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概要編集

ロックマンエグゼ3から登場した要素。

光熱斗の父・光祐一朗が知識のない一般人でも手軽にネットナビのプログラミングやカスタマイズができるようにと開発したもの。通称「ナビカス」。


これが開発される以前は、ナビのカスタマイズには相応の知識と技術が必要であり、それらの知識がない人達はせいぜいHPメモリやバスターUPを使うかアーマーパーツでダメージを半減するくらいしかなかったので、発売後瞬く間に普及した。


メモリMAPと呼ばれる4×4(拡張メモリを使うと最大5×5)のマスの中に、組み込みたいプログラムパーツをパズルのように配置し、RUNを押して実行させるだけという手軽なもの。


使われるパーツ編集

プログラムパーツ編集

ナビに様々な能力を付随する半透明なパーツであり、強力なパーツほど容量が大きい。

なお「ロックマンエグゼ4」以外のプログラムパーツの多くには圧縮コマンドと呼ばれるものが存在し、これを入力するとパーツと作品にもよるが最大3マス分パーツが小さくなる。


プラスパーツ編集

ナビの性能をあげるパーツであり、ブロックのような十字マークがある。

性能の底上げ用であるためか小さいものが多い。


ナビカスタマイザーのルール編集

ナビカスタマイザーには以下の4つのルールが存在し、これを無視するとエラーが発生したりバグが発生する。

しかし『3』では「改造ツール」を購入することで使用できない色のパーツを使用してエラーが発生したときにエラーナンバーに対応した改造コードを入力することにより、エラーを起こしたプログラムを無理矢理使用可能にしてエラーを押さえつけることができる。


プログラムパーツはコマンドラインに重なるように配置しなければならない編集

コマンドラインとはメモリMAPの枠の下から2番目の列(拡張すると真ん中になる)を横一直線に走る矢印のラインのことで、プログラムパーツはここに置かないとナビに能力をつけることができない。

1マスでもかかっていればOK。


プラスパーツはコマンドラインに重なってはならない編集

プログラムパーツとは逆に、プラスパーツはコマンドラインにおいてはならない。


同じカラーのパーツ同士を隣り合って置いてはならない編集

上記二つはパーツの模様を良く見ていればほぼありえないが、これはついやらかしてしまいがちなミス。

特にプログラムパーツの隙間にプラスパーツを配置していると意図せずして同色がくっついてしまうことがある。角が接触するのは問題ない。


4色以上の色のパーツを使ってはならない編集

『4』から導入されたルール。白、ピンク、黄、赤、青、緑の6色(「3」では加えて紫、橙、灰の全9色)が存在し、最初に使用した4色以外の色を使うとバグが発生する。


バージョンの推移編集


ロックマンエグゼ3

バージョン1。

この時点でシステムはほぼ完成形だがパーツの制約が異なっている。

使用できる色が固定されており、白、ピンク、黄の3色に加え、ガッツとシャドーが赤、カスタムとシールドは青、ブラザーとグランドは緑、バグスタイルは灰色となっている。

それ以外の色のパーツを組み込むとエラーが発生してRUNできないため組み込むには改造ツールを入手し改造コードを使う必要がある。

また、「OK」の文字が出ている画面でセレクトボタンを押すと「エキストラコード」というコードを入力することができる。

これはプログラムの効果を直接ナビに書きこむコードで、ものによってはHP+1000などの通常あり得ない能力を付与できるなどの利点がある。しかし、入力したコードによってはロックマンに負荷がかかり、バグが発生する。おまけにこれはプログラムパーツによるものではない為バグストッパーでは抑えられないため注意が必要。


ロックマンエグゼ4ロックマンエグゼ5

バージョン2。

色の制約が「最初に使った4色」に変更され、ルールを破った場合エラーではなくバグが発生する仕様に変更されたため、改造ツールがナビカス非対応となった。

エグゼ5からはバグが発生してもロックマンからのメッセージが発生しなくなった。


ロックマンエグゼ6

バージョン3

大まかな仕様はバージョン2と一緒だが、プログラムパーツのはみ出し置きができるようになった。

上下左右に一列分、最大20マス分の余剰スペースができたが、本来の機能ではないため行うとバグが発生する。コマンドラインのはみ出し部分に置いたプログラムも認識してくれるため、配置次第で最大7個の特殊能力をロックマンに付与できるようになった


