼の中央コンピューターステージとなるのだが、真ん中のシグマステージ、右上のヒャクレッガーステージのどちらを選んでも最終ステージに挑むことが出来る。

また、その時点でライフアップやサブタンクを回収していなかった場合、ちゃっかり最終ステージに置いてあるので回収する事が出来る。

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