プロフィール
概要
親の都合で別居していたヘッポコ丸の妹。金髪のツインテールで目の色は青。
ネオFブロック隊長「名古屋兄弟」に捕らえられていたと思われたが、実はすでにバブウによって強化人間へと改造させられており、真Fブロック総隊長としてボーボボ抹殺の切り札とされていた。同時に「ボーボボ一味は兄を誑かす悪い奴ら」と吹き込まれており、勘違いした状態で彼らと対峙することになる。
ボーボボを一度は追いつめるも、聖鼻毛融合の前に敗れる。戦いを通してネオマルハーゲ帝国が自分を騙していたこと、負けた自分が捨て駒にされたことを知り、ボーボボ組の仲間に加わった。
天真爛漫で人懐っこく、世の中ナメ郎とはネオマルハーゲ幹部養成施設「ツルリーナ・エリートアカデミー」を卒業した(本人曰く)大親友である。また、仲間になってすぐ首領パッチを「パッチン」、天の助を「プルルン」と呼んで親しい仲になっている。特にビュティのことは「お姉ちゃん」と呼んでかなり懐いている。
「アハ」が口癖で、ダメージを受けている場合等を除き、語尾にはよく「☆」や「♪」がつく。
また、後述の真拳の力だけでなく天性のバトルセンスを持っており、相手の技を見切る観察眼や対抗策を編み出す技術に長ける。
ボーボボたちのハジケを混ぜた攻撃にもある程度対応できるが、毎回乗っかることはできず、ビュティのようなツッコミポジションに回ることもある。
ラブリーマジカル真拳
往年の魔法少女を彷彿とさせる真拳。ハートのステッキを常備しており、ファンシーな演出の奥義を放つ。
しかしボーボボの世界観宜しく、ナイフの雨や豪傑おっさん天使召喚などハチャメチャな技もある。
シャボン☆バリアドーナツ
ウォーターver.で使用。リング状の泡で防御する。
奥義
エンジェルちゃんの夢ごこちキッス
筋骨隆々な髭面の天使のキスで相手を内部から破裂させる。なおこれの直前ポコミは「ムキムキ嫌い」と言っていた。
キラキラ☆流星群
多数の星を集中させて放つ魔法技。
ポコミのかわいい下僕(しもべ)ちゃん
自分のパワーを相手に注入して下僕にする。作中では首領パッチに使用。
天使さんの涙☆大津波
文字通りの大量の水で相手を攻める技。性質上味方を巻き込みかねない技だが、首領パッチと天の助は特にケアされなかった。
バブルシャボン・フラワー
ウォーターver.で使用。顔付きの泡を飛ばす。
超奥義
第2部全般に言えることでもあるが、作中では通常の奥義は少なく超奥義が殆どを占める。
また、強化剤『善滅丸』を服用することで一時的にだが二段変身をも可能にする。
ポッポコ☆ハンマー
ステッキをハンマーに変える技。元々ステッキが打撃武器として使われるためか、何度も使用された数少ない奥義の1つ。
キラキラ☆ドレスチェンジ
ポコミが一番使用する変身形態。美少女戦士に変身するが、変身素材にワカメやゴミ袋が混ざっており、少々ハジケている。
ニコニコ☆お天気さんのくしゃみ♪
名前とは裏腹に包丁の雨を降らせる。
超だだっこ☆パンチ
駄々をこねるレベルの可愛らしいパンチ。だが段々激しくなっていく。
セクシーレディ・ポコミ♡
肉体年齢を成長させた形態。天性の戦闘センスと合わせれば、ボーボボの聖鼻毛融合を阻止するほどの実力を得ることができる。
魔女っ子ガールズ☆大行進
大量の魔女っ子を呼んで戦わせる。
スターダスト☆メモリー
無数の星やハートを降らせる。
高速ニンジンさんロケット
ニンジンを突き出すと同時に巨大ロケットを飛ばす。
どすこい☆プレス
可愛い顔の力士を召喚して押しつぶす。
虹色☆天の川(レインボーアイランド)
超ポッポコ☆ハンマーから天の川のような攻撃を放つ。
ポコミ☆ウォーターverコスチューム
防御面に優れた変身形態。この状態ではステッキが変形し、使用する技も水系統に傾倒していた。
バブルペット☆わんちゃんズ
ウォーターver.で使用。ニトログリセリン製の泡で出来た犬を作り、それをキュートな赤色ウインクで爆破する。
アワアワカーテン
ウォーターver.で使用。泡のカーテンで防御。
ポコミのアワアワお人形さん☆
ウォーターver.で使用。泡で自分の分身を作る。
あっぱれポコミ玉☆
ウォーターver.で使用。巨大な泡の塊を作って投げる。
魔法アニソン☆お歌のお姫様(プリンセス)
田ボの「ONE・SONG・ミュージアム」とほぼ同じ。
マジカル百鬼夜行☆
天の助と首領パッチが融合したステッキで魔法界の門を開き、不思議な生き物の列を召喚。
ぷっくぷく☆ハリセンボンさん
超巨大なハリセンボンのハンマーで叩き潰す。
ポコミのらくがき☆大砲波
ボーボボの尻にステッキを刺す事でボーボボの身体が開き、そこから大量のラクガキが出てきて攻撃する。何故かこの技はマジカルラブリー真拳。
善滅丸×4
強化人間への改造を受けたためか、通常は1錠で強烈な副作用のある善滅丸を彼女は4倍増しで運用することができる。
とはいえ、一度の戦闘で2回以上の服用は無茶な運用にあたる。
ポコミドライブ
通常の変身と比べると髪の色以外に変化はないが、「全ての障害をブッ飛ばす」シンプルなパワーアップ。
余談
- 最初に登場したのは実は原作3巻の扉絵、本編開始時よりも更に前の時系列を描いたであろうヘッポコ丸(と何故かいる首領パッチ)のイラスト。おんぶ紐で兄の背中に乗って眠っている少女が彼女である。第1部では特に語られることはなかったが、髪留めや8歳差の兄妹であることを踏まえると、唐突な登場人物ではなかったということになる。
- 破天荒と初めて出会った時、そのシリアスめな雰囲気からポコミはナメ郎を想起させていた。もしかするとクール系がストライクゾーンなのかもしれない。
- ヘッポコ丸の妹だからといってオナラ真拳は一切使わない。理由は言わずもがな。上述の経歴やら肉体変化技で読者の性癖を歪めさせたり天性の戦闘センスが有り兄と同じ奥義を習得出来る可能性はないといえども年端も行かない幼女が兄と同じ醜態を晒そうなんぞ少年誌的にサービスガール以上にアウトなのは想像に難くないだろう。
- 兄は、妹をさらわれ人質とされたことでネオマルハーゲ側についていたが、描写を見る限りだと第1部のころから帝国のアカデミーに所属し、養成を受けていたのである。つまり、兄は最初から「妹を帝国にさらわれた」という嘘にまんまと乗せられていたということにもなるため、余計に兄の不憫さが増すこととなった。