概要
シリーズ3作目。
正式タイトルは『バトルネットワーク ロックマンエグゼ3』。
前作のシステムは全て引き継がれ、新しく「ナビカスタマイザー」が登場した。PETのデザインが変更され、アニメと同じになった。メニュー画面もリニューアルされている。
また、発売の3か月後に一部のナビ、バトルチップを変更した「バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 BLACK」が発売され、通常版は以降「ホワイト」と呼ばれるようになる。
本作は当初、「シリーズ完結作」として製作されていたらしく、ストーリーや登場キャラも集大成のような作りとなっている。
ストーリー
ゴスペル壊滅後、夏休みも終わって新学期が始まり、熱斗たちは平穏な学校生活を送っていた。放課後、熱斗たちが公園でチャット会の打ち合わせをしていると、テンガロンハットを被った男「砂山ノボル」が、最強のネットバトラーを決める「N1グランプリ」を開催すると話しかけてきた。その予選が秋原スクエアで行われているらしく、熱斗たちはすぐ参加を決意して、秋原スクエアへ向かった。
システム
ナビカスタマイザー
通称ナビカス。決められた範囲内にHPやバスター性能強化、またはスーパーアーマーのような特殊能力を組み込めるパーツをはめ込んでロックマンを強化することが出来る。というより、本作ではHPメモリ以外ロックマンの素のステータスを強化できるのはこのナビカスしかなく、ブロックでエリアも限定されるため自分のプレイスタイルに合ったカスタマイズや敵に合わせたカスタマイズが求められる。
能力強化パーツは矢印の上に置いてはいけない、同じ色のパーツを隣り合わせで使ってはいけない等細かいルールが存在し、もしこのルールに違反してしまうとロックマンにバグが発生し、戦闘中何らかのデメリットが起こってしまう。
組み込めるパーツの色はロックマンのスタイルによって決められており、もしスタイルに合わない色のパーツを組み込んでしまうとエラーが発生して組み込めなくなる。しかし、エラーの後に改造コードという特別なキーワードを入力することでこのエラーを回避できるものもある。
正常にナビカスを終了させた後もこの改造コードを入力できる隠し要素「エキストラコード」というものも存在し、これによってロックマンを更にパワーアップさせることも可能。
ただし、この改造コードは作中でヒントが示されている物もあればノーヒントの物もあり、エキストラコードに至っては作中ではほとんど言及されておらず、アニメやコロコロコミックといった雑誌で紹介されたものもあった。
おまけフォルダ
チップフォルダに編集ができない代わりに誰かからデータを交換してもらえる「おまけフォルダ」が追加された。強力なチップは少ないものの、コンボや局地的場面で活躍するバトルチップが多く含まれており、シナリオ中にはこのフォルダの使用が強制されるときもある。
登場人物
詳しくは「ロックマンエグゼ」の記事を参照。
余談
- シリーズ三作目を完結するという予定は初代と共通している。
- シナリオには事件の間でネットバトル大会が挟まれており、序盤から中盤にかけては「N1グランプリ」が開催され、後半でも裏インターネットを舞台に闇のランカーたちと対決していく展開となっている。また、大会関係の戦闘では「グレイトバトラーズ」という特別な戦闘曲が流れる。
- 主人公が行方不明になるというのは後の「ロックマンゼロ4」で採用されている(尤もロックマンがEDで帰って来たのに対してゼロはED後どころか次回シリーズでも帰ってこなかったが)。
- 本作の裏ボスであるセレナードはファンからの人気が高く、「エグゼ6」での再登場が予定されていたが没になってしまったという噂がある。
- 本作のみに登場する「フォルテGS」はファンからの評価が高く、海外ユーザーの手で更に強化された「フォルテBS」と対戦するファンメイドゲームが存在する(設定上、かつて自分を倒したセレナードですらデリートしてしまうほど実力にパワーアップしている)。
- 3を元にしたアニメはない。また、コミカライズ版ではラスボスのプロトも未登場。
関連タグ
ロックマン3:完結作として考えられていたことと同じ三作目と言う共通点がある。
ロックマンゼロ4:主人公が行方不明になるところが共通。
流星のロックマン3:エグゼの後継シリーズでこちらは三作目でありシリーズ完結になっている。