CV:松岡由貴(1、2TVCM)、比嘉久美子(アニメ版以降の声付きメディア作品全般)
概要
ロックマンエグゼシリーズ全体における主人公。初登場の時には小学5年生で、後に(ゲームでは4、アニメではロックマンエグゼAXESS)6年生に進級する。
勉強の成績はイマイチだが、興味のあることには優れた才能を発揮し、ネットナビのオペレーションの技量は高い。その腕を活かして様々な事件を解決していく。
普段はお調子者かつ不真面目なものの、純粋で正義感あふれる熱血少年と王道的主人公タイプ。作中での移動手段はローラースケートか徒歩。
デンサンシティの秋原町出身。家からすぐの秋原小学校通っている。6では父の仕事の都合で才葉シティのセントラルタウンに引っ越し才葉学園に転校するが物語の終盤に起きた事件が原因で秋原町に戻ることになる。中学はデンサン中学に進学したらしい。
好物はカレー及び完熟マンゴー(アニメ版のみ)。ちなみにゲーム版ではチャーハンと味付け海苔が好物とのこと。(後に4でアニメの逆輸入でカツカレーが追加)
特にカレーに関しては並外れた情熱を持っており、かき氷にカレーをかけたゲテモノだろうが、グロテスクな深海魚をトッピングしたカレーだろうが旨そうに完食する(さすがに漢方薬をふんだんに使った薬膳カレーは一口でギブアップしたが)。
また大食漢でもあり、3日で80件近くのカレーを食べ尽くしたこともある(第31話)。
ゲーム版では、一貫して市民ネットバトラー(民間人)でしかない。
アニメ版では、『ロックマンエグゼAXESS』からクロスフュージョンを身につけたことで、ネット社会の平和を守る「ネットセイバー」となる。
そのため小学生でありながら一定の捜査権限を持ち、PETに内蔵されたネットセイバーの証明を見せることで事件現場へ容易に出入りできる。また、事件の依頼もネット警察本部から受けている。
彼の部屋にはサッカーボールを模したクッションや絨毯が敷かれていたり、HPの背景がサッカーボールで埋め尽くされていたりとサッカーも趣味である様子だが、劇中でサッカーをするシーンは無い。これは恐らく、初代ロックマンの特技がサッカーである事に由来しているのだろう。またこの他にゲーム機(ニンテンドーDSなど任天堂ハードが中心。)を所持していたり、ジャンゴを知っている様子からネットバトル以外にもゲームに興じる事があるようだ。因みに、アニメ版ではサッカー以外にも野球やボウリングも嗜んでいる。
1では燃え盛るオーブンレンジにプラグインしたり、エレキ伯爵が企む大量殺人計画を食い止めるために発電機の高電圧に耐え、2ではガスの充満する部屋でオペレーティングを行ったり、周囲を火に囲まれた状態でプラグインを行ったり、高圧の電磁波に耐える、3では建物の2階(地下階もあるため実質3階分の高さ)から海にダイブしたり、ロボット兵器の機銃掃射をローラースケートを履いた状態で全弾回避したり、6では暴走した警備ロボの火炎放射で蒸された教室の中でも落ち着いて行動しているなどスーパーマサラ人ほどではないが中々の頑丈さと度胸を誇る。
アニメ版では危険な目に遭ったり、無茶をする頻度が増えており、頑丈さもゲーム版と同等かそれ以上であるかのような疑惑アリ。
- ロックマンがダメージを喰らえばオペレーターも感電してしまう電撃デスマッチに参加させられる(第30話)
- デンサンシティが氷河期もかくやと言わんばかりの大寒波に襲われた際には普段着のまま移動を余儀なくされる(第36話)
- 厚着をしていた緑川ケロが豪雪で埋もれてしまうレベルの降雪量であり、そんな環境をしばらく歩き回れた上に気を失いかけた状態から再び歩き出せた彼の体力は異常という他ない。
- ガウスの罠により、水没した状態でのオペレートを余儀なくされる(第42話)
- 出口を塞がれた工場の窓からミキサー車に積まれた大量の土砂を流し込まれる(『AXESS』第13話)
- 一度は生き埋めになるが、なんとかCFで脱出に成功する。
- エレベーター内に閉じ込められて、扉を抉じ開ける度に猛暑の砂漠、吹雪が吹き荒れる南極、海中等の過酷な環境の影響をもろに食らう。(『AXESS』第14話)
- マグマが煮えたぎる環境下でどうしてもバトルチップを交換する必要が出た為に一旦、変身解除を行い、生身の状態でチップの交換を行う(『AXESS』第24話)
- 夏休みの自由研究(直前に視聴者に向けて話しかけている)で昆虫を追いかけ続けた挙句物理法則を無視し国境を越えて何処か分からない謎の空間に熱斗を追っかけて来たメイル共々迷い込んでしまう(流石にメイルから「ちょっと無理矢理過ぎるんじゃない?」とツッコミがあった)。(『AXESS』第44話)
