概要
ウラランク一位の実力者で「ウラの王」や「S」の異名を持ち、その絶大な力で弱肉強食の無法地帯であるウラ世界を管理する存在。
かつてフォルテとも戦い、勝利している。
ダークマンからは「闇の深さは俺とは比べものにならない」と言われているが、セレナードの力の源は本人曰く「慈悲」らしい。ただ、バトルチップ「セレナード」は闇のチップのため、使用するにはダークホールかダークライセンスが必要。
名前の由来は、音楽のSerenade(日本語で夜曲、小夜曲などと訳される)と思われる。
音楽ネタから来ているのはロックマンやフォルテと同じ。
アニメではウラインターネットが存在しないためか出番がない。
容姿
容姿は上半身は黒タイツに黄金色のヘルメット・肩・腕のアーマー、下半身は白いサルエルパンツを身につけ、後ろには羽衣が浮いている。
容姿のためか女と勘違いされるらしいが実際は男でも女でもなく「仏(神)のような神聖な感じを出すため」、性別はないらしい。
デザインを担当した石原雄二氏曰く、ナビマークは何かの頭文字をイメージしたもの(出典:「ロックマンエグゼオフィシャルコンプリートワークス」より)。ナビマークの形状は「U」に似ている為、おそらくオペレーターと目されている浦川まもるのイニシャルだと思われる。
ゲームにおけるセレナード
ロックマンエグゼ3に登場。クリア後に行けるシークレットエリアの最深部にいる。
シナリオ中にも登場し、ロックマンに「ギガフリーズ」を授ける。そのときはロックマンや熱斗に対し威圧的な言葉遣いだったが、普段は丁寧な言葉遣いで喋る。
クリア後の隠しシナリオで戦うことも可能。ただし、ダークマンとヤマトマンを倒し、スタンダードクラスのチップをコンプリートしていることが条件。
その実力だが、ありとあらゆる攻撃を無効化し、攻撃力100の衝撃波に変換して跳ね返す強力な能力を有する。一応ダメージを与えるチャンスはあるにはあるのだが、「ホーリーショック」という技を発動しているときで、セレナードの前には衝撃波が展開しており、攻撃を当てるのは非常に困難。
だが、もちろん打開策は用意されている。実は相手の攻撃を跳ね返す瞬間にセレナードは上か下のパネルに移動する。つまり、上か下に移動できなければ攻撃を跳ね返すことができなくなる。方法としてはマグナムやエリアスチールなどを使い、セレナードの移動を制限すれば、勝利することが可能になる。
前情報なしで挑んだ者はことごとく返り討ちにあったのではないだろうか。
自立型ナビのように活動している上、オペレーターは作中で明らかになっていない。
しかし、ナビマークを見る限りよかよか村の温泉旅館「うらかわ」の一人息子である「浦川まもる」、もしくは元科学省職員で裏インターネットの管理人であるまもるの父親だと思われる。実際に浦川まもるの車椅子の側面のナビマークがセレナードのマークになっている。
実はエグゼシリーズ最終作の「6」にも登場させようとする案はあったらしいのだが、残念ながら容量の都合でボツになってしまったそうである…。
携帯アプリのレジェンドオブネットワーク(LON)にも登場。
広大なウラの管理には彼も苦労しているらしい。
漫画版でのセレナード
鷹岬諒先生の漫画では闇の力で世界に危機が迫っていることを裏深く潜った炎山とブルースに知らせ、彼らに妖刀ムラマサを渡す。
さらに炎山達を追おうとした熱斗たちの前に実体化して現れ、現実世界では本来の力の数分の一しか発揮できないにもかかわらず一瞬で巨大な結界を張ってしまうほどの力の持ち主である。しかし最後はフォルテGSの圧倒的なパワーに敗北、フォルテの力の糧になってしまった。
後にこれが原因でセレナードの友人だったカーネルがフォルテに恨みを抱くようになる。
物語の最終盤にて、ラスボスの電脳獣の体内においてまさかの再登場。厳密には本人というよりも思念体の姿で、電脳獣の力に屈服しかけたフォルテを鼓舞した。
因みに完全版で記載された最終回後の書き下ろしにて何事もなかったかのように復活していたことが明かされる。ロックマンとフォルテの旅を見守っていたらしく、フォルテへウザ絡みをしながらそのことについてからかっていた。
メダロットS
★3メダロットとしてセレナードをモデルとした「ウラナード」が登場。
戦闘力が高く、慈悲深いが故に相手を完膚なきまでに叩きのめす性質を内包しているとされる。
pixivでのセレナード
主に単体で描かれていることが多いが鷹岬諒先生の漫画でセレナードは名人やカーネルと繋がりがあったことからセレナードの画像にセレナードと一緒に描かれているときがある。
しかしそれよりもフォルテとの画像が多い。