エアーマンが倒せない
楽曲の元ネタは『ロックマン』シリーズ屈指の難易度を誇る『ロックマン2』のエアーマンステージである。
そもそもは『ロックマン2』最大の難所の一つ、ヒートマンステージの消える足場に大苦戦するところから始まる。
順を追うと…
ヒートマンステージの消える足場を楽に攻略するには「アイテム2号」(後のラッシュに受け継がれる)が必要だが、手に入れるにはエアーマンステージを攻略しなくてはいけない。
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しかしそのステージボス:エアーマンが強敵なので行き詰まってしまう。
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弱点武器の「リーフシールド」を使えば楽に倒せる。
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しかし「リーフシールド」の持ち主ウッドマンはエアーマンに負けず劣らずの強敵なのでまたしても行き詰まってしまう。
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(歌はここで終わるが、実はウッドマンの弱点武器である「アトミックファイヤー」の持ち主はヒートマンである)
このように無限ループが生まれてしまうのである。打開するには消える足場を根性で渡りきるか、エアーマンを気合いで打ち負かすしかないのである。
ロックマン風の軽快なBGMと共にニコニコ動画の歴史に名を残すほどの人気を博した。
[Team.ねこかん猫]版
てつくずおきばとTeam.ねこかん[猫]のコラボ。
おそらく「エアーマンが倒せない」の人気を不動のものとした立役者である。
余談
ゲーム未プレイの人はこの曲の影響でエアーマンを強敵と思うかもしれないが、実際のところロックマン2のボスの中では弱い部類である。
というのも、エアーマンは通常武器のロックバスターに耐性が無い上に戦闘中はあまり動かないので、相手の攻撃を必要以上にかわそうとせずゴリ押しすれば勝てる。
歌詞の「あの竜巻何回やっても避けれない」はそもそも戦い方が間違っているのである。
厄介なのはノーダメージ撃破や、そもそもエアーマンにたどり着くまでのステージギミックの方である。
ただロックマンシリーズでロックバスターのゴリ押しが効くボスは少ないので、半端に慣れている人は引っかかりやすいタイプではある。
作詞者のせらみかるもそれは理解しており、「倒せないのは幼少期の頃にボスのいる部屋が怖いみたいなメンタルだったから」「『エアーマンが強い』からではなく『自分が弱い』から倒せない」としている。
もちろん今はちゃんと倒せる模様。
ウッドマンに関しても、弱点武器はアトミックファイヤーだけではなく、メタルマンのメタルブレードにも弱い為、そちらを手に入れてしまえば割と簡単に倒せてしまう。
ついでに言えばメタルマンはステージにE缶を補充出来るポイントがあり、ロックバスターへの耐性も低め(移植版などでは改善)なので、こちらも簡単に倒せる。
なお、ロックマンメガワールドに収録されているエアーマンはFC版に比べて固い為、人によってはロックバスターだけでは撃破が難しくなっている。
二番(エアーマンステージ)の歌詞に「気がついたらライフももう少ししかない」とあるが、エアーマンステージは落下死が非常に多いためそもそもライフを気にすることが殆どなかったりする。
関連タグ
E・HEROエアーマン(遊戯王OCG):【HERO】における万能サーチャー。こちらのエアーマンもネタにされることがある。