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CV:置鮎龍太郎/ジョニー・ヨング・ボッシュ (英語)


概要編集

Xシリーズ第一作目『ロックマンX』から登場し続ける主要人物の一人。

主人公エックスと好対照な赤いアーマー、ヘルメットの後部から伸び出たブロンドのロングヘアが特徴の男性型レプリロイドで、特A級ハンタークラスの称号を持つ実力派のイレギュラーハンター。エックスにとってはハンターとして先輩ではあるものの、実力を認め合うライバル、また共に戦火を乗り越えてきた無二の親友として屈託のない関係を築いている。


一作目にてエックスを助けるため死亡することになるが『X2』終盤にて復活。『X3』では再度イレギュラーハンターとしてエックスの戦いをサポートし、本作から一時的かつ条件付ながらプレイアブル化を果たした。

そして『X4』からは、エックスと並ぶPCに昇格。キャラ性能が明確に差別化されると共に、Dr.ライトによって作られたエックス同様、ゼロもまたライトと縁深いとある科学者の手で製造された事が改めて示唆されたり、本作物語の重要人物であるカーネルアイリス兄妹との関わりと顛末が描かれる形で、その人物背景や人間性にも奥行きが追加された。


後にXシリーズから派生した、Xの時代から更に数百年後の未来が舞台の『ロックマンゼロ』でも主人公として登場している。


人物編集

エックス以上に強烈に悪を憎み、彼と違ってイレギュラーを処分することに躊躇しない。普段は冷静沈着であり、感情をほとんど表に出さず任務を遂行するが、根は少々短気かつガサツでとても熱い性格(なお、『コマンドミッション』においてはその性格が顕著に現れており、従来作品より言葉遣い等が若干荒くなっている)。

作中何度もエックスのことを身を挺して守っている他、『X7』においては、シグマの策略により仲間を弄ばれた末に古巣から脱走してきたアクセルに気を遣うなど、仲間思いな面もある。

現実主義な所もあり、レプリロイドだけの世界を望むアイリスに「レプリロイドだけの世界なんて幻だ」と断じ、かつてロボットだけの世界を目指そうとしたロボットの王に100年前に存在した彼の兄弟機も「…でも俺達を造ったのは人間だぜ」と返答している。


敵の仕掛ける罠や企みをいち早く見破る場面が何度かあり、それが上述した仲間の窮地を救う活躍にも繋がっていることから高い洞察力や勘の鋭さといったものを有している…ように思える一方、恋愛においては凄まじく鈍感で、これまで登場作品にはアイリスレイヤーなど、ゼロに密かに想いを寄せる女性型レプリロイドとの交流が描かれたものの、いずれも恋が実ることはなく終わっている。

(記憶を失ったロクゼロ時代も、復活時に出会い以後長らく行動を共にする人間の女性シエルと仲間以上の関係発展は特になかったため、色恋沙汰の疎さは筋金入りと言えようか。)


戦闘能力編集

当初は自己搭載武装の「ゼロバスター」を主装備にしていたが、『X2』で復活した際に手持ち武器である「ゼットセイバー」を入手、以降はこれを駆使した近接戦闘スタイルが基本となっていった。

途中でゼロバスターに酷似した「ゼットバスター」を装備していたが、精々サブウェポン止まりの性能であり、それに伴いゼロバスターの存在はフェードアウトしていき、シリーズ後半は登場せず、ゼロシリーズでは代わりに手持ちの銃を使っている。


また、X2でボスとして登場した際には、ゼロバスター二連射の後にゼットセイバーから飛ぶ斬撃を放つ三段技「ダブルチャージウェーブ」、地面を殴りつけて周囲に瓦礫を散乱させる技「アースクラッシュ」を使用しており、後のシリーズでもこれらに似た技を使用することが多い。


エックスのように特殊武器を使う機構は持たないが(『X3』除く)、戦った相手の動きをインプットして様々な技を習得できる「ラーニングシステム」を搭載している。


使用武器編集

ゼロバスター(X1~X3)

ゼットバスター(X5~X6)

ゼットセイバービームサーベル)(X2~)

