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アウラ、概要を説明しろ。

山田鐘人原作、アベツカサ作画の漫画『葬送のフリーレン』にて、フリーレン断頭台のアウラが対峙し、勝利したフリーレンがアウラに下した命令。


アウラ、経緯を説明しろ。

「使用者と相手の魔力量を比較し、小さい方が大きい方に強制服従する」という効果の《服従させる魔法》(アゼリューゼ)を仕掛けたアウラだったが、フリーレンが魔力を過少偽装していたおかげで自分が服従させられる結果に終わった。

勝負がついた直後、フリーレンはその場に呆然と立ち尽くすアウラを残して踵を返し、もはや彼女を一瞥すらすることなく静かに命じる。


「アウラ、自害しろ」


この命令を受け、アウラは500年以上を生きた魔族である己をはるかに超える実力者が存在したことへの驚愕と屈辱に喘ぎ、「…ありえない…この私が…」と絞り出すように呟いて泣きながら自身の首に剣を当て、これまでに処刑した人間たちと同じように自らも断頭台の露へと消えていった。


アウラ、この命令を下した理由を説明しろ。

「別に殺さなくても文字通り人類に服従させておけば便利だったのでは?」という意見も散見されるが、それは作中での描写からすればあまり得策とは言えない。

作中で直接な描写がないため忘れられがちだがそもそもこの世界の魔族は人食い生物である。

(ただし食性に関しては「人間しか食べられないわけでもない」とする台詞もあり、ある程度雑食であるらしい)

最も問題となるのは、フリーレンの師フランメ「魔族は言葉の通じない猛獣である」と定義付けたことからもわかるように、魔族と人間の価値観があまりにも違い過ぎるという点である。


魔族が人間やエルフやドワーフなどの種族と決定的に違う生物であることを描いたエピソードの一つとして、勇者ヒンメルが魔族の少女(のようなもの)を保護した事がある。

ヒンメル一行の80年前の旅の中、みすぼらしい少女の姿をした魔族がある村を襲って村人の娘を殺し、魔族と同じになりたくないという村長の温情で見逃され村長夫妻に保護されるという出来事があった。

ヒンメルはフリーレンらの「魔族はすぐに殺せ」と言う忠告を押し留め、村長の意向に従ってこの魔族に止めを刺さなかったのだが、それで起こった結果は「娘を殺された両親の殺意がうっとうしい」→「村長の家の娘を代わりに差し出せば許してもらえる」という思考回路で村長夫妻を殺害したという、あまりに突飛で自分勝手な理屈に基づいた再度の殺人事件であった。

この事はヒンメル自身にも「魔族に人間の価値観や道徳は全く通用しない」と改めて認識させると共に、この魔族は結局フリーレンの手で葬られるという末路を辿っている。


また、アウラと同じ七崩賢黄金郷のマハトは、ヴァイゼ領主に仕えた時に魔族の心を操る「支配の石環」を付けて「人間に悪意を抱いたら自ら命を断つ」という制約(最もその制約をしたグリュックはマハトを理解しそれが何の意味がない事を理解していたが)を交わすが、「悪意」を理解できない魔族には何の意味もなく、ヴァイゼの町を丸ごと黄金に変えるという凶行に及んだ。


人間の捕食のために人語を操る魔物を祖先にもち、その本質をそのまま受け継いだ魔族は、魔物と同じように子育ての習慣がなく、その子供は生まれながらに捨てられるため「親」や「兄弟」といった「家族」という概念が魔族には存在しない。そのため、一族の繋がりが重要な構成要素である人間社会の倫理規範をそのまま魔族に当てはめて同情や憐憫の対象を見出すこと自体が危険であり、魔族をあえて生かしておくメリット自体が皆無なのだ。


魔族は怪我をして追い詰められたりすると「お母さん…」などと呟いて涙を流す様子を見せる(幼い子供の容姿をしている魔族)事があるが、上記の通り魔族に家族等と言う概念は最初からない。このような事を言うのは、「そう言えば人間が油断すると知っているから」に過ぎない。


このように、魔族自体が人間にとって理解の及ばない生物であるため、たとえ魔法で制御下に置いたとしても、人類側の思考形態に基づいで下された命令を魔族特有の思考形態により全く異なる形で解釈して実行する可能性が高い


こうした魔族の本質への警戒心の強さからフリーレンは「魔族に対して情けを一切かけてはいけない(=即殺すべき」というスタンスを固持している。それがゆえにアウラに容赦なくこの命令を下したのである。


彼女が衛兵に捕まったのは往来端でリュグナー一行を見かけた際に、一目で魔族と見破った上で問答無用で殺しにかかったのが原因だが、その行動も上記のスタンスに起因している。

