曖昧さ回避
- 『ドラゴンクエストⅥ』に登場するモンスター。火炎攻撃が得意な炎のモンスター。同種として、バーニングブレスやじごくのほのおというモンスターがいる。
- 『ロックマン6』及び『ロックマンエグゼ3』に登場するボスキャラクター。本項で説明する。
概要(ロックマン)
DWN.043 (有賀版ではMXN.043)
身長:155cm 体重:98kg 攻撃力:84 防御力:93 機動力:88 動力:火力発電
サウジアラビア代表の頭にターバンを巻いた旧式の火力発電型ロボットだが、太陽光発電型以上の性能と安定性を持つ。特殊武器は体内の発電用火力を利用して外部に放出する「フレイムブラスト」である。
性格は時間にタイトであり、髭の手入れを怠らないプライドの高いロボットで、石油王の国の生まれなだけに安物のオイルを嫌っている。この時代、火力発電はもう古いため、自分が火力発電であることにコンプレックスがあるらしいが、その一方で「新型のソーラーエネルギーロボットはなまっちょろくていかん」と思っている。
何故かPS版のナビモードではライト博士から「楽に勝てるはずだ」などと評されるが、激しい火柱攻撃(フレイムブラスト)で攻撃を弾くなど、6のボスの中では攻守のバランスに優れた敵。
倒すと「パワーロックマン」のアダプターが手に入る為、序盤に攻略したいボスではあるが。
弱点はウインドストームで、火柱を無視して攻撃が通る。
『ロックマン10』ではウェポンアーカイブのデータで登場するがウインドストームに相当する特殊武器がないため、他のボスとは違い属性や挙動などの共通点がない特殊武器が弱点となっている。
※ただし入手武器をちょっと見返してみると、炎が苦手としているものはという意味であまりにもあからさまに連想が容易で、わかりやす過ぎるのが救いか?
入手できる特殊武器
フレイムブラスト
高エネルギーを圧縮した高熱火炎弾を投擲発射する。着弾すると火柱になり、一定時間燃え続ける。
壁に着弾した場合は横方向に火柱が伸びる。特定の氷でできたブロックを溶かすことが出来る。
射程は短く攻撃判定も小さいが、威力が非常に高く連射も可能。
唯一の問題点はこの特殊武器の特性よりは、ブロックを溶かした先に大したアイテムが置かれていない本作のステージ構成。クラッシュボムのように大幅なショートカットが出来るわけでもないため、やや扱いは不遇気味。
ブリザードマン、Mr.Xに有効で、プラントマンにもそこそこのダメージが入る。
ちなみにこの火柱は、ヒートマンの火柱攻撃・ジェミニマンステージのザコ敵「ニトロン」の焼夷弾攻撃と全く性質が同じである。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のロックマン参戦PVでも最後に使用し、マリオ、カービィ、ドンキーコング、リンクの4人をまとめて吹っ飛ばすという超絶的な火力を見せ付けた。
その後公開された桜井氏の解説動画を見る限りでは、下スマッシュワザとしての扱いになる模様。ちなみに、両手で同時にロックバスターを使用するとオーバーヒートするという設定を反映し、ワザ使用後にロックバスターのハッチが開いて廃熱処理が行われるというギミックが存在する。
使用感覚としては『餓狼伝説』シリーズの「ギース・ハワード」の「レイジングストーム」に近い。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:長嶝高士
初登場はロックマンエグゼ3。
本家と違い、四足歩行の獣の様な姿をしている。言葉を話せず知能は低いが、ヒノケンのネットナビの中で最も火力が高く、複数のナビをまとめて燃やしてしまうほど。
自エリア最後列に2つの蝋燭をサポートとして配置しており、炎の色が緑なら「無敵」、赤なら「回復」、黄色なら敵エリア外周を炎が攻撃する「カオスフレイム」の効果を持つ。さらに放射状、または一直線に進む炎を吐く「ファイアブレス」が必殺技。
初期稿では本家のようにターバンを巻いた人型の姿をしており、骸骨を髣髴させる恐ろしい顔となっている。
デザインが変更された理由として、同じくターバンを巻いたミストマンが原因と思われる。
よく似た特徴を持つウイルスに、ろうそくが有る限り自動回復できる「キャンデービル」系やダンスで回復や無敵化を行い、火炎を放ってくる「ダバダンス」系が存在する(後者は『流星2』で登場)。
なお、あさだ版では前者の特性がフレイムマン打倒の打開策となった。
作中での活躍
ロックマンエグゼ3
WWWとして再び活動を始めたヒノケンが操るナビとして登場。
ヒノケンと共に光熱斗を騙し、科学省を火の海に変えロックマンを迎えうつ。
ヒノケンが手塩にかけてカスタマイズしたというだけのことはあり、ロックマンに敗北してもまだ戦えるほどタフ。「ファイアブレス」で手負いのロックマンにとどめをさそうとするが、突如フォルテが現れ、彼にデリートされる。
最終章で復活を遂げ、パルストランスミッションを使いヒノケンとフルシンクロし、同じくアネッタとフルシンクロしたプラントマンと共にロックマンに襲いかかるが、またも敗北。完全にデリートされる。
なお、この事件でヒノケンがばら撒いたプログラムは彼がオペレートしてきたナビの名前を冠している。
レジェンドオブネットワーク
上述の科学省襲撃事件の実績を買われ、リバースの手によって復活を遂げる。
撃破後はフレイムアームのトランスアーム能力を使用できる。
なお、外伝で再登場したとはいえ、ナンバリングで再登場できずに終わったヒノケンのナビはコイツだけである…。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第四期でグレイガ軍のゾアノロイドとして登場。ゲーム版と違い、饒舌な一面を見せる。獣化した際の姿は手足に爪、顔に棘が生え、ライオンのような姿となる。
昔の戦争に使われた軍艦のコンピュータを乗っ取り、ファルザー軍のコピーロイド工場を襲撃する。
ゲームと同じく蝋燭の炎で本体の状態が変化し、前作のラスボスであるデューオの腕(「ギガントフック」)を無効化する活躍を見せるが、ブーメランで蝋燭を破壊されて弱体化。近付いてきたトリルを襲おうとするが、トリルが持ち歩いていた獣化ウイルスに怯んだところをロックマンのアクアワールで体を貫かれ、トドメを刺された。
ちなみに熱斗たちの世界のフレイムマンは登場していない。原典では同じヒノケンのナビだが、ファイアマンやヒートマンと違い、特筆したエピソードもなく、ゾアノロイドなのでヒノケンとの関わりもないただの敵兵の一体なので扱いは他の2体と比べると不遇である。
漫画版ではファイアマンが闇のメタモルフォーゼで変身した姿として登場。(そのため漫画版にはヒートマンは登場しない。)ロックマンを圧倒するが、荒駒虎吉とキングマンに背後の蝋燭のからくりに気付かれ、キングマンのチェックメイトを受けてデリートされた。
関連イラスト
ロックマン
ロックマンエグゼ