概要
DWN.015 HEATMAN
長所:マイペース
短所:熱意がない
好き:バーベキュー
嫌い:アイスクリーム
ジッポーライターに手足が生えたような外見をしている。
耐熱性に優れたボディを持ち、火を自由に発生させることができる。
プロフィールを見る限り、火属性キャラの割にはのん気な性格の模様。
主な攻撃は地面につくと火柱を立ててまっすぐに進む火炎弾を投げて攻撃するほか、ロックマンに攻撃されると炎を纏って突進してくる。
突進中は無敵だが、突進の後に攻撃されると火炎弾で攻撃できないまま、突進攻撃へと移るため一方的に攻撃してそのまま倒すことも可能。
なお、ノーダメで倒すには一度だけ火炎弾を出させてから攻撃する方が安全である。
いずれにせよ戦闘開始直後の火炎弾の避け方さえ会得してしまえば他のロックマン2のどの8ボスよりも簡単にノーダメで倒せるので最弱候補。
ただし「消える足場」で有名なヒートマンステージはかなり難易度が高いので(特にアイテム2号なしでプレイする場合)、ヒートマンの弱さが話題になることは比較的少ない。まさに役得といったところであろうか。
シリーズには「ステージが難しいからボスは意図的に弱めに調整された」とも取れる『ヒートマンタイプ』のボスが何名かいるがそもそもこのタイプのボスの元祖は前作のガッツマンである。
見た目通り水(バブルリード)に弱いが、炎による攻撃は吸収してしまう。
特にクラッシュボムに至っては突進中に使うと、体力を全回復する上に暴走してしまう。
ありが版ではこの特性を利用して、クラッシュマンがヒートマンにわざとクラッシュボムを喰らわせて、パワーアップさせるというシーンがあった。
このありが版の影響か、「ヒートマンの好物はクラッシュボム」という二次設定はよく使われている。
ちなみにロックマンメガワールド版ではヒートマンにクラッシュボムを当てても回復こそするものの暴走はしない。
ちなみに背中には火力調節ダイヤルがあるが、この事はあまり知られていないという設定である。
ボスキャラの中ではありがひとしのお気に入りである。
入手できる特殊武器
アトミックファイヤー
放射能を含む圧縮ブラスター装置により生み出された、12000℃の爆発的エネルギーの火炎弾を発射する。
火気厳禁のウッドマン、ロックマンワールドではフラッシュマンに有効。
ボタンを押し続けることで2段階にチャージが可能で、チャージ段階に比例して威力・攻撃判定・消費エネルギーが増大するである。
シリーズ初のチャージ概念を持つ武器である。
名前を見ておわかりだと思うが、結構危険な武器と言える。
関連作品において
『ロックマン3』では彼のプログラムを与えられたドクロボットが登場。
『ロックマンワールド1』では後半のボスの1人として登場する。攻撃パターン、弱点ともに変わらず。
ただし、火炎弾は火柱が発生しない為オリジナル版よりはかわしやすい。
アトミックファイヤーはクイックマンやワイリーマシンの弱点となっている。また、本家には無かったアトミックファイヤーでしか破壊できないブロックが登場する。
『ロックマン7』では博物館ステージの背景に展示ロボットとして出演している。
このことから『7』の時点ですでに機能停止している可能性がある。
博物館ステージのBGMは、Bメロに彼のステージの曲が少し明るいコード進行に変わって採用されている。
AC版の『パワーバトル』『パワーファイターズ』にも二作続けて登場。共通点として、突進攻撃が無敵状態にならない。
『パワーバトル』では1~2シナリオに登場。ノーモーションから繰り出される突進が厄介だが、弱点武器のアイススラッシャーがかなり連射が効くため、速攻撃破が望ましい。
『パワーファイターズ』ではノーモーション突進がなくなったが、両サイドにややプレイヤーを誘導する炎を射出するようになった。
体力が半分になると「ヒートモード!」と掛け声を発する。
弱点武器は原作通りバブルリード。
どちらも弱くはないが、弱点となる武器がそのシナリオにおいて優秀、かつ弱点となる武器を持つボスが弱いので、他に苦手な敵が居るならそちらを優先するといい。
アトミックファイヤーは、原作同様チャージこそ可能なものの、仕様としてはロックマン6のフレイムブラストや、ロックマンXのチャージファイヤーウェーブに近い見た目となっている。
どちらの作品でも通常版は威力が低く、チャージ版は威力が高いものの火柱をしっかり当てないと大ダメージにはなりにくい。
パワーバトルでは原作通りウッドマン、パワーファイターズではプラントマンの弱点。
『スーパーアドベンチャーロックマン』ではバブルマンと択一で戦うことになる。
名古屋弁で話し、一人称は「ワシ」。やや勝気な性格である。
また、ライターのフタ部分が意図せず閉まるといったコミカルな演出を見せる。
CVは森久保祥太郎。
