本家ロックマンのファイヤーマンの表記揺れになることもあるが、エグゼの表記のファイアマンは正式である。
よって、ファイヤーマンは本家、ファイアマンはエグゼ、こう使い分けられる。
勿論、ファイアマンはファイヤーマンをモチーフしている。
概要
CV:加藤木賢志
粗暴な性格で、自分の邪魔をする者は容赦なくデリートする。
炎や焼夷爆弾による攻撃を得意としている。
標準武器は腕の銃口から発射する火炎放射「ファイアアーム」。他にも頭部から発射する焼夷弾「ファイアボム」、こちらに向かって誘導する火柱「フレイムタワー」を使用する。
両腕が火炎を発射するためのバスターとなっているため高い火力を誇る。
ヒノケンとのコンビネーションはイマイチと言う設定があったが本編では特に問題は無さそうである。
作中での活躍
ロックマンエグゼ
ヒノケンの初代炎ナビとして登場する。
秋原町で起こっていた連続発火事件の犯人である。光熱斗の家のオーブンに存在していたファイアプログラムを強奪するが、ロックマンとの戦いに敗れデリートされる。
ロックマンエグゼトランスミッション
火事のインターネットのボスとして登場。ゼロウイルスの偽ワクチンが原因で暴走してしまいエリア一つを炎上させてしまう。序盤の壁でスライディングをうまく使いこなせないとまず勝てない。
ロックマンエグゼ4 トーナメント レッドサン
ヒノケンのナビとして再登場を果たす。
ヒノケンが結成した犯罪組織で爆弾テロを決行しようとするが、ヒノケンが恋するたこ焼き屋のお姉さんを巻き込むのはいけないと計画を中止することに。裏切った部下たちが計画を実行しようとするが、熱斗とロックマンの協力により食い止められた。
その後はトーナメントにてロックマンと正々堂々と対決した。
バーナーマンとのイベントでも登場。(そのため実はブルームーンにも登場する。)お互いに「どちらが熱いか」で喧嘩し、その影響でインターネットを火の海に変えてしまう。
喧嘩を止める際、熱斗が
「おい!バーナーマン!!オマエ、さてはロックマンが怖いんだな!?ロックマンは、ハッキリ言ってファイアマンよりも強いぜ!!実際、バトルして勝ったこともあるんだからな!!」
と機転を利かせた挑発に対して、
何故かロックマンに「!! ロックマン、キサマーーー!!」と怒る一面も見せた(それに対してロックマンは「ボ、ボクは何も!!」と返している)。
ちなみに必ず2周目以降に戦う相手となる(1周目の相手が必ずガッツマンであるため)。
ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション
プレイヤーには「熱血で暑苦しい悪友」のように接してくれる。炎属性のチップを手に入れた際にファイアマンの体に組み込むとHPが成長していく。専用武器がファイアアームだけなのが寂しいがブラックボムを主力として扱えるのが強み。
ファントムオブネットワーク
キャッシュの手によって過去のデータから生み出されたファントムナビとして登場。物語中で最初に戦うことになるファントムナビである。
ロックマンエグゼ(アニメ)
ゲームと同じく、WWW団員のヒノケンのネットナビとして第一話から登場。
秋原町で連続発火事件を起こしていた。
ゲーム版では荒っぽい性格しか見せなかったが、おびき出す作戦が上手くいかないことに気付いたヒノケンに「ヒノケン様・・・」と失笑しながら呆れる面もある。
また、自分自身も同話にてヒノケンが熱斗とロックマンに用意した挑戦状を本人にではなく「いつも一緒に居るから」という理由でロールとガッツマンに手渡し、行き違い(ロックマンとロールは喧嘩中であり、ロックマンに挑戦状は届いていなかった)から挑戦状の時刻になっても現れない事に痺れを切らしたヒノケンに「ちゃんと渡したんだろうな!?」と問い詰められた際にはしどろもどろな焦りを見せるなど、コミカルに描かれることも少なくない。
熱斗とロックマンには幾度となく敗北するが、その度にヒノケンとともに二人をしつこく付け狙う。
ゲーム版同様、ファイアアームとフレイムタワーを使用する他、アニメオリジナルとしてフレイムソードも使用する。ファイアアームがゲーム版同様の火炎放射の他、マシンガンの如く火炎弾を連射するパターンも持つ。フレイムタワーも、ゲーム版は腕をこちらに向けて発動するが、アニメ版は腕を大きく振りかぶってから地面に拳を叩き込んで発動するという派手なシーケンスになっている。
物語中盤にネットマフィア『ゴスペル』のウィルス工場を破壊しようとインターネットシティの地下に潜りこむが、反撃に遭う。なんとか逃げようとするが、彼の後を追っていたフリーズマンにデリートまで追い込まれ、データの残骸となってしまった。
ヒノケンは、
「お前にはたんまりと手柄を立てさせてもらったな。なぁ、相棒...。ここに居てやるからな、俺がお前の最期を看取ってやる」
と、語りかけ彼の最期を見届けようとしたが、色綾まどいの説得と名人の手により、ファイアマンのデータからヒートマンとして復活を遂げさせた。
その後、フリーズマンとの命がけのリターンマッチに勝利した。
第二期ではプラントマンとの戦いで再度デリートされかけたときヒートマンの中に眠るデータを引き出して、ファイアマンとして再び復活する。そしてロックマンとソウルユニゾンし、プラントマンを撃破する。
なお、フリーズマンの頃から、ロックマンとの関係は敵ではなくライバルと言った描かれ方になっており、この話では既に熱斗の味方として活躍していたヒノケンと同じく、完全な味方となっており、「ロックマン!後で必ず駆けつけると言っただろ?」と言った、共闘するセリフも見られた。
お気づきの方もいらっしゃるだろうが、この「ファイアマンからヒートマンへとデータを移して復活させる」という展開はゾイド-ZOIDS-においてアーバインがコマンドウルフからライトニングサイクスに乗り換えた時と全く同じであり、監督が同じであり、更にはアーバインと名人の担当声優が同じであったという所から実現したパロディである。
関連イラスト
余談
仮面ライダーにも同名の怪人が存在する。詳細についてはこちらで。
海外でのアニメの名前はトーチマン。トーチマンはのちに本家にも登場するが、何の因果か声優がヒノケンと同じ。
ファイヤーマンではなくファイアマンになったのは文字数の関係。