『自分達の都合で我らを生み出し、そしてまた自分達の都合で我らを処分しようとする身勝手な人間どもよ、我らの怒りを知れ!!』
DRN.066
空中気象調整所の常駐ロボット。装備しているトルネード発生装置を使い、海上で発生した初期の台風をトルネードで相殺する仕事をしている。
戦闘時はトルネード発生装置で局地的な突風を巻き起こし攻撃してくる。また、下半身にトルネードを纏わせることで空中を自在に飛行することが可能。
なお彼と戦う場所では天井にトゲがついているため下手にジャンプをすると即死する危険性があるので注意すること。
風属性のボスにしては過去のボスと違い、一見大型のファンが内蔵されていないように見えるが、実は円筒形の両腕に折りたたみ式の回転4枚羽根を装備している(同じ竜巻使いのテングマンはトルネードホールドの発生装置を地面に放つ為内蔵型ではない。ジャイロマンは飛行にプロペラを使うが、風ではなくプロペラそのものを武器にする)。これを展開して手首周りのパーツを軸に回すことで、トルネードブローを発動する。
弱点武器はプラグボール。
弱点武器が使いにくいサンダーウールの為、一見手強く感じるが本来の弱点であるプラグボールは地を這うタイプの武器なので実は慣れればこちらの方が遥かに楽に倒せてしまう。
ちなみに、Team.ねこかん【猫】が手がけた、彼のステージ曲をアレンジした「吹き抜けろトルネード」という歌がある。
トルネードブロー
画面全体にトルネードを発生させ、重い敵にはダメージを与え軽い敵は画面外に吹き飛ばす。
またトルネードが出ている間はロックのジャンプ力が上がり、プロペラ付きのリフトに使うと足場が高く浮く仕様となっている。
画面上に敵の弾がある場合まとめて吹き飛ばしてくれるだけでなく、極一部の敵を除いて無敵貫通性能まで持っているため、大概の雑魚はもれなく吹き飛ばせる。また4発打ち込めば中ボスをも瞬殺可能。
しかし強力な反面難点も大きく、燃費がかなり悪い(エネルギーを補給しない限り満タン状態から4回の使用でガス欠になる)ため常に武器エネルギーの残量に気を使う必要がある。それでいて、敵を吹き飛ばす特性上敵がアイテムを落とさないため尚更注意を払わなければならない。
その圧倒的な攻撃力を、全部使って中ボスを瞬殺するか、局所的な場面で使って雑魚を散らすか、よく考えて用いれば絶大な効果を発揮してくれるだろう。
マグママンの弱点だが、燃費が災いして実は全部使っても僅かに体力が残ってしまう。
余談
姿がロックマンゼロに登場する賢将ハルピュイアに似ている。流石に時間軸の関係で剣は使えず空も飛べないという相違点はあるが役割はハルピュイアと同じく気象制御である。またハルピュイアは最後のライトナンバーズであるエックスから生まれたという設定があった。彼の元になったエックスとトルネードマンが同じライトナンバーズである点で何かしらの因縁を感じさせる。
しかし、公式からこの指摘に対して、「関係ない」と否定されている。単なる他人の空似なのかもしれない。
トルネードマンとスプラッシュウーマンはむしろ他の2人(闘将ファーブニルと隠将ファントム)を意識していたとのこと。
なお、ロックマン9は初期設定段階の8ボス没案から大きく変更されていることで有名だが、その没案の頃は気象衛星型ロボット「ウェザーマン」が彼の立ち位置だったことが、クラシックスコレクション2などで閲覧できる設定資料からわかっている。
ソーラーパネルが腕になっている奇抜なデザインをしており、これはこれで見てみたかった…かもしれない。
ちなみにトルネードマンの頭や胴体のマークは、天気図の風の強さを表すアレが元ネタである。
ありがひとし版では彼が9のライトナンバーズのリーダーポジションとなっている。
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