「時は満ちた!」
概要
CV:成田紗矢香
ロックマンシリーズのロックマンロックマンにて、
新たに追加されたキャラクターの1体。
ライト博士が時間旅行を実現させるために作った実験用ロボット。
一人称は「ボク」。
研究途中で完成体でないため、
不完全とも言える自分の存在にコンプレックスを抱いている。
(コピーロボットからはデキがいいと言われている。
なお、タイムマンと同じく試作品であるフリーズマンは、彼とは対照的に試作品であることを自慢しており、試作品同士の両者が邂逅したらどう転ぶかはシナリオライターの腕の見せどころかもしれない。)
そのせいか余計に完全完璧にこだわってやや高圧的な態度をとり、
優秀と名高いエレキマンに対し嫉妬しているような節も見せる。
ムダなことが許せず、時間がもったいないという理由で口数も少ない。
遅刻にはやたらうるさい割に、
時間に真面目なアイスマンのことが「それはそれで」気に食わないという子供っぽい一面や、
ファイヤーマンの「ゴミは燃えろ」という残忍な煽りにすぐムキになる短気な一面もある。
(しかし上記の不完全状態というコンプレックスの為、
本人は割と洒落にならないと思われる。)
戦闘能力
対ボスとして登場する際は、ジャンプを駆使しながら時計の針のショットをまっすぐとばしてくる。ショットには二パターンあり、サイズが長い物は飛ぶスピードが速く、逆に短い物はスピードが遅い。
また、難易度がきつきつの時に大技の「タイムスロー」を使って時の流れを遅くしている時は、地上を走っている時にこちらが攻撃するとローリングで回避し、さらにショットをカウンターとして撃ってくる。
弱点武器は超精密な装置が組み込まれている為かサンダービーム。
プレイヤーとしては、通常攻撃は時計の針型のショットを斜め上下の二方向に発射する。上に飛んでいくショットは長針でスピードが速く、下へ飛んでいくショットは短針で飛ぶ速度が遅い。このショットは二回連射できる他、時計の絵が描かれた「タイムブロック」を破壊できる。
特技のタイムスロウはロックマンが特殊武器として使用する時とは違い、チャージをしてから発動する。コピーロボット戦では、コピーのタイムマンがタイムスローを発動している時にこちらもタイムスローを発動すると、効果が相殺されて通常のスピードで動き回れるようになる。
入手できる特殊武器
タイムスロー
一定時間、自分以外の時間の流れを緩やかにする。敵の動きやギミックだけでなく、自身が放ったショットのスピードも遅くなるので、使いこなすには少々慣れが必要。
武器としての威力は無いが、例外としてこの武器が弱点となっているガッツマンは発動直後にダメージを受ける(敵としてのタイムマンが使った時はダメージを受けない)。
シリーズ中でも一二を争うレベルで燃費が悪く、二回使っただけでエネルギーがなくなる。
『ロックマン2』に登場するフラッシュマンの武器で、時間を完全い止めてしまう(しかもショットのスピードはそのまま)『タイムストッパー』は、このタイムスローの上位互換版とも言え、ワイリーはタイムマンを元に、フラッシュマンを開発した可能性もある。
なおフラッシュマンの人格データは時間に厳しいタイムマンとは違い、愚痴を漏らしはすれど部下思いである。
そもそも遠い未来でスプラッシュウーマンをベースに造ったと思われるスプラッシュ・ウオフライが性格はおろか性別まで全然違うケースもあるのであまりあてにはならないのだが。
『ロックマン11』のスピードギアはこのタイムスローの特性と非常によく似ている。
これが余計にワイリーのコンプレックスを刺激したのもしれない…と思う人もいるかもしれないが、スピードギアは時間そのものの流れを遅くするタイムスローと違って、自分を文字通り超高速で加速させるのを、メタ的に言えばプレイヤーに操作しやすいよう、自分が加速した分相対的にまわりが遅くなったように見せる措置がなされたものであり、あくまでも似て非なるものである。
というより試作機であるはずのタイムマンの設計理念にあやふやな状態のスピードギアの技術を組み込む事で上位互換のフラッシュマンを作れてしまう時点でワイリーの技術力の高さが分かる。
漫画版
なおロックマンシリーズに登場する殆どキャラクターが、
カッコよく絵描かれると言われる有賀版においては、
特に変化が激しくもはや頭身そのものが変わっていたりと、
何かと不定形(不確定)なキャラでもある。
関連イラスト
ロックマンロックマンside
有賀版side
関連タグ
フラッシュマン:時間操作繋がり。しかも皮肉にも、こちらは完全に時間を停止してしまう。
エディー:永遠の未完成繋がり