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概要編集

1964年1月4日生、大分県佐伯市出身。本名は、字は同じで「ちから」と読む。


父は家具職人であった。

高校卒業後に一度は就職するが、2年ほどで退職し、地元の先輩を頼って上京。アルバイト先のライブハウスでスカウトされ、22歳で俳優デビュー。

なお、高校時代は地元でも有名なツッパリで、喧嘩に明け暮れていた。一方でバイクに乗る時は、近所迷惑にならないように家から離れた場所にわざわざ出かけていたという。


彫りの深い顔立ちが特徴。子供の頃は「アメリカ人」というあだ名がついていた。

若い頃は端正な容姿からトレンディ俳優として、さわやかなスポーツマンや御曹司など典型的な二枚目役を多く演じていた(本人曰く「宣材写真では前髪を下ろしていたので、おとなしそうに見えたのであろう」)が、元々アクション俳優志望であったことや本人の素の性格とのギャップに悩み、自らチンピラやヤクザなどの役を志願するようになる。のちにVシネマを中心に活動するようになった。

特に『ミナミの帝王』シリーズの萬田銀次郎は当たり役で、今ではすっかり強面俳優のイメージが強い。

一時期は(同じく九州出身で同世代の)哀川翔と並んで「Vシネの帝王」の異名を持つほどであったが、2000年代後半ごろから再びテレビや一般の映画にも出演するようになっている。


また、1997年に映像製作会社「RIKIプロジェクト」を立ち上げ、映像プロデューサーとしても活躍している。


俳優としてデビューする前には、三和銀行淡路支店(現・三菱UFJ銀行淡路支店)にて銀行員として働いていた経験を持つ。そのため勘定を特技としており、『ミナミの帝王』では堂に入った捌き方を披露していた。

一方、関西地方への在住経験はその銀行員時代の数年間のみのため、実は関西弁の習得にかなり苦労したとのこと。『ミナミの帝王』製作時、関西弁で台詞を吹き込んでもらったテープを必死に聞いて練習している様子を柳沢慎吾に目撃されており、現在に至るまでたびたびいじられている。

ちなみに銀行員時代からリーゼントだったが、営業成績が良かったため黙認されていた。


近年では様々な役柄に挑戦する作品を手がけており、コメディではコワモテとのギャップも相まって独特の存在感を見せている。NHKの「落語THEムービー」においては「木乃伊取り」で強烈な酔っ払いを演じ、視聴者の度肝を抜く怪演を見せた事もある。


ゲーム、『龍が如く0』ではヤクザの幹部である阿波野大樹を演じた。

ちなみにゲームの発売記念イベントに出席した際に「うちの息子も『リュウ』(という名前)なんだけど、いつまで経っても出演依頼が来ねえなって」と、かねてから縁を感じていたことを語っている。


私生活では2000年に飲食店勤務の女性と結婚し、子供も生まれたが、多忙な生活によるすれ違いを理由に2006年に離婚。その後2010年に別の一般女性と再婚(共に再婚)した。前妻との間の子供と、再婚相手の連れ子とともに暮らしていることが報じられている。

ちなみに、以前は自由が丘のかつて某国の大使館として使われていた大豪邸に住んでいたが、広さを持て余していたことや、年齢を重ね体調のことも考えて「終活」を意識するようになり、2022年になって売却している。


以前は喫煙者であったが、現在は禁煙している。禁煙を決意するきっかけとして、親友で、RIKIプロジェクトに所属していた俳優の安藤麗二(アンドレ)が、長年の喫煙習慣が原因で肺がんになり、亡くなる前に「たばこをやめてください。俺みたいにならないでください」と言い残したことがあるという。

芝居で吸わなければならない時には葉巻を使って、肺に入れずふかしているだけであるとのこと。


ミナミの帝王の萬田銀次郎が当たり役であったため、今でも関西方面(特に大阪府)に行くと、「銀ちゃん」と本名でなく役名で声をかけられることが多いと語っている。

関連タグ編集

ミナミの帝王 Vシネマ コワモテ

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