Vハンガー(二刀流ビームナイフ)(X7)

Dグレイブ(ビーム薙刀)(X7~X8)

Kナックル(X8)

Bファン(扇二丁)(X8)

Tブレイカー(ハンマー)(X8)

Σブレード(X8)


使用技編集

リンク先は、倒す事でその技を習得できるボスキャラ。

X4

雷神撃(突き)

氷烈斬(下突き)

疾風牙(ダッシュ切り)

空円舞(エアジャンプ)

空円斬(空中回転切り)

龍炎刃(ジャンプ切上げ)

天空覇(一部の敵の攻撃を切り払う)

飛燕脚(エアダッシュ)

落鳳破(ギガアタック)


X5

三日月斬(空中回転切り)

電刃(ジャンプ切上げ)

断地炎(下突き)

滅閃光(ギガアタック)

疾風(ダッシュ切り)

双幻夢(ソウルボディ)

飛水翔(エアダッシュバリア)

ダークホールド

電刃零

真・滅閃光

真月輪

幻夢零

ソウルボディ


X6

翔炎山(切上げ)

落鋼刃(下突き)

円水斬(回転切り)

旋墜斬(空中叩き切り)

氷狼牙(天井から攻撃)

烈光覇(ギガアタック)

ヤンマーオプション

ガードシェル


X7

波断撃(衝撃波)

斬光輪(光のホイール)

水烈閃(Dグレイブ技)

双燕舞(Vハンガー技)

雷神昇(雷風ジャンプ切上げ)

飛影刃(追撃鎌鼬)

獄門剣(カウンター)

爆炎陣(ギガアタック)


X8

氷龍昇(アッパー回転切り)

炎降刃(下突き)

重波斬(フルスイング)

葉断突(ダッシュ突き)

雷光閃(止まってからダッシュ突き)

螺刹旋(空中回転切り)

旋風脚(空中回転蹴り)

天照覇(ギガアタック)

烈鏡断(敵のエネルギー弾を跳ね返せる)

Dグレイブ

連葉断(連続突き)

Kナックル

岩斬波(衝撃波)

雷迅拳(ブロー)

炎降脚(斜め下キック)

昇竜拳(アッパー)

Bファン

絶鏡断(敵に向かってエネルギー弾を撃ち返せる)

Tブレイカー

大烈鎚(フルスイング+衝撃波と振動)


ブラックゼロ編集

X4・X5・X6・X8に登場するゼロの隠し形態。


ゼロの出生編集

テスト起動

生みの親は、初代ロックマンシリーズに登場したアルバート・W・ワイリーである。

型式番号は「Dr.w LAST No」もしくは「DR.W.NO∞」。

ワイリーがどの時期からゼロの開発を始めたかは不明だが、エックス同様に厳密にはレプリロイドではない(エックスのデータを元に開発されたのがレプリロイドであるため)。

製造の目的も定かではないが、各作品での描写から、恐らくはロックマンを越えるロボットを目指していたと思われる。

しかし、ライト博士がエックスの潜在的危険性(「悩む」事ができ、自分の意思で考える事ができるため、必要な状況になったなら、ロボット三原則を無視し人間を手にかける事すら可能である、必要な事態になっても彼がやるかは別として)を憂慮し、封印した事に対応して、自身もまたゼロを封印する事に決める。

それがライト博士の考えに呼応した物だったのか、あくまでもエックスを超えるためのロボットであり、エックスが居ないならば存在意義がないと感じたからなのかは不明である。


内部構造は解析困難なブラックボックスとなっており、ロックマンやエックスを作ったライト博士をもってしても成し得なかった(博士曰く「申し訳程度」の能力強化や潜在能力解放程度しかできず、強化アーマーを作ることはできなかった)、オーパーツ級の超技術が使われている。『ロックマンゼロ』の時代においても完全な解析は成されていない。その一方でエックスとの腕部の互換性があったりと、謎の残る部分が多い。


なおエックスがロックマンから受け継いだ武器可変システム(いわゆる特殊武器)は実質的な先代機に当たるフォルテには装備されていたにもかかわらずオミットされ、代わりにワイリーが独力で開発したと思われる敵の動きを学習して自らの技とする「ラーニングシステム」が搭載されている。