発生するバグ編集

上記のルールに違反したカスタマイズで発生するバグは以下の通り。

バグにはレベルが存在し、レベルが高いほど悪影響を及ぼすが、極稀かつ僅かながらバトルが有利になるバグも存在する。

エグゼ3では、これらのバグを放置したまま戦い続ける事がバグスタイルに変身する条件となっている。


また、プレイヤーが有利になるバグは作中でも研究が進んでいるためか、コレクターズアイのバグは後にミリオネアという仕様のプログラムパーツとして登場している。


  • バスター空撃ち

一定確率でロックバスターが空撃ちになる。バグレベルが高くなると空撃ちする確率が高くなる。

エグゼ5以降は低確率でチャージショットを発射することがある。


  • チャージショット変化

エグゼ3でのみ発生するバグ。チャージショットがおかしな事になる。

レベルごとに発射される物が異なり、1はストーンキューブ、2は目の前1マスに水属性攻撃をする水鉄砲、3は攻撃性能がまったくない花束。


  • HP減少

バトル中、HPが1になるまで自動で減り続ける。レベルが高くなると、より速くHPが減少する。


  • カスタムダメージ

カスタム画面を開いている間、HPが1になるまで自動で減り続ける。こちらも上記同様、レベルが高くなれば減少スピードが増加する。

エグゼ5のみ「カスタム画面を開いた時に一定量のダメージを受ける」という効果に変わっている。


  • カスタム枚数減少

カスタム画面で選択できるバトルチップの数が減る。

エグゼ6では「戦闘開始から特定のターンが経過した際、1枚ずつ減っていく」という効果に変わっている。


  • 移動バグ

バトル中の移動能力に異常をきたす。

エグゼ3、4では上下のいずれかに勝手に移動したり混乱状態になる。また、どのレベルでどのバグが発生するかは3と4で異なる。

エグゼ5、6ではエリアの端から端へワープ移動するようになる。


  • パネル変化

移動すると、移動前にいたパネルが変化する。どのパネルに変化するかは各タイトルで異なる。

3→毒沼(レベルは無関係)

4→レベル1〜2でヒビ割れ、3で毒沼

5、6→ヒビ割れ


  • フィールド変化

バトル開始時、自分のエリアのノーマルパネルが変化する。レベル1はヒビ割れ、2以降は毒沼となる。


  • バトルチップ強制使用

エグゼ3にのみ登場。「バスターMAX」を組み込むと必ず発生するバグで、選択したバトルチップを勝手に使う。


  • 常時ヘビーゲージ

エグゼ3にのみ登場。カスタムゲージが常にヘビー状態になる。


  • サポート無効

通信対戦で効果を発揮するサポート系パーツで発生するバグ。文字通りサポート系パーツの効果が発生しなくなる。


  • リザルト変化

リザルト画面で入手できる物が必ずゼニーになる。リザルトが必ずバトルチップになるバトルでは何も入手できなくなる。


  • エンカウント率上昇

フィールド移動中、敵とのエンカウントが発生しやすくなる。エグゼ5まではレベルによる確率変化はなかったが、エグゼ6ではレベルが高いほどエンカウント率が上昇するようになった。


  • 最大HP減少

サイトバッチを組み込むと必ず発生するバグ。バグと言うよりサイトバッチの仕様に近い。最大HPが常時半減する(エグゼ4のみ減少量が500固定)。

エグゼ3でのみ、バグストッパーで無効化できる。


  • ココロウィンドウ変化

バトル中、ココロウィンドウが平常、怒り、不安、フルシンクロのいずれかにランダムで変化し続ける。


  • ステータス変化

バトル開始から一定時間、ロックマンに混乱や盲目といった状態異常が発生する。低確率で無敵やインビジブルも発生する。


関連タグ編集

ロックマンエグゼ

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