フラッシュマン(ロックマン)
ふらっしゅまん
概要(ロックマン)
DWN.014 FLASHMAN
長所:部下に優しい
短所:愚痴をこぼす
好き:カメラ
嫌い:カツラのCM
「時間を制する」という永遠のテーマにDr.ワイリーが挑んだ末に完成させた傑作である(後述にもあるがもはやこの時点でライト博士に勝ってるだろとは言ってはいけない)。
特殊武器「タイムストッパー」は周囲の光の速度を操る事で自分以外の主観時間を無限に引き延ばし、短期間ではあるが時間を止めることができる。
汎用武器として連射性能の高いバスターも装備している。
弱点武器はクラッシュボムとメタルブレードだが、ロックマンワールドではいずれも登場しないため、アトミックファイヤーとアイススラッシャーが弱点となっている。
カツラのCMが嫌いという設定は、「カツラ=自分の能力装置の上に覆いかぶさる邪魔な物」であるという説もある。
タイムストッパーはたまにお風呂で悪用しているが何を意味しているのかは不明である。
まぁこのプロフィール自体、他のキャラも総じてネタ臭が強いので深く考えたら多分負けな気もする。
部下に優しいという一面を持つが、愚痴をこぼしやすい。
また、ロックマンロックマンの発売以降では「タイムマンの技術理念を転用したのでは?」という説が浮上している(研究途中のロボットからもっと凄いものを作ってしまうワイリーとは一体…)。
この為、『ダブルギアシステムのスピードギアとタイムマンの技術理念を合わせて作られた』というのが現在の主流な説となっている。
ロックマン4のフラッシュストッパーは似てはいるが、こちらは時間を止めるのではなく敵のカメラアイに強烈な閃光を与える為に閃光防御装着が発動して動きが止まるという設定である。
珍しくボスの特徴とステージの特徴が異なるタイプであり、氷系ボスでもないのに床が氷のブロックでひしめきあっている。また、道中に即死系トラップや穴が一つもない(これは今作のクラッシュマンや次作のハードマンも同様)。
入手できる特殊武器
タイムストッパー
一定時間、ボスを含む全ての敵の動きとステージの仕掛けを停止する事が出来る。
フラッシュマンが備わっているリミッターによって短時間しか停止出来ないのに対し、リミッターの備わっていないロックマンの場合はエネルギーが尽きない限りは半永久的に停止を持続させる事が可能となっている。ただし使用中は敵を攻撃出来ない上に、エネルギーを使い切るまで武器選択画面を開く事も出来無いという制約もある。
攻撃力は皆無であるのだが、唯一特殊なシステムを内蔵しているクイックマンのみシステムによる負荷の影響でダメージを与える事が出来る。
この武器が最大限に発揮されるのはボス戦よりもステージ攻略にあり、特にクイックマンステージにおけるロックマンを一撃で葬るビーム砲のトラップは、慣れないプレイヤーにとってタイムストッパーの存在が必須となる。
『ワールド』版では画面スクロール時に効果が切れる為武器チェンジは可能。
『ロックマン3』では彼のプログラムを与えられたドクロボットが登場。
オリジナルとほぼ同様の攻撃パターンだが、タイムストッパーの硬直時間が極端に短く、弾も1発ずつしか撃ってこない(この点は、海外版およびロックマンメガワールドでは修正されている。)。
3のシステム上E缶がパスワードで残せるようになっているので多少のダメージは覚悟でゴリ押ししてしまうのが最適である。
『ロックマンワールド』では後半のボスの1人として登場する。
『スーパーアドベンチャーロックマン』ではボスの1人として登場。戦闘中は瞬間移動(実際は時間を止めて移動)しながら攻撃してくる。
CVは小野健一。
『R破壊指令』から初登場。
ワイリーセカンドナンバーズと供にロックマンを倒すために襲撃するが、ライトナンバーズの応戦によって負傷し、一度修理のためにワイリー城へ帰還する。その後クイックマンと共にロックマンに挟み撃ちするためにスカル衛星に乗り込むが、クイックマンが折角のロックマンとの決闘に横槍を入れられたことに怒ったため、『クイックブーメラン』で八つ裂きにされ、倒される。その後破壊されたスカル衛星の瓦礫に埋もれ、ロックマンだけでなくクイックマンに対する恨み言を呟きながら置き去りにされた。
性格は非常に下品かつ狡猾で、気が狂ったかのようにハイテンション、更に身動きが取れない相手を痛み付ける事を趣味にしているサディストである。更に自分を傷付けた相手を必ず叩き潰さないと気が済まないほど執念深い。
『史上最強の敵』以降からヒートマンと一緒にいる事が多い。