ただしこのシステムがあることが設定されたのは『X4』からなので、それ以前は技を使うことができない(エックスのように最前線で戦うことになってシステムが強化されたのか、最適化されたのかもしれないが)。


余談だが、ある作品でゼロの設計図を見たフォルテ「髪の長い女みたいなロボット」と嘲られる描写がある。


無題

ワイリーの思惑とは裏腹に、未来ではライト博士の忘れ形見であるエックスと固い絆で結ばれた戦友となる(ただ、ダブルギアシステム等の件で拗らせるまでは友人兼ライバルだったようなので因縁がない2人の姿とも言え、ゼロもエックスのことを友であるがライバルとしても見ている)。

彼の呪われた宿命が、結果的に世界規模の災厄をもたらした事は確かである。しかし、その宿命に最後まで屈する事無く、最後まで、友と自分を信じてくれる者達、そして人類とレプリロイドの未来と平和のために戦い抜いたその生き様は、正に「英雄」たる「ロックマン」そのものであり、皮肉にもかつての若かりし頃のワイリーが目指した「ロボットのヒーロー」だった。



全ての始まり編集

とある廃墟で発見された当初、ゼロは周囲を見境なく攻撃する暴走状態となっており、処理のために出撃したであろうイレギュラーハンターのガルマの部隊を全滅に追いやっている(Dr.ワイリーの象徴ともいえるドクロマークが描かれたカプセルから目覚めたことから、この廃墟はワイリーの研究所跡地と思われる)。


そこに新たな対処役として、Dr.ケインによって最初に生み出されたレプリロイドであり、当時としては最強の戦闘能力を持っていたイレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長、シグマが派遣される。

戦闘を開始してしばらくはシグマが優勢であったが、攻撃を受けてもダメージを負わないどころか、不気味な笑みを浮かべながらなおも向かってくるゼロに対し、シグマは次第に焦りを見せ始める。そして戦闘後半で「ラーニングシステム」によりシグマの動きを学習したゼロによりとうとう形勢逆転され、シグマは片腕を引き千切られる。高笑いしながらシグマをなぶり続けるゼロだったが、突如額の水晶体部分に「W」のマーク(恐らくはワイリーのシンボル)が浮かび上がり、ゼロは頭を抱え苦しみ出す。その隙を突いたシグマの渾身の一撃によって額の水晶体を叩き割られ、機能停止に陥る。同時にこの時、ゼロの製作者が残した最後の執念・怨念とも言える存在がシグマに影響を与え、その後の未来に長く大きな爪痕を残していくことになる。


X4のシグマの回想

その後ゼロはイレギュラーハンター本部に回収され、Dr.ケインによって綿密な検査が行われる事になる。意識を取り戻した本人は暴れていた時の記憶を失っており、それまでとは別人の様に大人しくなっていた。


ゼロの高い潜在能力を見込んだシグマは、監視も兼ねて彼を自らの指揮するイレギュラーハンター第17精鋭部隊に配属させる。配属先で数々の功績を上げたゼロは、特A級ハンタークラスにまで上り詰める。その後新米ハンターとして同じく第17精鋭部隊にエックスが入隊し、彼の良き先輩であり無二の友となる。エックスの甘過ぎる行動には度々呆れていたものの、内心では彼を認めており、自らと同等かそれ以上である高い潜在能力の存在にもいち早く気付いていた。


本編の活躍編集

ファーストゼロゼロ

X1』まではエックス(もしくはロックマン)に近いボディの形状をしていたが、同作にて大破し、次回作である『X2』で復活した(復活後、第0特殊部隊隊長へと栄転した)際、武器の追加、装甲の形状変化など、アーマーによるモデルチェンジのない彼にとってほぼ唯一の大幅なデザイン変更がなされる。この追加装備は、ゼロを修復したサーゲスによるものである。ゼロには「ゼットブレイン(額の逆三角形のレンズ)」と「ゼットハート(胸の半球形のレンズ)」という機構が設けられているが、それらがどのような機能を有しているかは明かされていない。また普段は外郭で隠れていて見えないが、胸部装甲の内側にワイリーマークが刻まれている。


