曖昧さ回避
- 『ロックマン2』に登場するボスキャラである。本稿1で解説
- 『ロックマンエグゼ3』に登場するネットナビである。本稿2で解説
- 『ドラゴンボール』に登場する宇宙人の種族。本稿3で解説
- 『アイアンマン』のパロディとして制作された映画。⇒メタルマン(映画)
1.の概要(『ロックマン』)
DWN.009 METALMAN
長所:仕事が早い
短所:かなりのキレもの
好き:フリスビー
嫌い:犬
Dr.ワイリーが初めて製作した純粋な戦闘用ロボット。前作のカットマンをベースに造られたといわれる。
全方向連射可能のセラミカルチタン製の手投げ式回転ノコギリ「メタルブレード」を武器に、高く跳躍し、上空から連射攻撃を行う。
時折、ベルトコンベアーの方向が切り替わる瞬間に画面処理の都合で2段ジャンプを行う事がある。
ロックバスターに弱いという欠陥があったという設定だが、実際はそれほど弱いわけではない。実際の弱点はクイックブーメランである。
ライト博士曰く「未来の歯医者さん」
ロックマンの行動にあわせてジャンプし、メタルブレードを投げてくる。
ワイリーステージでの再戦時は、ベルトコンベアがなくなってるが、初戦時と同じ動きをするため、ムーンウォーク(その場駆足)をしながらその場に留まっている。
…それにしても、このメタルマンやけにノリノリである。
弱点武器は「メタルブレード」…あれ?
ほとんどの特殊武器を無効化できる防御性能を誇るが、自分の特殊武器を2発当てるとやられてしまう。そこには明確かつ切実な訳があり、「雑誌などで取り上げられやすくするための隠し要素(当時のテレビゲームは隠し要素がないと話題に上がることが難しかったと開発サイドが語っている)」として設定されていたことがありがひとし氏と『2』の企画者A・K氏の対談で明らかにされている。
クラッシュボムに至っては、FC版では無効化できたが、GB版(ロックマンワールド2)ではその特殊武器が弱点となっている。
入手できる特殊武器
メタルブレード
カットマンのローリングカッターと同じくセラミカルチタン製の回転ノコギリ状の武器を投げつける。
十字ボタンを押しながら発射することで全8方向に撃ち分けが可能。
倒した敵を貫通する上(これはロックマン2の全ての特殊武器も同じ特性を持つが)、消費エネルギーが1/4(4発でエネルギーを1消費する)で最大3連射まで可能、しかも有効な敵も多く、ロックマン全シリーズを通してみても『最も使い勝手が良い武器』として評価されている。
メタルブレードはバブルマン・ウッドマン・フラッシュマン、メタルマン自身に有効である。また総じてロックバスターよりもザコ敵へ与えるダメージが大きい。
実はファミコン版でのみ特殊な方法でメタルブレードが飛ぶ事なくその場設置ができてしまう、通称「置きメタル」と呼ばれる珍現象がある。ただし、ファミコン実機のコントローラーでは不可能らしく、十字ボタンが上下または左右同時に押せる構造のコントローラーや、アナログスティックと方向キーを同時に操作できるコントローラー等が必要となる(例として、ニンテンドースイッチでも発売されたロックマンクラシックスコレクション収録版で、本体付属のJoy-Conであればどちらの方法でも可能)。
GB版(『ロックマンワールド2』)では性能そのままにバスターから撃ち出すようになったため、ただでさえ強いのに「撃つときに足が止まる」という欠点にもならないような欠点まで解消されている(100点が120点になったと言えるレベル)。
また、ウッドマンの弱点になっている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズのロックマン参戦PVで早くも披露しており、マリオやリンクを翻弄している。
ロックマンの通常必殺ワザであり、原作同様8方向に撃ち分けることも可能で、相手を貫通し、飛距離も優秀である。地面に刺さったカッターをアイテムとして拾う(これは、ロックマン以外のキャラクターでも可能)こともできる。
ただ、原作と違い連射が一切できず、地面に刺さったり、相手にキャッチされたり、むらびとにしまわれると、次のメタルブレードが発射できなくなってしまう(原作ではメタルブレードは地形を貫通する)。
関連作品において
『ロックマン3』では彼のプログラムを与えられたドクロボットが登場。プレイステーション版ではナビゲーターのブルースに「メタルマン! 楽勝だな!」と言い切られている。なお、ドクロボット版のメタルブレードはやや赤っぽい。
なお、『メタル』という名前だけあって弱点武器はマグネットミサイルとなっている(マグネットマンの設定が活かされている形である)。
『ロックマンワールド2』では前半のボスの1人として登場するが、ボス戦でのコンベアの流れは変化しなくなっている。ちなみに二発しか投げてこない。
『スーパーアドベンチャーロックマン』では最初に戦うボスとして登場する。
CVは岡野浩介。
有賀版のメタルマン
