概要
ロックマン3の8ボス撃破後に、ステージセレクトでスネークマン・ハードマン・タップマン・マグネットマンのフレームが崩壊し、その直後にスパークマン・ニードルマン・ジェミニマン・シャドーマンの位置にドクロボットの顔が表示される。
謎のドクロ顔がいきなり現れるため、結構不気味。
ちなみにボス選択では「?」が飛び出すだけでボス名が表示されないので当時は本当に謎のロボットにすぎなかった。
通常の8ボスより背が高く、前作のロックマン2の8ボス達の行動パターンと武器をコピーして襲ってくる(遭遇すると前作のボスが降りてきてドクロボットに乗り移る)。
ボスによっては前作より弱体化しているものもあれば強化されたものも存在(前者の代表がメタルマン、後者の代表がクイックマン)。
弱点はそれぞれ異なり、わかりやすいものでは前作の弱点に近い特徴の武器が効くものがある。(メタルマンはマグネットミサイル、エアーマンはスパークショック、バブルマンはシャドーブレード、クイックマンはジェミニレーザー、クラッシュマンはハードナックル、フラッシュマンはニードルキャノン、ヒートマンはタップスピン、ウッドマンはサーチスネークが弱点。)
なお、クイックマンとクラッシュマンは弱点武器が非常に当てにくい。
ドクロボットステージはスパークマン・ニードルマン・ジェミニマン・シャドーマンのそれぞれのステージをベースにしているが、通常より長い上に構造やトラップが変化しており難易度が高くなっている。
また、一ステージに二体ドクロボットがおり一体目でミスするとステージの最初からやり直し。
進行そのものはパスワードで記録できる。
ちなみに対決前にドクロボットに降りてくる前作ボスのグラフィックには実は違いがある者がおり、おそらく前作からの完全な流用ではない模様。特にエアーマンは一番わかりやすく、前作とよく見ると違う。
ドクロボットの存在意義とは一体何なのか?
なにせロックマン3はストーリーデモが乏しい為、ブレイクマン撃退でようやくワイリーの真意が発覚するのだが、8ボスを倒した時点でなんでドクロボットが出てくるのかは展開からして本当に読み取れないのである。
意外とドクロボットが作られた目的や背景は公式でも殆ど語られておらず、「ロックマン2のボスの行動と武器を再現するロボット」ぐらいの説明しかされていない。
考えられるのは、ライト博士がロックマンから8つのエネルギーを受け取るとすぐにワイリーがそれとガンマを奪ったと言っている為、恐らくは強奪の時間稼ぎ目的だったと推測される。
類似メカ
コピーロボット(ロックマン)
ボスそのものではなく特殊武器を装備したロックマンをコピーしたもの。厄介なのは使用武器を変えればコピーロボットも同じ物に瞬時に変えてくる点。
ウェポンアーカイブ
ロックマン10に登場する三機で一つのユニット。人型ではないが、行動パターンと武器をこれまでのシリーズからチョイスされたボスを真似てくる。こちらもドクロボット同様に複数回遭遇する。
ドクロボットと異なるのは「2」のピコピコくんや「3」のカメゴローメーカー(+カメゴロー)と同じで耐久力のあるザコの様な個別の小型メカタイプである。
余談
ドクロボットの決定デモで飛び出す「?」は「3」の開発当時はどうやら8ボスの仮グラフィックとして使われていた模様。
関連タグ
スピリッツ(スマブラ)…ドクロボットと似たキャラクター再現の要素がある。