「田楽を食わせるのら~」
プロフィール
CV | 金田朋子 |
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年齢 | 生後半年(人間換算で9歳) |
身長 | 43cm |
体重 | 8kg |
血液型 | A型 |
誕生日 | 2月29日 |
趣味 | マンガを描くこと |
特技 | メイクアップ |
好きなもの | やわらかいもの |
嫌いなもの | 孤独 |
足のサイズ | 肉球がデカい |
最近嬉しかった事 | 新しいバイクを買ったこと |
最近腹が立った出来事 | ボーボボにバイクの鍵穴をガムで埋められたこと |
尊敬している人 | 竹内力 |
自分を有名人に例えると | 押尾学 |
宝物 | 友情 |
好きな言葉 | 「田楽を食わせるのら〜」 |
旅をしてみたい所 | 仲間たちといける場所ならどこでも |
概要
本人曰く犬だが全く似ていないため、生まれたときから家族に疎まれていた。
そのトラウマから、友達を欲しがっている。また、ハジケリストでもある(ただしハジケリストが何なのかは知らない)。
毛狩り隊Zブロック隊長だったが、ボーボボとの戦いに敗れ、毛狩り隊をリストラされた。
その後ボーボボから仲間の誘いを受けたためOVER編で再登場し、仲間になった。
見た目こそは可愛いが、いざピンチの状況になるとすぐ寝返ることが多く(そのときには黒ビキニを装着し、化粧をした状態である。尤も大体は敵側に見捨てられるが)、ボーボボ達がそのピンチを切り抜けると手のひらを返してボーボボ側につくため、ボーボボの仲間の中でも厚かましい。
そのせいか、キャラによっては、仲間からは天の助と同等もしくはそれ以上に評価が低かったり(最終回のマルハーゲ同窓会には天の助は呼ばれているのに田楽マンは呼ばれていない)、敵に無視されたり自分も巻き添えを食らうなどひどい目に遭うことが多い。しかしそんな本人のメンタルは意外と強かったりする。
かつての地位の割には実力にギャップが生じている(かつての同僚であったソフトンでさえ「なぜこんな奴が隊長の座に上り詰めたのか(意訳)」と困惑のコメントを送った程)が、現代の毛狩り隊より遥かに強い旧毛狩り隊の隊員を一撃で倒すなど戦闘能力は皆無ではなく、闇皇帝編のハイドレート戦で「田楽メンコ」という必殺技で絶体絶命の状況から形勢逆転させた。
第二部では番外編で長らく天の助やハンペンが本編に出演できない事を嘆いている中ぐったりしており、終いには身体中にキノコが生えてしまい、第二部で新たにボーボボの仲間になったガ王に可愛い系の座を取られた事を悲嘆する(後にガ王も本編でマスコット枠の座に対抗心を燃やす)。
そして本編では東京マルハーゲ23区のネオ足立区に捕らわれており、そこを支配するGURAさんが倒されると再加入する…が、その条件たるや
金塊500Kgと「田楽マンがどれだけ必要か」をレポート用紙800字詰め10枚に書いて1人ずつ提出。そのうえで誠意が伝わっている事
…もはや何様かも分からない程に図々しい(ビュティ談)。
当然ボーボボには「じゃ、いらね」と拒否されるも、その後もボーボボ一行について行っている。
三大王のかまら戦ではビュティと共に人質にされ、当然の如くボーボボから「ビュティー!(田楽はいいけど)ビュティー!!」と叫ばれる。
ツルリーナ3世戦においてもナメ郎が彼に反抗すると3世を馬鹿にしている。
以外にも人気投票の結果は高く、ボーボボや天の助、ビュティを押しのけ2位の座に君臨した事もある。
アニメ版では軍艦編のアニオリシーンで先行する形で初登場している。
類似キャラクター
作品のマスコット的な脇役であり、小さくて可愛い容姿、すぐに敵側に寝返ったりするが憎めない性格など、多くの共通点があり存在感が似ているキャラクターとしてクレヨンしんちゃんに登場するぶりぶりざえもんがいる。
なお、2つの作品(ボーボボとクレヨンしんちゃん)に関連性はない。
余談