しかし、戦友のカーネルや自身に好意を寄せるアイリスを自身の手で葬らざるを得なかった『X4』の事件により、彼にとってのイレギュラーという存在の定義そのものが激しく揺らいでいく事になる。その為『X4』の直後である『X5』では迷う描写が見られ、ルートによっては自分が消える道を選ぶことも。生存ルートから繋がるその後のシリーズにおいても、自分の引き際を考えている節がある。自らがかつてイレギュラーであり、場合によってはその中心となる存在であるということを本人は激しく嫌悪しているようで、イレギュラーという存在に対する嫌悪はエックスやアクセルよりも強く、言葉のところどころにそれが現れている。

X7ではイレギュラーハンターに転がり込んできたアクセルに突き放すような言動をとってはいたものの、アクセルから自らの生い立ちやレッドアラートから抜け出した経緯を聴くなど面倒見のいい一面も見られる。


イレギュラーハンターXのVAVAモードでは、エックスと共にラスボスとして登場する。弱点はカッター系兵装


Xシリーズのゼロの性能編集


  • X1~イレギュラーハンターX

プレイアブルキャラではなくエックスの頼れる相棒として登場し、主力武器としてノーマルエックスのバスターより強力な「ゼロバスター」を使用する。ゼロバスターの形状は、ファーストアーマーエックスの物に似ている。

初期状態でダッシュ機能とスパイラルクラッシュバスターを所持しており、ノーマルエックスの上位互換といえる性能を持つ。

劇中では自身のアームパーツをエックスに譲渡するイベントがある。

X1やイレギュラーハンターXでは、エックスがダメージを与えられないVAVAのライドアーマーの腕を、セミチャージの一撃で吹き飛ばしてダメージを与えている。

イレギュラーハンターXではカプセルからもらった場合とエックスに譲渡した場合でアームパーツの性能が異なり、前者は同じスパイラルクラッシュバスター、後者のゼロのアームパーツはハイパーゼロブラスターという名称になり、スパイラルクラッシュバスターを超えた性能を発揮する。


  • X2

終盤のシグマ戦直前に復活して登場する。

肩アーマーを筆頭に、全体のデザインが変化している。

コマンドミッション等の番外作を除けば唯一のモデルチェンジ。

全てのゼロパーツを集めていない場合、ボスとして戦うことができる。

エックスのダブルチャージショットを超える三段攻撃ダブルチャージウェーブ(フルチャージ2発+サーベル衝撃波)・地面を殴って破片を飛ばすアースクラッシュ・サーベルを構えてのダッシュ斬りと強力な攻撃方法を多数持つ。

加えて防御力も高く、ガードの構えを取ってエックスの攻撃を無効化する。

弱点はラッシングバーナー。地を這う炎でダメージを通しやすい。

携帯アプリ版ではゼロ本人が“出来が良くない”と評したコピーゼロとも戦えるのだが、性能は同じである。

洗脳状態ではフルスペックを発揮できないと言うことなのだろうか?