デザインの両肩のノコギリが一層トゲトゲしくなっている。
純粋な戦闘用ロボットとして生を受けたことを誇りに思っており、家庭用から戦闘用に転向したロックマンやカットマンら工業用ロボットを見下している。エアーマンの撤収要請に渋るなど、セカンドナンバーズの中でも好戦的な性格をしている。
「史上最強の敵」では酒好きな様子が窺える。
1.の関連イラスト
2.の概要(『ロックマンエグゼ』)
CV:千葉進歩
初登場はロックマンエグゼ3。
白泉たま子のネットナビ。巨大な歯車を体中に付け、大きく盛り上がった上半身が特徴。普段は口数が少ないが、強敵と戦えるとなると自然におしゃべりになる。なかなかにイケメンなデザインをしていて人気も高いナビ。
鋼の拳で敵を殴りつける「メタルフィスト」、円盤型ノコギリをブーメランのように投げる「メタルブレード」、3連発のミサイルを発射する「メタルミサイル」が必殺*作中での活躍
作中での活躍
ロックマンエグゼ3
男勝りの豪快なお姉さん白泉たま子のネットナビとして登場。
市民ネットバトラーのナビなので、基本的にいつでも戦える。N1グランプリ本線ではパワーアップし対戦相手として立ち塞がる。
無口だが優しく、いじめっ子が旅館にくると、懲らしめているらしい。
ロックマンエグゼ4 トーナメント ブルームーン
ホークトーナメントの対戦相手の一人として登場。
オペレーターのたま子が熱斗とロックマンに気合いを入れるため、岩砕きの修行の相手となる。
ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション
非常にストイックで常に拳の疼きに悩んでいる。
プレイヤーにはまるで「修行に明け暮れる世捨て人」のように接してくる。
ナビの中でも、スーパーアーマー持ちのためのけぞらない、浮遊しているためにパネルの影響を受けない、バスターが唯一ブレイク性能持ちとかなり使い勝手の良い性能をしている。
作品やシステムが変わっても最強のプレイアブルという点は変わらないのである。
アニメ版
第二期で初登場。
ゲームと同じく白泉たま子のネットナビとして登場。
ひょんなことからロックマンとネットバトルをすることになるが、その度にバブルマンの妨害に何度も遭い、バトルの続行が不可能になってしまう。
バトルを妨害されたことに怒り、バブルマンの「バブルアーマー」を「メタルフィスト」の一撃で破壊した。その後の勝敗はつかないままであった。
その後、世界物産展にて再登場。
ロックマンとの決着を着けようと新たな必殺技を習得した。
バトルの途中でビーストマンの襲撃に遭い、大ダメージを受けたが、ロックマンの窮地を救うべく新必殺技「メタルブレイク」をビーストマンに食らわせる。しかし、「メタルブレイク」は防がれてしまい、メタルマンは戦闘不能に陥ってしまう。自身の残された力をロックマンに預け、ソウルユニゾン「メタルソウル」を発現させた。
第四期ではビヨンダートからやって来たゾアノメタルマンが登場。本物との違いは腕の歯車状のパーツがメタルブレードに置き換わり、頭に古代ギリシャの戦士の兜のようにメタルブレードが配置されている点である。CFナイトマンとCFニードルマンの前に現れるも撃破された模様。
第五期ではオリジナルのメタルマンの他に、キャッシュの手により生み出されたファントムナビのメタルマンが登場。オリジナル以上の高い戦闘能力を駆使してCFサーチマンを苦しめるが、パワーとスピードを極限まで高めた事で犠牲になってしまった防御力の低さに目を付けられ、胸部を狙い撃ちにされデリートしてしまう。
余談
これまでロックマンシリーズ(特に初代とエグゼ)には初代ロックマンとロールちゃんが「ロックンロール」に由来していたように音楽ジャンルや音楽記号に由来していたキャラクターが多く登場していたが、「ヘビーメタル」に由来したキャラクターは全く存在していない。メタルマンの存在があるからであろうか。
2.の関連イラスト
3.の概要(『ドラゴンボール』)
『ドラゴンボール超』以降に登場する宇宙人の種族。
一見するとロボットのような外見だがこの世界において「人間」は知的生命体の総称であり非ヒューマノイドの彼らもれっきとした人間と扱われる。
12存在する宇宙の第6宇宙の66950銀河に棲む金属生命体の種族とされ、第6宇宙に類似した環境の第7宇宙にも(界王神達は詳しく把握してないが)存在するらしい。
溶岩が体液やエネルギー源となり蒸気を排出する相当に高温に適した肉体を持ち超サイヤ人の打撃でも負傷しない頑強さを誇る。宇宙の標準的な言語は理解はできるが発せない。種族名のメタルにかけてかメンタルが著しく弱く一言の悪口を言われるだけで戦意を失い戦闘不能となってしまう。
オッタ・マゲッタがこの種族に該当しベジータと戦い傷一つ付けられなかったが彼がふと放ったポンコツがという発言だけで怯み負けてしまった。
それでもその後の「力の大会」の選手に選抜されているあたり、余程屈強な肉体が重宝されているのが窺える。