カーネル(Colonel)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンエグゼシリーズに登場するネットナビである。
CV.安元洋貴
人物像
エグゼ5で初登場。「チームオブカーネル」のリーダー担当。
ブルースに匹敵する剣の腕を誇り、大口径のキャノン砲や伏兵攻撃を行う。
アメロッパ軍所属・バレルのネットナビで、X4でのカーネル同様、剣を扱った戦いを得意としている。なお、剣以外にも大砲等を用いる。必殺技はセイバーから衝撃波を放つ「スクリーンディバイド」と「クロスディバイド」、大砲から砲撃を放つ「カーネルキャノン」。
また、兵隊を率いて攻撃する「カーネルアーミー」や、マントを投げつけて相手を拘束して連続攻撃を叩き込む「ブラインド・レインシャワー」や、即死攻撃「アスパイア・ブレイク」も使用する。
元々は20年前のDr.ワイリーによって作られたあらゆる電子機器を操作する制御力と優しさを兼ね備えたネットナビで、とある事情から優しさのプログラムが抜き取られて、アイリスが誕生した。
制作コンセプトが成功している点や、人間と共存している点、ロックマンより先に誕生している点など様々な点でXシリーズとは対照的な存在。
しかし、トランスミッションに登場したゼロとは対決を最後まで行う事はなく、彼の対になるナビは専らゼロの要素も併せ持つブルースである。
6の終盤、電脳獣を止める為アイリスと共に犠牲となりワイリーが改心するきっかけとなった。
アニメ版
アメロッパ軍によって極秘開発された軍事ナビで、時空間を移動できる特殊な剣「時空サーベル」でパストトンネルを行き来しながらロックマンを助ける。20年前に作られたナビながら、その戦闘力はロックマンやブルースをはるかに上回る。
またアニメ版はバレルを『バレル大佐』と呼び、敬語で話しているのに対し、ゲーム版ではバレル大佐を呼び捨てにし、砕けた口調で話す。もしかしたらアニメ版ではバレルを上官、ゲーム版では戦友と見ているからなのかもしれない。
ロックマンと笑顔で握手を交わすシーンがある事から、原作と異なり優しさを失ってないカーネルと見ることも出来る。
ワイリーが開発に関わっていたのは原作と同じだが、熱斗達の味方であると同時にバレル共々最後までワイリーの味方であり続けていた。
BEASTにはビヨンダードのカーネルが登場。
こちらはエグゼ6同様にアイリスと分離しているため、キャラクターがStream版とは異なっている。
ちなみに分離させたのはビヨンダードの光正(戦争が激化する中、戦闘に徹するためにバレルが優しさなどのデータを分離するように願い出た)。
グレイガ基地に潜入した際に逆に捕らわれてゾアノカーネルに改造される。この状態になったカーネルはバレル大佐の記憶を忘れてただグレイガの命令を実行するだけの戦闘マシーンに成り果てている。
獣化した際の姿は両足に棘と爪が生え、セイバーも刺々しいライオンのような姿で、ディバイディングサーベル、クラッシュキャノンなどの強化された技でロックマン達を苦戦させた。最期はアイリスを逃して研究所のシステムを破壊して散った。
カーネルが操られてロックマン達と敵対する流れは、エグゼ5のダークカーネルに由来されると思われる。
小話
演じる安元洋貴氏は、カーネルが声優としてのデビューとなる。