概要
ボボボーボ・ボーボボのコミックス8巻に収録されている奥義87でのOVERの発言。
前話(奥義86)で強敵OVERに対し、三馬鹿は様々な攻撃を繰り出すも全くダメージが通らない。ボーボボは田楽マンをぶつけて彼の獲物のハサミを落として隙を作るものの、新たにOVERはハサミを2つ召喚し二刀流で切り刻もうとする。このボーボボの危機に首領パッチと天の助は武器として二世帯住宅を放り投げ、それがはじかれた勢いで繰り出されたボーボボの強烈なパンチにOVERは吐血、ついに彼にダメージを与えたところで奥義87につながるのである。
「許さねえぞ…よくもオレ様をここまでコケにしてくれたな」
「殺してやる…」
怒らせてしまった事でボーボボたちが焦る中、天の助がコーヒーを飲みながら「大変だねアンタら」と他人事のように呟くが次の瞬間、
「殺してやるぞ 天の助」
と突然殺意を向けられ(しかも、しっかりと名前を覚えられている)、飲んでいたコーヒーを垂れ流しにしながら絶句する。
前述の通りボーボボ側は3人で戦っている上、彼に一撃お見舞いしたのはボーボボなので、ここでピンポイントで天の助に怒りの矛先が向くのは理不尽に見える。
ただし天の助はここに至るまでにOVERをぶん殴って自作のスープに顔面を叩きつけた挙句に壁を叩いた拍子に城を破壊している。
城がハリボテ同然の作りだったことが原因で天の助に悪意は全くなかったとはいえ、殺意を向けられるには十分過ぎるやらかしをしている。
そもそもの話、天の助は(クビにされたとはいえ)元毛狩り隊Aブロック隊長であり、マルハーゲ四天王であるOVERから見れば正真正銘の裏切者である(後にOVER自身もボーボボ側に寝返るのだが…)。
この危機的状況に天の助は機嫌を直してもらおうと、バーのマスターに扮したボーボボに頼んで奢りのカクテルを提供しようとする。
しかしボーボボは天の助からの宣戦布告と称してOVERの顔にぶちまける。
おまけに首領パッチまで天の助の酒と銘打って彼の頭上から酒をぶっかける。
焦った天の助は愛用のぬのハンカチで彼の体をキレイにするが、二人のノリに釣られて「もう一発」と叫んで彼の顔にカクテルをぶちまけてしまい、結局極悪斬血真拳カボスでバラバラにされてしまった。
これ以降も天の助は何事もなかったように復活しており、ちょくちょくOVERに対してナメたような態度を取っており、その度に彼の怒りゲージを上昇させたり、文字通り八つ裂きにされたりしている。
ある意味究極の命知らずである。
アニメでは天の助が口にしたのはペロペロキャンディーに、OVERの発言は「細切れにしてやる。切り刻んでやるぞ天の助」と少し軽い言い方になっている。
(天の助の方も口にしていたペロペロキャンディーを驚きと絶望の余り噛み砕いてしまうという演出に変更されている)
なおボーボボ本編において不可解なタイミングで天の助に矛先が向く事は頻繁に起こることであり、OVERの次に戦う四天王のハレクラニに至っては本当に特に何もされていないにもかかわらず、「目障りなヤツから順に1円にしてやる!!」という名目で真っ先に天の助を攻撃していたりする。
まさかの理不尽なトレンド
2021年4月1日、ボーボボとグランブルーファンタジーのコラボイベント「奥義外典全空ハジけ祭り」が開催。
公式twitterでは5万RTを達成できたら宝晶石3000個をプレゼントするキャンペーンを行っていた。
その内容が『RTの数だけ「ところてんマグナム」が発動!』と煽りつつ天の助の体をブチ抜いてマグナムにするボーボボの画像、 ハッシュタグに「グラブル」「ボーボボ応援」に加えて「殺してやるぞ天の助」が混ざっているという理解力の高さで、あっという間に達成しただけでなくこのセリフがまだまだ遊び道具にされる羽目になった。
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