概要
パワー:10300rp スピード:12300rp
黒装束を纏った老人型のレプリロイドで、「イレギュラーハンターを逆にハントする者」を意味する3体のイレギュラー『カウンターハンター』のリーダー格。
ステージの特定の場所に出現し、ゼロのヘッドパーツを賭けて勝負を挑んでくる。
飛行ユニット「フライングサークル」に乗りながら地雷をばらまいたり、空中を回転しながらエネルギー弾を発射したりして攻めてくる。
最終面であるカウンターハンターステージでは、リーダーでありながら2番手として登場し、「サーゲスタンク」という巨大戦車に乗る。
タンクには4つの砲台があり、それらを全て破壊しなければサーゲス自身を攻撃する事は出来ない。
共に弱点武器はソニックスライサーであり、次いでラッシングバーナーの通常弾が有効。
スクラップシュートはサーゲスタンクの砲台を一発で破壊出来る。
サイバーミッションでは砲台はストームトルネード、本体はローリングシールドが弱点。
『サイバーミッション』にもタンクに乗った状態でボスとして登場するが、過去の戦いのデータを再利用したボスであるため会話などは無い。
使用技(サーゲス)
トリッキーだが攻撃力は低く、パターンにハメる事も出来るのでさほど驚異ではない。
基本的にフライングサークルで地表スレスレを行ったり来たりしながら下記の技を繰り出すだけ。
フライングサークルの両側にトゲが付いており、当たるとダメージを受ける。
どうでもいいが、脱ぎ捨てたマントにも微小ながら攻撃力とダメージ判定があったりする。
バリア
エックスの攻撃に対し、嘲笑いながらバリアを張る。
微妙に展開が遅く、弾速の速い攻撃や密着からの攻撃はバリア展開が間に合わずヒットし、台座の上でひっくり返る。
チャージソニックスライサーもバリア展開が間に合わない事が多く、大ダメージを与えられる。
拡散エネルギー弾
威力:1
大きくジャンプして回転しながら弾をばら撒く。
台座でひっくり返った後にカウンターとして繰り出し、数回連続で繰り出す事もある。
威力は低い。台座に乗って反対側に抜け、距離を取って弾の隙間に入ればかわせる。
余裕があれば反撃も入る。
地雷
威力:3
平べったい地雷を設置する。
放っておくと増長してどんどんばら撒くので、絶え間なく攻撃して出させないようにしたい。
バスターのセミチャージ以上か特殊武器で破壊できる。
使用技(サーゲスタンク)
最終ステージのボスとしては攻撃力が低いものの、地の利と回避能力を駆使してネチネチと追い詰めてくる。
単純に上下に動きながら2種類の砲撃を交互に撃ってくるだけだが、上下に交互に動く足場の上での戦闘になる上に下には即死トゲ。
更に乗っているマシンは攻撃を弾く上にこちらの攻撃を読んでいるかのようにちまちま動いて回避してくる為、まともに戦うとかなり面倒な敵。
どうでもいいが通常ステージで戦った時の帽子は脱いでいる。
砲台からの4種類の砲撃
一番上の砲台からは高く跳ねるバウンド弾、2番目からは円盤、3番目からは緩めの誘導弾、4番目からはレーザーを発射。
まともにかわそうとすると大変なので、スクラップシュートやギガクラッシュで一気に破壊してしまいたい。
砲台を一つ壊すたびに前進してきて足場が少なくなり、ギガクラッシュで壊した場合は3つ、スクラップシュートで壊した場合は2つの足場が最終的に残る。
足場は絶えず互い違いに上下するため非常に不安定。
ギガクラッシュで足場を3つ残すと一見動きやすそうに見えるが、挙動が不安定になるため逆に分裂ショットをかわしづらくなる。
分裂ショット
威力:3
四方向に分裂するショット。
砲台を破壊した後は上下しながらこれを撃ってくるだけ。
✕字型→十字型で交互に撃ってくる。単純だが分裂する場所が一定ではなく、不安定な足場と相まって非常に厄介な攻撃。
手段を選ばないなら足場は放棄してサーゲスタンクのキャタピラの上辺りに乗り、サーゲスに背中を向けた状態でチャージソニックスライサーを連発すればゴリ押しが可能。この辺の詰めの甘さも後述する人物に酷似している。
上手にチャージソニックスライサーを掠らせると上昇→下降で2ヒットが狙えるが難易度は高い。
真っ当に戦う場合は常に足場の高い位置をキープした上で弾の回避に専念。
エックスが高位置に居る場合は低位置をウロウロし、逆の場合は高位置に陣取ろうとするため攻撃のチャンスが少ない。
サーゲスが攻撃を当てられる高さまで来たときにソニックスライサー、ラッシングバーナー、チャージショット、ダッシュ撃ちで攻撃。
武器の弾の下半分をかすらせる様に撃たないとマシンに弾かれてしまう。ソニックスライサーとラッシングバーナーは通常弾ならダメージが変わらないため、当てやすい方を選んで構わない。
相当な持久戦を強いられる上、手順をミスって低い位置を取らせれるとボコボコにされる。
その正体?
書籍では「かつて世界を恐怖に陥れたマッドサイエンティストに酷似した容姿」「ケイン博士でも不可能だったゼロの修復を行ったのは彼」と記述されている。
またゲーム中ではエックスに倒された際に「ライトの忘れ形見のロボットにまたも敗北するとは」と言い残す。
これらの事からDr.ワイリーと何らかの関係がある模様だが、公式には明言されておらず、『ロックマンX4』当時の書籍でも「サーゲスはシグマに作られた」と明記されている。ゲーム中でもゼロと直接の絡みは無い。
プロデューサーの稲船敬二氏も「ユーザーに想像してもらう部分」と、あえてぼかしている。
後にX上にて当時のスタッフによりサーゲスはワイリーの助手ロボットという想定で作られていたことが語られた。ただしこれが公式設定というわけではないので注意。
また『X6』に登場するアイゾックとの関係も不明である。
漫画版
岩本佳浩氏の漫画では同作のシグマのボディも彼の制作したものとされている。