前述した過去の出来事においても、幼い子供の姿をした魔族の本質を測りかね保護を申し出た村長の意向を尊重して様子見に留めたヒンメルに「さっさと殺さないと後悔することになる」と忠告している。

また、彼女は同胞を皆殺しにした魔族に対し強い憎悪を抱いているため、アウラを見逃すという選択肢はどの道ありえないのである。


さらに言えば、今のフリーレンは幻影鬼が見せる大切だった人の幻がヒンメルになるなど、かつての仲間達との思い出を最も大切なものとしている。かつてヒンメルに怒られたためにそれを守って戦うフリーレンに対し、アウラが言い放ったのは「ヒンメルはもういないじゃない」であった。

アウラ(を含めた魔族)にとって、既に死んだ者は生前がどうであれ完全な無価値である。当然、完全に無価値になった者の事をいちいち覚えていたり、思い出を大切にする等と言った行為も同様に全くの無駄である。

…ということをフリーレンを目の前にして堂々と言い放ったのだから、容赦なく殺すのも当然と言える。


また内面以前の問題として「服従させる魔法」そのものがアウラによって生み出された魔法であるため、開発者の彼女はこの術を解除出来る可能性も存在する。

現にアウラ自身も、強い精神の持ち主なら術に抵抗できる事を知っており、対象者を服従させたあとで首を落としてアンデッド化させる事で対策していた。ならばフリーレンも同様の方法を取るのは、ごく当然であると言える。


アウラ、pixivでの用例を説明しろ。

葬送のifリーレンセンシティブな作品

この「◯◯はもう△△じゃない」「アウラ、▼▼しろ」を合わせたテンプレートはあまりにも使い勝手がよく、アウラ構文としてあらゆるネタふりで創作されSNSなどで爆発的に広まっていった。


そのせいかアウラはやたら「~じゃない」と発言するキャラに思われているフシもあるが別に他のコマではじゃないとか言ってないじゃない?


pixiv上では、上記の通りネタキャラとしてフリーレンに変な命令をされるようなイラストや、もしくは別の方法で対峙してはフリーレンにストレートに反撃されて敗北する……というような扱いのものも多い。一方でそのキャラデザの受けが良いのか一枚絵も多数存在する。


服従させた後に、召使いの様にムチャぶりされたり、旅についてこさせて荷物運びさせたりするイラストもあり、漫画本編、アニメで既に死んでいるもののファンアートは日に日に増え続けている。なお、あまりのムチャぶりをするイラストも多いために「自害させたフリーレンはまだ慈悲があった。」と言う感想もあったりする。


その他、《服従させる魔法》の効果故か、フリーレン、もしくは何故か500年生きた魔族を超える魔力を持った原作に出てこない知らないおじさんに卑猥な命令をさせられるR-18イラストも存在する……というか、上記の見た目と性格から、そういうウ=ス異本的な命令を画策する者もしばしばいる模様。→アウラ、○○しろ。

「葬送のフリーレン」アウラ、○○しろセンシティブな作品

また、「自害」と響きが似ているため、アウラに自炊させているイラストもある。実際、「アウラ、自炊しろ。」のタグで数件投稿されている。奇しくも、本作が味ぽんとコラボしているのもそれを助長させている。

”アウラ、自炊しろ。”アウラ、自〇しろ! 葬送のフリーレン


アウラ、余談を説明しろ。

上記のミームのせいで、二次創作だけ見てこの作品を知った人がアウラもフリーレン一行に同行して面白珍道中を繰り広げてるキャラだと勘違いしてるパターンもあるとか…


ちなみにこの台詞もそうだが、小学館の漫画では台詞に句読点を付けられることが多い。


更にアウラ印鑑公式で生まれてしまい「アウラ、連帯保証人になれ」と言った構文がまた増えてしまうのであった。

服従させる魔法<アゼリューゼ>

※上記のアウラ印鑑ではないが、状況はまさにこれである。


アウラ、関連動画を掲載しろ。


アウラ、関連イラストを掲載しろ。

アウラ、自害しろ。「アウラ、自害しろ。」

センシティブな作品


アウラ、関連タグを記述しろ。

断頭台のアウラ アウラ構文 服従させる魔法


アウラ、パロネタタグを記述しろ。

自害の代わりに自慰をさせたR-18タグ。


自害の代わりに自炊など料理をさせた健全タグ。


アウラ、他作品関連タグを記述しろ。

ミームとしての使われ方が類似。


状況と台詞回し仲間。⇒Fate/Frieren

ランサーが◯んだ!この(ry


特定のキャラに無茶振りをさせるという意味では似た構文。

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