  • X3

制限付きのプレイアブルキャラとして操作可能になった。

序盤のエックスを大きく超えるライフを持ち、ゼロバスターを主力武器とする。

性能は前作のアームパーツのみを装備したエックスにビームサーベルのチャージ攻撃を足した感じである。

ダッシュ斬りやアースクラッシュなどの技は使えないが、前作ダブルチャージウェーブに相当する攻撃(説明書にはトリプルチャージショットと記載)が使用可能。

ダブルチャージショット後に放てるビームサーベルは近距離専用で、作中では他に並ぶものがないほど強力無比。

ボスや中ボスとは戦えず(一部例外あり)、ボス部屋の前に来ると強制的にエックスへチェンジする。

エックスより体が大きいため被弾しやすく、エアダッシュなどの機能もこの時点では持っていない。

ライフアップやアーマーカプセルなど、ゼロは多くのアイテムを拾うことができず、強化することもできない(エックスのアーマー装備に連動して梯子の昇降速度は上がるが)。

そのため終盤は最大強化したエックスにライフ・機動力・防御力・特殊武器など総合力で劣ってしまうが、それでも装備が足りない序盤では貴重な戦力である。

条件を満たすとビームサーベルをエックスに貸してくれるが、代わりにゼロが使えなくなってエンディングが変化する。

携帯アプリ版ではゼロでもボスと戦闘可能であり、勝利してステージクリアするとゼロには珍しいガッツポーズを取る。


  • X4

正式にプレイアブルキャラになり、使用武器はビームサーベル改めゼットセイバーのみの近接戦闘キャラになった。

ボスを倒せば必殺技を使えるようになるが、エックスと違って弱点を突けない相手も存在し(反対に一つの必殺技が複数のボスに有効な場合もある)、強化アーマーもないため、ゲーム攻略難易度はゼロのほうが高い。

エックスよりムービーイベントが豊富である代わりに、ボス4体撃破時のカーネルとの戦闘はない。

ムービーイベント含むストーリー面はゼロのほうが優遇されているが、これはエックスの詳細がある程度判明しているのに対して、ゼロは最後のワイリーナンバーズである以外情報が無く掘り下げが必要だったためと考えられる。

ゼロの隠し要素であるブラックゼロはただのカラーリング変更であり、アルティメットアーマーを持つエックスの戦闘力には遠く及ばない。


  • X5

ゲームスタートでゼロを選ぶとゼットバスターが使用可能になるが、X3までのゼロバスターとは比べ物にならないほど性能が低い。ジャンプショット不可・低威力・連射不可・射程制限有りの四重苦というどうしようもない代物である。

ゼロをメインで使うとしても、ゲームスタート時はエックスを選んでフォースアーマーを残したほうが良いだろう。

前作のラーニング技「飛燕脚(エアダッシュ)」が序盤から使用可能で機動力は高い。

必殺技は前作モーションの使い回しが多いが、威力・燃費・性能は強化されている。

なお、スパイラル・ペガシオンを倒すとゼロのダッシュキャンセル攻撃の「乱れ切り」が使えなくなってしまう。

ダッシュキャンセル攻撃を維持したければペガシオンを倒さずにコロニーを破壊するか、しゃがみキャンセル攻撃で代用しよう。

X5の特徴であるカスタムパーツの取得に難があり、セイバー関連のカスタムパーツ入手には、ゼロには恩恵の薄いエナジーアップを選ばなければならない。

隠し要素であるブラックゼロは、終盤の強化アーマー枠として登場する。ショックアブゾーバー・ショットイレイザー・ウイルスバスターの3つを内蔵しており、カスタムパーツ装備枠が4であるなど、前作より大幅にパワーアップしている。

零空間ステージ3にてエックスを操作していた場合、ゼロと戦うことが可能。

進め方によっては覚醒ゼロに変化し、戦闘が長引くと一撃必殺の技「幻夢零」を使用する。


  • X6

扱いは隠しキャラ(説明書のシルエットでバレバレである)。アナザーエリアの最初のボス、ゼロナイトメアを倒すとプレイアブルキャラとして復帰する。

二段ジャンプが標準アクションになり、前作ではお荷物だったゼットバスターの威力が強化され隙も少なくなった。

立ち絵・セイバーの形状・攻撃モーションが一新されており、ゼットセイバー3撃目は斬り上げとなったので空中の敵に当てやすい。

ただし、X4でいう空円斬が二段ジャンプ時限定の攻撃になっており、ダッシュジャンプからは使用できなくなった。

また、対空必殺技である翔炎山の攻撃範囲が狭まり、ダッシュやジャンプでキャンセルできないなど、前作と比較して不便になった部分もある。

基本は接近戦メインであるため、防御力の低いゼロは、アーマー装備のエックスほどの安定感はない。

隠し要素であるブラックゼロは、ショックアブソーバー・ショットイレイザー・セイバープラスを内蔵しており、攻撃力・防御力が引き上げられる。

必殺技は強力なものが揃っており、エックスと共通の特殊武器ヤンマーオプションとガードシェルも使用できる。

ただし、ヴォルファングから習得する氷狼牙(真上へ大ジャンプ)と、スカラビッチから習得する旋墜斬(空中から斜め下へ振り下ろし)は、コマンド入力の都合で暴発しやすいという問題がある。

