マグネットマンとは、ロックマン3及びロックマンエグゼ2に登場するボスキャラである。
プロフィール
長所:管理力がある
短所:方向音痴
好き:指圧、マッサージ
嫌い:フロッピーディスク
弱点とする特殊武器:スパークショック、シャドーブレード、マグネットミサイル
概要
DWN.018
その名と見た目の通り、磁力を自在に操る戦闘ロボット。強力な磁力を発生させ、ロックマンを引き寄せる。また、自身が天井に張り付き、特殊武器である磁石型の巨大なホーミング弾「マグネットミサイル」を発射する。
元々は屑鉄処理用のロボットであり、その強力な磁力で鉄を吸い寄せ、マグネットミサイルで一気に粉々にしていた。そのせいか、本人はかなり大雑把な性格らしい。時々寝ぼけて頭の磁石で天井に張り付く事もある。ロボットなのに健康に気を使っており、指圧やマッサージが大好きである。また、自身が磁石なためかフロッピーディスクを嫌っている。
動きは素早いものの防御力が低く、攻撃パターンも少ないので、マグネットミサイルのかわし方さえ分かればバスター撃破も十分可能。
基本的にジャンプしながら部屋の端まで移動し、そこで一定時間ロックマンを吸い寄せようとする。端とは言っても実際にはロックマンが入れるスペースがあるので、スタート地点から動かなければ体当たりは食らわない。吸い寄せ中はあらゆる攻撃が無効だが、ロックマンがぶつかると吸い寄せを止めて、反対側の端まで移動を開始する。横軸がマグネットマンと重なればぶつかったと判定するようなので、ジャンプでボスの頭上に行って引き返せばすぐに吸い寄せを止める。
また、スパークショックかシャドーブレードをそれぞれ4発当てれば倒せるなど、3の8ボスの中でも一際打たれ弱い。
入手できる特殊武器
マグネットミサイル
U字磁石の形をした、磁力探知式サーチ型ミサイルを前方に発射。2連射まで可能。
ミサイル同様Y座標上に敵がいる場合、その方向に1回だけ垂直に方向転換して敵へ向かう。
敵が完全に無敵の状態の場合や体の一部にしかダメージを与えられない場合などはサーチできない。
そこそこ威力があり手軽に死角をカバーできる優秀な武器だが、1発2メモリ消費と燃費がやや悪く、考えなしに多用するとすぐガス欠を起こすのが難点。
マグネットミサイルが有効なボスキャラクター
ハードマン・ドクロボットK-176(メタルマン・エアーマン)
ジェミニマン(ロックマン・ザ・パワーバトル)
関連作品において
『ロックマンワールド2』では後半のボスの1人として登場する。
あまりFC版と変わらないが、よりスライディングを上手く使う必要がある。
また、弱点はニードルキャノンと、ややダメージは小さいがメタルブレードとなっている。
『スーパーアドベンチャーロックマン』ではボスの1人として登場。頭部の磁石を回転させ、バリアを張る事ができる。
CVは大森章督。
『ロックマン・ザ・パワーバトル』においてロックマン3〜ロックマン6のシナリオに登場。
基本はFC時代のアルゴリズムを再現した形であり、他の大半のボス同様バスターで怯むようになっているが、磁力吸い寄せ攻撃の時に分身したりと油断ならない。
それでもこのシナリオは他に強豪が多く、相対的にそこまで驚異ではない。
マグネットミサイルはジェミニマンの弱点となっており、マグネットマン自身はダストクラッシャーに弱い。
『ロックマンメガミックス』では、外見は基本的にオリジナルと変わらないが、右腕に「マグネットミサイル」発射口を備えている。両腕をかざすことで強力な磁場を発生させることも可能。
「メタルハート」では他のサードナンバーズと共にイエローデビルMk-IIを止める為にロックマンと共闘するが、ビル内に現れたガードロボを迎撃する際自分の攻撃にハードマンを巻き込んでしまう(この様子を監視カメラで見ていたライトットたちには呆れられた)。
「アステロイドブルース」では、タップマンとの連携でロックマンを苦しめ、最後にはタップマンとハイタッチした。
ロックマンエグゼのマグネットマン
CV:河野智之