- 過度な負荷がかかるため父親から禁止されているクロスフュージョンとソウルユニゾンの併用を行う。(『AXESS』第51話)
- 潜入したナルシー・ヒデの飛行船が墜落し、乗せられていた大量のカレーを浴びる(『Stream』第12話)
- 安全器具もなしに墜落で生きていた点も相当だが、カレーはMaha弐番がカレー塗れになるほどの量であり、相応の重量がある筈なのだが…。
- ビヨンダードにて、元の世界以上に身体に負担がかかる筈のCFを獣化状態で成し遂げ、五体満足で生還する(『BEAST』最終話)
- 周囲の人物が纏めて感電するほどの電力を持つアン・エレキテルの静電気をモロに食う(『BEAST+』第11話)
5ではシャチホコ城での100人斬りを耐えるなど身体能力もずば抜けている。
この他にプレイヤーからネタにされている事として、ゲームの主人公にはあるあるなのだが、事件の解決の為とはいえ実際にやったら犯罪行為にしかならない事を数多くしでかしていたりする(有名な例としてパパの部屋からIDカードを勝手に持ち去ったりするなど)。そのおかげで某所ではチームオブカーネルに付いたあだ名がチームオブ犯罪者と揶揄される事も。(チームオブカーネルは犯罪経験のある人物ばかり。ちなみに緑川ケロは未遂、バレル大佐は6で犯罪組織に加担してしまった為、まだこの時点では明確な犯罪経験はない)。
また年相応故の敵に対する甘さが目立ち、炎山から指摘されることも多く、3ではそこをつかれて多くの人の命を危険にさらしてしまったことがある。6で、獣化したロックマンを前にした際は自分の甘さでリンクナビを危険に晒しかねないことを承知の上で、最悪の場合ロックマンをデリートしてでも止めようとするなど成長の兆しを見せた。
アニメ版ではパクチー・ファランに包丁さばきを教わっており、ジャガイモをロックマンの形に斬るなど手先が器用な一面を見せた。
人間関係
桜井メイルとは幼馴染。大山デカオ、綾小路やいとは小学校の友達。
伊集院炎山との関係は初めは良好でなかったが、後に仲間として認め合うようになる。
女性関係に関してはゲーム版では特に目立った描写は無いがアニメ版ではナビのロックマン共々、結構女性キャラにモテている。
なお、「流星のロックマン2」のダブルスロットイベントで入手できる日記によれば、科学省の科学者となり、幼馴染であったメイルと結婚して「ライト」という名前の息子を儲け、ロックマンとロールの優れた部分を掛け合わせて「ロックマン・ジュニア」を作り出したとの事。ロックマンとの戦いの日々を振り返り、絆の持つ力に着目した「キズナ理論」を提唱、これが「流星のロックマン」シリーズにおける「ブラザーバンド」の起源となった(ある意味でエグゼ5に登場したココロネットワークが実現したと言えよう)。
未来からやって来た「S.S.ロックマン」と出会った際、彼は『ロックマン』と名乗ったが、自分のネットナビであるロックマンとの混同を避ける為に「スバル」と呼ぶ。また、スバルの祖先と思われる『星河』という苗字の少年と知り合いらしい。
ネットナビ
父親から貰ったロックマンというネットナビを所有している。正式名称は「ロックマン.EXE」。
戦闘では息の合ったコンビネーションを見せる。
ロックマンが敵に囚われた際には5ではブルース/カーネル、OSSではS.S.ロックマンをオペレートした。
事件が起これば携帯端末「PET」を使い、原因となっている機械にプラグイン。
「プラグイン! ロックマン.EXE トランスミッション!」
そして、その最奥で元凶となっている敵と戦うのである。
「バトルオペレーション! セット! イン!」
なお、アニメ版ではロックマン以前にはロックマンから装飾を減らしたような汎用型ナビ(CV:伊藤浩資)を使用しており、父親から送られて来たディスクでPETをアップデート。汎用型ナビを上書きする形でロックマンが誕生した。
余談
彼とロックマンはたった2年の間に世界を9回も救っている。劇中で明らかになっているものに限るが、帯広シュンの両親が死んだ飛行機事故を除いて、全てのネット犯罪に巻き込まれている。
なお、OSSでのスバルの発言(要ユーモアセンス)によると200年後の教科書に彼の偉業が掲載されているが、「サッカーで11人抜きしたこと」や「必殺のパンチがミサイル数発分の破壊力を持つ」といった明らかに誇張気味の内容が書かれているらしい。
20年後を描いた特別漫画では科学省でチーフと言われる立場についている模様。
関連イラスト
ちなみに(なかなか見る機会がないが)バンダナを外すと、元祖ロックマンのメットレス状態に似た感じの髪型になる。
関連タグ
- 星河スバル:200年後の世界である「流星のロックマン」の主人公