特に旋墜斬は、足場のないロープアクションなどで暴発すると即死する原因になるため、操作には細心の注意を要する。


  • X7

高火力の接近戦を得意とする。

バスターが没収され、セイバーの攻撃速度低下など3D化の悪影響をモロに受けているが、セイバーに反射能力が付与されており性能は上がっている。

セイバー一撃目の攻撃力が高く、一撃離脱戦法に向く。

X7では複数の武器と飛び道具系の技を多く覚えるため、エックスとアクセルの特殊武器がエネルギー切れをしやすいこともあり、3人の中でもっとも安定しているキャラ(ゼロの技で使い道を見出だせないのは爆炎陣くらいである)。

特にデボニオンから手に入る対空技の雷神昇とアリクイックから手に入るホーミング弾を発射する飛影刃はゼロのメイン技となるので早期に入手しよう。

カラスティングから得られる双燕舞もブーメランを飛ばすことを前提にした技のために地上限定とは言え射撃武器として扱われるのでこれも早めに入手しておくと意外と便利。


  • X8

前作同様、複数の専用武器を扱う近接戦闘キャラ。

標準装備のゼットセイバー、中距離用のDグレイブ、敵弾を跳ね返すBファン、敵リフレクト無視のTブレイカー、高威力超接近戦仕様のKナックル、そして隠し武器Σブレードの6つが用意されている。

エックスらと違ってダッシュ時の姿勢が高く、移動距離も短いため敵の攻撃を潜り抜けるのは苦手。

X8では全体的に挙動が軽くなっており、『X6』以前にあった攻撃のヒットストップがなく敵の挙動を見極めにくくなった。

深入りして被弾するリスクを下げるため、ボス戦などはジャンプ斬りによる一撃離脱戦法を主軸にすると良いだろう。

今作も様々なラーニング技が用意されており、インビジブルダッシュ攻撃・対空技・対地技・ギガアタック・連続突きやクラッキング付き振り下ろしなどバリエーションに富む。

必殺技の使い勝手は装備武器によって大きく変わることがある。

中でも螺刹旋は多くの場面で使いやすい。ジャンプ中特殊技ボタンで空円斬のように回転斬りを行う技であるが、リーチの長いDグレイブで発動すると広範囲に攻撃が届く。

隠し要素であるブラックゼロは、過去作のように通常時の上位互換ではなく、攻撃力とダッシュ距離を強化して防御力を下げた攻撃重視型。

さらに、もう一つの隠し要素であるΣブレードは、ゼットセイバーと同モーションでありながら長大なリーチと破壊力、クラッキング性能を併せ持つ。

エグゼにおけるゼロ編集

ロックマンエグゼ トランスミッション』で初登場。他のシリーズのゼロとは無関係であるが、電子機器やネットナビに感染し機能を著しく低下させ、そして進化を続けるウイルス、「ゼロウィルス」から偶発的に生まれた“心あるウイルス”として登場する。

詳細はゼロ(ロックマンエグゼ)を参照。


また、6のラスボスであるグレイガのモチーフでもある。


ロックマンゼロにおけるゼロ編集

本シリーズの主人公。

世界観に合わせてデザインが変わった。

記憶を失っており、Xシリーズの頃より寡黙な性格。


ナイトメア事件(ロックマンX6)解決から数百年後の世界が舞台。

何故か封印されていて、エックス率いる組織ネオ・アルカディアに対抗するレジスタンスの少女シエルの手により目覚める。


詳しくはゼロ(Z)を参照。



ロックマンXDiVEにおけるゼロ編集

行くぜ!