彼との戦闘の際、Zブロック隊員達から一斉に「田楽マン帰れコール」を浴びせられるシーンがある(アニメ版ではパラパラと帰れコールが始まり、やがて帰れの大合唱になるという、よりエグい演出となっている)が、その理由は「可愛いから皆好きだよ」と隊員達に言われていたにもかかわらずそれをスルーして敵であるボーボボに友達になる事を懇願したため、というのが有力説としてあがっている。
そもそも彼は「友達が欲しい」といいつつ、仲間であり、まず友達になって欲しいと言うなり態度で示すなり出来たはずの者達が近くにいながらその彼等には可愛らしく振る舞い媚び諂うだけで本音を見せず、マスコットとしての立ち振る舞いを終始していた。
当然「遊園地を闊歩するマスコットキャラクター」と同列の存在と友達になろうと考える狂人が居るはずもなく彼の友達になってくれるものは一人も現れなかった。
ボーボボ襲来の際「可愛いから皆好きだよ」とフォローしてもらったはずなのにそれをスルーしたのは彼等からの扱いがマスコットとしてのそれであり友人としてのモノではない事を理解しているがゆえと考えられるが、それならば敵よりまず味方に本心を打ち明けるべきだったし、分かっていたならマスコットの様な振る舞いを止め、本音でぶつかるべきであった。
そうする事で皆が離れていく事を怖がっていたのなら尚更ボーボボ達に擦り寄るのはおかしく、彼等に対してもマスコットの振る舞いをすべきであった。
仮に彼等が「離れて行ったとしても敵なのだから元からいない存在」という打算ありきで本音を明かしたのであればそれはとんでもなく失礼な扱いであるし、行いにまるで誠意がないといえる。
そういったするべき努力を怠ってマスコットで居続けたくせに怨敵であるボーボボ達に友達になってくれと本音を晒し懇願し始めるのはZブロック隊員からすれば手酷い裏切りであり、ボーボボ達からしても「何故それを俺たちに言うのか?」という話である。
その様な仕打ちをしていればブーイングを食らっても当然であるため、あのシーンはボーボボらしく「展開こそハジケていて理解不能」だが「要素要素を抜き出して考察すると、登場人物は至極真っ当な反応をしている」という典型的なシーンである事がわかる。
最終的に首領パッチが「俺が友達になってやる」と手を差し伸べるも、ボーボボはそれに納得せず「友達になりたいなりたい言ってれば友達になれると思って甘えてないか?」「お前は友達なんか作っちゃダメだ、ずっとひとりでいるべきだ」と辛辣に批判している。
その後「友達を欲しがるのがそんなに悪い事なの?僕は一生独りぼっちなの?僕だって友達欲しいよ」とガチ泣きする田楽マンに「んなこと言ってねーだろ!話はちゃんと聞け!」と一喝(どう聞いても言っているのだが、この時田楽マンは友達と言うものを根本から誤解しており、友達が欲しいという本音とは別に犬としての兄貴達を見返す道具としても考えていたので「そんなお前に友達を作る資格はない」と断じたのである)
その上で「口先だけの友情に何の価値もない、友達友達と口にする度軽くなり、距離は離れていくんだぞ」「本当に友達が欲しいなら本音でぶつかってこい、俺はそれができるやつを友達だと思ってる」と田楽マンの本音を受け止める姿勢を見せるが本音でぶつかってきた田楽マンを「友情パワー」で一蹴、「孤独は罪だ、一人で勝てるわけねーだろ」とこれまた辛辣にトドメを刺していた。
このように、田楽マンは周りに評価・愛情や友情を求めすぎるあまり、どこまでも図々しいを超越した言動を繰り返しているが、裏を返せばそれだけ「自分に自信がない、自分を愛せない」いうことでもある、それだけ多くの称賛と要望を以ってでしか自分を肯定できていないのだ。
自分を愛することができれば、たとえ友達が少なかろうとある程度何とか出来るのだが、家族という最も身近な存在から、自分自身を半ば否定され続けた彼には難しいのもまた事実。
彼が真に救われるのは、雑に扱い、積極的に誘いこそしないものの、勝手についてくる彼を捲くなどで排斥もしないどのような状況でも勝手についてくるなら、共にいることを許してくれた、ボーボボ達の偉大さに気付いた時だろう。