「エグゼ2」ではガウス・マグネッツのナビだが、「エグゼ5」チームオブブルースではその一人娘であるテスラ・マグネッツのナビで、防御担当。オペレーターへの忠誠心はなかなかに厚い。
体が強力な電磁石となっており、1000万ガウスもの強磁場を生み出せる。
本家のロックマンシリーズと比べると体格が大きく、その体格を活かした「NSタックル」という技を
使ってくる。もちろん、マグミサイルなどといった磁石系の技も使う。
…それにしても本家ではむしろ弱点だったはずの電気属性にあてがわれ、しかも本家ではむしろズタボロに撃たれ弱かったはずが、エグゼでは防御担当を任されるとは、ここまでパンチの効いた皮肉はある意味哀れですらある。
作中での活躍
ロックマンエグゼ2
ネットマフィア『ゴスペル』の幹部ガウス・マグネッツのネットナビとして登場。
ハイパワープログラムを強奪するため、プログラムが搭載された飛行機の計器類を狂わせる。
しかし、駆けつけた熱斗とロックマンに敗れデリートされた。
パワーファイターのような外見に反してオペレーターのガウスが渾身のカスタマイズを施しているためなのか、実は意外と曲者で、
- エア・フロート装備なのでパネルの影響を受けない
- 敵エリア最後列から前へ出てこない
- スーパーアーマー持ちで仰け反らない
- HPが高め
- こちらの移動を制限するマグネットパネルと、パネル破壊に対する保険として「マグネットライン」の5個持ち
- その状況でさらに避けづらい「マグボール(非常に遅い動きで逆に避けにくい電磁玉)」の存在
- ブレイク性能持ちで威力が非常に高いうえにかなり避けにくく、状況次第によっては即死に繋がる「NSタックル」
など多彩な能力や技の存在から、エグゼ2の中でもクイックマン、ナパームマンと並んでなかなかの強さを誇り、初見での勝利は困難。
ロックマンエグゼ5 チームオブブルース
ガウスの娘であるテスラ・マグネッツのネットナビとして登場。
テスラとは違い、自身がデリートされガウスが逮捕されたことには恨みがあり、チームへの協力には消極的だったが、主であるテスラの意志を尊重し、チームの防御担当を買って出る。
素直ではないものの、ブルース不在の際にはロックマンのことをリーダーとして認めており、彼から「援軍が来た時に備えてほしいんだ。いいかな?」と見張りを頼まれた時には
「(リーダーの命令)だったら「いいかな?」なんて聞くんじゃねえよ。はっきりと命令してくれよ...。リーダーさんよ!」
と答え、見張りを引き受けた。
特殊能力はマグネットバリア。オーダーポイントを消費して、味方全体にマップ攻撃を無効化するバリアを張る。
さらに、バリアを張った状態でリベレートバトルをすると、100バリアが最初から張られている状態で戦闘開始となる。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第一期中盤で初登場。
ゲームと同じく「ゴスペル」の幹部ガウス・マグネッツのネットナビとして登場。
「NSタックル」の際に登場する青いマグネットマンは一人称こそ「オレ」だがオカマのような喋り方をする。
電子マネーを操作したり、ネットエージェントを抹殺しようとしたりするなど様々な悪事を働く。
ガウスの弟のエレキ伯爵のナビであるエレキマンとは非常に仲が悪い(第三期で一度だけ共闘するが)。
第二期ではダークチップの取引をするためにガウスとともに再登場。
しかし、ロックマン達の総攻撃によるリンチにより一話で退場し、ガウスとともに逮捕された。
第三期ではナビ刑務所に収監されていたが、ネオWWWを結成したテスラ及び団員たちの手により、(ガウスもついでに)救出された。
その後はテスラのナビとなり(それでもガウスのことも主として見ている)、ネオWWWの一員として様々な事件を起こす。
テスラとパートナーを組んで日が浅いがシンクロ率は非常に高く、彼女とのクロスフュージョンにも成功している。
なお、クロスフュージョン時のNSタックルを使用した際の青側の声はマグネットマンのものである。