サービス開始時からAランクキャラとして実装。


スキルは、『X4』時代のラーニング技だった「龍炎刃」、「落鳳破」で構成されており、上から湧いてくる敵に強い性能となっている。

また、本作の装備にはミリタルバスターというゼロバスターに酷似したものがあるため、装備させてみるのもいいかもしれない。


ロクゼロの方の彼も『ゼロ(Z)』として、Aランクの別キャラ枠で登場しており、使用技がシールドブーメランやゼロナックル等、性能もロクゼロの作中にちなんだものである。そのためXの方の彼と比べると若干癖があるが、ゼロナックルには相手に武器使用禁止状態にさせたり回復効果が備わってたりと貴重な恩恵もある。


別キャラとしてSランクにブラックゼロ覚醒ゼロの他にイベントに合わせたゼロWコーデ(スキン)、夜祭のゼロが登場しており、2021年ではなんとあの「アブソリュートゼロ」や「ゼロナイトメア」が参戦。ゼロだけでもバリエーションがかなり多いのである。


プロジェクトクロスゾーンにおけるゼロ編集

未来からやってきてプレイヤーサイドと共闘する。シグマやVAVAといった従来の敵とも戦うがクロスオーバー作品なので普通に人間を始めとした生物とも戦っている。自身よりも未来の世界を描いた作品のボーン一家とも共闘しているが犯罪者の為、思うところはある模様。


「ロックマンちゃん」におけるゼロ・・・ではない編集

???「幸せですか博士?(ボソッ)」

ワイリー「なんでコイツは人が傷つく事ばかり言うんだっ!!?」


第16話(後編)において、ロックマンの設計思想を継ぐ次世代型ロボットの開発をライト博士が行っていると知ったワイリーが開発したゼロに酷似した名称不明のロボットが登場している。

ワイリー曰く「ロックマンをベースに、小生意気な小娘のヘアスタイルを取り込み、マヌケなグルグル目玉ロボの胸部を踏襲、駄犬のカラーリングに染め上げた最強のロボット」を開発したつもりなのだが前述のような問題作へとなった。


第27話(中編)でエックスそっくりのプロト8と共に再登場し、名前が「プロトレッド」である事が判明している。ラトールに苦戦するロックマンたちにE缶を渡しに来たが、それが不本意であると語ったり、人類は愚かだとさらっと言ってのける空気の読めないキャラクターとして描かれている。


名言編集


その他編集

同じくCAPCOMがPS2黎明期に展開していた『鬼武者』シリーズの番外編タイトル『鬼武者 無頼伝』では、ロクゼロ版ゼロが隠しキャラの一人として参戦している。なおロクゼロ時代のゼロは風間勇刀氏が声を担当しているが、本作ではX時代の置鮎龍太郎氏がCVを務めている。

(おそらく、まだ風間氏によるゼロの登場作品が少なかったことや、出張先の作品にて置鮎氏が他にも前田慶次郎佐々木小次郎を演じていた影響とおもわれる。逆に、同じくシリーズからロックマンEXEおよび光熱斗も参戦しているが、コチラは当時放送中のアニメ媒体に準じたキャスティングとなっていた。)


プロジェクトクロスゾーンおよびその続編に、ロックマンX枠で登場エックスとペアユニットで登場

<XからなのでCVは置鮎龍太郎氏>


また、ULTIMATE_MARVEL_VS._CAPCOM_3ではロクゼロ時代のゼロフルアーマーエックスVAVA、アクセル、フォルテに因んだカラーリングに変更できる。何気にロクゼロ時代の姿のモチーフになったゼロの兄弟機とも言うべきフォルテがカラーリングの候補に入っている辺りスタッフの愛が感じられる。

パッと見ると、ゼロ2のフォームチェンジのように見えなくもない。


Nintendo Switchで発売された『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』には、X2以降の容姿でアシストフィギュアとして参戦。ダッシュ移動で敵を探し、敵を見つけるとゼットセイバーで攻撃を行う。なお、Dr.ワイリーも同じくアシストフィギュアとして参戦するため、ゼロは製作者と初めて共演することになる。

同作には、担当声優を同じくする悪魔城ドラキュラシリーズのキャラクター、アルカードもアシストフィギュアとして参戦するため、既に二役が決定している。ちなみに、何故かロックマンとワイリーにはボイスがつかないため、ロックマンシリーズからの参戦者としては唯一喋るキャラということになる。