『ロックマン2編』から初登場。体力温存のために敵ロボットに見付からないまま隠密行動をしていたロックマンに対し、『どうやって見付からないままここへ来た!?』と驚いた事がある。戦闘中に『タイムストッパー』でロックマンを苦戦させるが、偶然ヘルメットが外されたロックマンの髪を見た瞬間、『何でワイリーは俺に髪を付けなかったんだ…』と言う失望感から戦意喪失になる。だがクイックマンからの不意打ちによって倒されてしまう。
アメコミオリジナルストーリーの『エメラルド・スピアズ編』では、ワイリーがランフロント遺跡へ逃亡した際、ラ・ムーンの力によって復活した。
強力な武器を持っているにもかかわらず相手の髪を見るとショックで戦意喪失になるほど、自分のハゲ頭に対するコンプレックスを持った哀れなギャグキャラに仕上がっている。
ソニックとロックマンのスペシャルコラボ編では、ワイリーの時空データから『ロックマン2』当時のフラッシュマンを再現させ、ワイリー軍の一味として登場した。そこで彼の『タイムストッパー』でシルバーの動きを止めさせるが、彼の髪を見た瞬間再び戦意喪失する。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:保村真
初登場はロックマンエグゼ3。
WWW団員西古レイのネットナビ。催眠光線「ヒプノシス・フラッシュ」(電子機器を介して人間を催眠に掛ける事も出来るが、日傘でアッサリ対策できる)や電撃を武器とする、雷属性使いにアレンジされた。
敵を追尾する電球弾を発射する「ネオンライト」、ダメージは発生しないが麻痺状態になる「フラッシュライト」、目の前の縦3マスと奥2マスに放電する「スパークアーム」が必殺技。
また、バトル中には使用しないが、死に際に「シャイニング・ブラウザ・クラッシャー」という大技も繰り出した。
……よりにもよって最後の切り札がブラクラという、インターネット世界を舞台とするエグゼシリーズならではの微妙なリアルさに吹いたプレイヤーも多いんじゃなかろうか。
通常版ではかなり高価だが秋原スクエアでバンブーソードのバトルチップが売っているため、これを入手してアタックプラスのチップを付ければV1のフラッシュマンは一撃でデリートが可能だったりする(アニメ版でもやたらとバンブーソードにやられがち)。
腕のブレードを使った攻撃はゲーム中では使わないが、アニメや漫画版で使用されている。
作中での活躍
ロックマンエグゼ3
WWWのネットナビとして登場。テトラコード奪取のため、光熱斗の通う秋原小学校を襲撃する。
大山デカオが忘れた宿題を回収するためにやってきた熱斗とロックマンに敗北。しかし、「シャイニング・ブラウザ・クラッシャー」をロックマンに食らわせ、大ダメージを与えることとテトラコード奪取には成功。
最終シナリオにて復活。パルストランスミッションを使い西古とフルシンクロし、ロックマンに襲いかかるが、再び敗北。デリートされる。
彼のバトルチップは攻撃力は控えめながら、非常に高性能(全体攻撃・ブレイク性能・対インビジブル・麻痺)で、多くのプレイヤーに重宝され、プラントマンと共に相手を捕縛するコンボには必須級のバトルチップであった。
また、条件を満たすと戦えるフラッシュマンSPはHP・移動速度・攻撃力が跳ね上がっており、特に「ネオンライト」の攻撃速度は異常で目視からの回避はほぼ不可能なレベルである。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第2期で登場。シェードマンの配下のダークロイドとして様々な事件を起こす。
1度目はロックマンに戦いを挑むが、バンブーソードで大ダメージを与えられ、ロールソウルにトドメを刺される形で敗北する。
2度目はダークチップ中毒に陥ったデザートマンを嘲笑した上でデリートし、自動車スクラップ工場で熱斗ごとロックマンを始末しようとしたが、CFブルースのバンブーソードからのエレメントソードで敗北を喫する。命からがら帰還するが自身もダークチップ中毒に侵され、シェードマンに介錯される。
物語終盤に他のダークロイドと共に復活。ネット警察侵攻を開始するがウッドソウルとロールソウルの連続攻撃で倒された。
第3期ではアステロイドとして復活。ネオWWWの西古のネットナビとなる。
ゲームとは違い西古にタメ口を使い、「西古」と呼び捨てにする。
第三期終盤、軌道エレベーター襲撃事件を起こし、デザートマンと共にロックマンに最後の戦いを挑む。クロスフュージョンした熱斗と死闘を繰り広げ、満身創痍になりながらも
「西古の邪魔は絶対にさせない!!」
と叫び、決着をつけようとするがフレイムソードとバンブーソードの前に敗北。最期は申し訳なさそうに
「西・・・、古・・・」
とオペレーターの名を呼び、デリートされる。西古とは信頼しあっていたようでフラッシュマンの最期に彼はかなり悔やみ、本気で慟哭していた。