漫画の『ロックマンメガミックス』では飛行形態への変形機構を持ち、炎を纏っての突撃も得意とする。また、炎を吸収して自身のエネルギーとし、パワーアップすることも可能。
子供っぽい天然キャラという点は共通しているものの、凶暴さが強調され、善悪の判断のつかない子供のような、無邪気に笑いながら遊び感覚で破壊活動を行う攻撃的で危険な戦闘ロボットとして描かれている。一方フラッシュマンに頭のフタを閉められてその上に肘を置かれたり、喜びのあまり回転するタップマンにぶつかられてよろめいたりとコミカルな姿を見せることもある。
「R破壊指令」では飛行形態でロックマン達を強襲し、その火力で彼らを圧倒。さらにロックマンがアイテム2号でワイリー基地に向かうと、クラッシュボムを食べてその爆炎を吸収しパワーアップ、その後を追う。途中バブルマンと合流し退くように言われるも、それを拒否してロックマンを執拗に攻め立てた。しかしその最中ロックマンに海中へと蹴落とされてしまい、過熱したボディが海水に触れて急激に冷やされたことで発生した負荷に耐え切れず、バブルマンを巻き添えにして爆発した。しかしその後完全に修復されたらしく、「史上最強の敵」で再登場。ロックマンの人類への宣戦布告をフラッシュマンと一緒に聞いて面白がっていた。
「破壊指令」でも登場したが、既にエレキマンに撃破された後で、体中から火花を散らして倒れていた。
『ギガミックス』の「光る明日へ」では、放熱能力を活かして、旧ワイリー基地の動力源として活躍している。
作者であるありがひとしのお気に入りでもあり、『ギガミックス』2巻のあとがき、及び3巻のカバー裏には、『マニアックス』同様の性格の、デフォルメされたヒートマンが描かれている。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:二又一成
ゲームでは『ロックマンエグゼ2』と『6』に登場。WWW壊滅後に火野ケンイチが手に入れたナビ。
本家と同じくライターがモチーフだが、こちらのヒートマンには足がなく、コード状の両腕、真っ黒な顔に火の玉そのもののような目が付いているなど、何やら妖怪じみた風貌にアレンジされている。
性格は本家側とはうってかわって、火属性キャラのテンプレのような熱血漢である。
追尾する火柱を発射する「フレイムタワー」、地面からランダムに火を噴かせる「グランドバーナー」、落下地点をマグマに変える「ヒートスタンプ」、敵エリア最後列から火炎放射する「ヒートバーナー」、最後列で折り返してくる熱波を発射する「ヒートウェーブ」が必殺技。
余談だが、このヒートマンはヒノケンのナビの中で一番悪役顔だが唯一悪事に加担したことがない。
作中での活躍
ロックマンエグゼ2
市民ネットバトラーとして登場するヒノケンのナビ。
パートナーを組んで日が浅いせいか、彼とのコンビネーションはいまひとつ。
外伝作『バトルチップGP』でもヒートマンを使用している。
ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ
才葉学園で働くことになったヒノケンのナビとしてロックマンに炎を使う授業を行い、リンクナビとして力を貸した。
その圧倒的な火力は健在であり、獣化の影響でピンチに陥ったロックマンを救出するなど力を存分に発揮している。
炎属性のナビでも倒しやすく、自陣左端から発射したトレインアロー数発を敵陣右端にヒートマンが来た時に当てる事であっさり倒す事が出来るのはあまりにも有名(これにダブルポイントや数値+系を加えられたら…お察しください)。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第一期中盤で登場。
ネットマフィア「ゴスペル」のウィルス工場を破壊しようとインターネットシティの地下に潜りこんだファイアマンがフリーズマンの襲撃に遭い、瀕死の重傷を負う。
デリートを覚悟し、ファイアマンの最期を看取ろうとしたヒノケンだったが、色綾まどいの説得と名人の手によってヒートマンとして生まれ変わるという誕生経緯だった。
その後、ロックマンのピンチに力を貸したり、氷漬けになった現実・電脳世界を元に戻すなど活躍。
第一期終盤で、フリーズマンにバトルを挑む。天敵である水属性のフリーズマンに後一歩というところまで追いつめられてしまうが、起死回生のエキストラコードによって逆転。
命がけのリターンマッチに勝利した。
第二期でも登場。
ダークロイドプラントマンによって再びデリートの危機に陥るが、彼の中に残っていたデータからファイアマンとして復活。
ロックマンにファイアソウルを発現させプラントマンを撃破した。
以降のシリーズでもヒートマンに戻らなかった為、アニメ版にヒートクロスは登場していない。
関連イラスト
本家
エグゼ版
本家とエグゼ
左:エグゼ版、右:本家
関連タグ
フランケライター:デザインがとてもそっくりなライダー怪人。