撃墜されると断末魔の叫びと共にロックマンに似た爆発で消滅する。ロックマンX3以前のものが近いが、X3のゼロはライフが0になっても(SEは流れるが)爆発しなかったりする。

またスピリッツとしても登場。ロックマンXの姿で登場しランクはHOPEだが、超化するとゼットセイバーを装備したLEGEND級になる。パワーは12000を超えロックマン系ではトップでありスロットも2つあるのでかなり強力。


前作である『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の時点で追加コンテンツの一つとして、Miiファイター用のコスチュームが配信されており、『SPECIAL』でも同じく追加コンテンツとして再販。

同じくMiiファイターのコスチュームに抜擢されていたエックスも後に再販されることになった。



立体物編集

食玩「マッスルパワーロックマン」、「ロックマンベース」、「スーパーマックスロックマン」にラインナップ。※現在、入手困難


フルタ「ロックマンフィギュア」にラインナップ。※現在、入手困難


コトブキヤから立体物が発売されており、本人とオモチャの立体物が同時発売された。

塗装でブラックゼロ仕様にすることも可能である。


余談編集

  • ゼロは元々、初代『X』開発の終盤期に僅かな残りロムを試行錯誤した末に作られたキャラであるとのこと。また、いざ完成したゼロのデザインが、奇しくも原点であるロックマンシリーズの登場人物・ロールちゃんに何処となく重なる要素が多く(金髪や全体的なカラーリング等)、当時は制作陣の中で「エックス=ロックマン本人」という認識であったことも合わさり「ゼロの正体はワイリーにより誘拐・改造されたロールちゃん」という設定が考案されたとか。ただ、シリアス路線の本作シリーズとはいえ流石に「ロック通り越してヘビメタ過ぎる」ということで、最終的にこの設定は没案となったらしい(→ソース)。

  • ワイリーはブルースを修理し、ロックマンを基に造ったフォルテを製造した経緯があるためワイリーナンバーズにもライト博士の技術が盛り込まれているのでライトナンバーズのロボットと互換性があっても不思議ではないし、互換性がなければロックマンもワイリーナンバーズの特殊武器が使えないだろう(「χ-Kai」の設定を適用すると元々エックスのコピーも作っていたからかもしれない)。

  • そもそもゼロが所属している第0特殊部隊、通称“忍び部隊”的に隊長であるゼロがレプリフォース大戦の最前線で戦うのがおかしいのだが、X3の事件で相当人材が少なくなったようである。

  • 未だ判明していない謎があるゼロだが、一目で分かる謎なのが髪の毛。フォルテに「女みたいなロボット」と言われるほどに美しい金色の長い髪はゼロの大きな特徴の一つだが、これほど精巧な髪の毛をなぜ製作者が戦闘用ロボットに付けたのかは一切不明である。(ファンの間でこういうネタが生まれるのも必然であると言える。上記の没案から考えると自然とロールに似てしまったようだが、その頃からの名残かもしれない。一部からは「製作者の頭部への願望では」との見方もあるが...。)

関連イラスト編集

ワイナンズ・ゼロ落書き詰めRED BLUEゼロ■ゼロタツカプ参戦!■


関連タグ編集

ロックマンシリーズ関連編集

ロックマンX ロックマンゼロ ロックマンゼクス ゼロ(Z)


ダブルギアシステム:ワイリーが若い頃に作ったロボット強化装置。当時のワイリーはロボットを世間に認められるヒーローにすると言う真っ当な理想を持っていた。まさにゼロは皮肉にもかつてのワイリーのそんな理想を体現したと言える。


二次創作やCPなど編集

ゼERO ゼロアイ ZIZゼロ スパゼロ おべんとう


他作品編集

???・・・とある同じカプコン作品の登場人物。似た状況で奪われているようだが?


シャア・アズナブルガルマの部隊を(意図的に)全滅させた紅いイレギュラー(と書いてニュータイプ


アルカード:中の人&アシストフィギュアつながり。


その他編集

ダークヒーロー

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