ケンタウロスマンとは、ロックマン6に登場するボスキャラである。
概要
DWN.042 (有賀版ではMXN.042)
身長:155cm 体重:172kg 攻撃力:35 防御力:42 機動力:205 動力:乾電池
世界ロボット選手権ギリシャ代表。
名前通りケンタウロスを模した姿をしている。
古代博物館で働いていたロボット。優勝賞金で老朽化した博物館を立て直すべくロボット選手権に出場した。
能力は未知数で、当初能力はABILITY UNKNOWNとして公表されていなかった。テレポート能力を持ち、瞬時に別の場所へ移動できる。
時間のみならず空間をも引き伸ばし周囲の敵の動きを止める「ケンタウロスフラッシュ」が特殊武器。
しかし、エネルギーの消費が激しいのが欠点。動力源は乾電池(未来の乾電池は遥かに長持ちするらしい)。ステージは古代遺跡をイメージとしており、水中エリアと水上エリアがメインとなっている。
体型のせいか体重が重く、重量級の突進攻撃にも対抗でき、細い足を崩せるナイトクラッシャーが有効。
長所は思い切りの良さなのだが、趣味が博打というだけあって、後悔も多いらしい。知恵を持つ人間の上半身と人類のパートナーである馬の下半身を持つ為か、ムチで使役されることを非常に嫌っている。ここまで人間臭く、かつ神話的なフォルムをしているのだから、時代が違えば「ミュートスレプリロイド」にでも数えられていただろう。
ロックマン8ではOPアニメに登場した。
入手できる特殊武器
ファラオマン同様「ロックマン6」と「ロックマン2・ザ・パワーファイターズ」では入手できる特殊武器が異なる。
ケンタウロスフラッシュ(ロックマン6)
画面全体攻撃。空間をねじ曲げ、高周波のエネルギーを発生させる。
弱点武器であるウインドマン以外のボスキャラや中ボスには基本的に通用せず、ダメージを与えられない。
ケンタウロスマン本人が使用すると、ロックマンの動きが停止。その間に壁に反射させたバスターを拡散させて攻撃する演出になっている。
漫画版ではこれを受けたウインドマンが停止し、その間にバスターで攻撃するという演出になっている。
流石に「高周波エネルギーで攻撃」は、絵的に表現しづらいのであろうか。
でもそれじゃあフラッシュストッパーとタイムストッパーの合いの子である。
ケンタウロスアロー(ロックマン2・ザ・パワーファイターズ)
前方斜めもしくは正面に飛ぶ矢を発射して攻撃する特殊武器。
勝手に方向を決めて一直線に飛んでいってしまうのでやや使いづらい。
ケンタウロスフラッシュのような画面全体攻撃はさすがにあれだったのかと…。
シャドーマン、マッドグラインダーの弱点だが、攻撃力が低く今一つ頼りない武器。
ロックマン2・ザ・パワーファイターズにおいて
「なかなかやるな…」※ガード時
「ヘヤッ!」※突進攻撃時
「であっ!(であっであっ…)」※撃破時
イケボの持ち主。当然男性型(女性型に関しては後述。ただしホントはやはり女性型で、正体を隠すためにメットにボイチェン仕込んでた可能性もなきにしもあらず)。
普段の攻撃こそそこまで激しくないものの、体力半減後の薙刀による波状攻撃は威力が高く、非常に危険。
小技の下段突きですら大ダメージを受けて吹っ飛ばされる。
体が大きく(設定では身長155cmと小柄な筈だが)、更に「ジャンプが出来ない」という性質上、弱点武器かフルチャージショットをしっかり当てないと吹っ飛ばして距離を取ることが出来ず、ジリジリ距離を詰められる。
そのため「ここぞ」と撃ったチャージショットを「なかなかやるな…」とどこからともなく取り出した大盾でガードされると軽く絶望を味わう事になり、ジャンプ出来ない事が弱点どころか寧ろ強みになっている。
突進攻撃も素早い上に高威力で、ロックマンのスライディング以外では潜れないので、壁キックの利用は必須テクとなる。
難易度が高く設定されていない限り、2番手までならこの薙刀攻撃を受ける事はないので、そうでなくても可能な限り体力の低い序盤に倒したいボスの一人。
原作よりも間違いなく強くなっている。
弱点武器は足元を攻撃する「ジャイロアタック」。
また、彼のステージでは前作でも使われたロックマン7のジャンクマンのリメイクBGMが流れる。
漫画版
池原版
池原しげとによるコミックボンボン連載版では、実は金髪の美女で、ロックマンが既に倒したナイトマンの恋人であったという
凄い設定になっていたことが今なお語り草である。 女性なのに『マン』? 気にするな!
ちなみに、初登場時から女性口調なのにロックマンは彼女のメットが壊れて隠されていた長い髪を見るまで女である事に気付かなかった。
(それこそ前述の通り、メットを割る前まではボイチェンで声を低くしててわからなかった可能性もある。)
ナイトマンとの仲は良好だったようで、それ故彼を破壊したロックマンを「太陽より熱い」と言わしめるまでに強く憎むようになる。
なお、これをベースに9のスプラッシュウーマンが作られた…かは定かではない。(彼女達には、下半身がヒトガタ(つまり二本足)ではないという奇妙かつできすぎた共通点がある。)
弱点武器は亡き恋人ナイトマンが使ってた特殊武器「ナイトクラッシャー」が弱点である。
なお、ここから『ロックマンエグゼに登場するプリンセス・プライド(ナイトマンのオペレーター)の元ネタはこの池原版のケンタウロスマンなのでは?』という説も出ている
有賀版
こちらは男性型のようで男性らしい口調をしている。
ナイトマンと共に西洋風のマントを纏った姿にアレンジされており、手には槍を携えている。
『ギガミックス』の「暗黒の月」では、サターンの『ブラックホール』によって破壊されてしまう。
余談
ゲーム内表記は『CENTAURMAN』→今作ではボスキャラ公募は海外へも募集を掛けていた事から、今迄以上に海外へのマーケティングも考えられていたと思われる。その為に、ケンタウロスの英語表記・“センタウル”がゲーム用の表記に成った…と思われる。(以前にボンバーマン{表記は“ボムマン(BOMBMAN)}が居たが、あちらは単に“容量稼ぎ”だったと思われる)
本作の問題点のひとつである効果音バグがケンタウロスフラッシュでは発生しないため、「優遇ではないのか」という妙なヘイトを買っていることがある。
関連イラスト
通常版
池原版