概要
磁性材に電線を巻き、電流を流している間だけ磁力を発する磁石。主に電気制御される機械要素として使われる。また、電磁石の近くで磁界を変化させると電圧が生ずるため、発電にも利用される。
利点
- 同サイズの永久磁石より強力な磁石ができる
- 電流をとめれば磁力はほぼ0となる
- 磁極の向きを簡単に変えられる(電流を逆に流せば磁極は逆になる)
欠点
- 磁力を発生している間は電流を流し続ける必要がある
- 同じ電磁石において磁力を強くすれば強くするほど(=電流を多く流す)熱を発しやすくなる
使用されている機器、用途の一例
- リレー(継電器。電磁石でスイッチを入/切する)
- ブレーカー
- 電気モーター
- 発電機
- 渦電流ブレーキ
- リニアモーターカーの浮上や駆動
- ベル
- チャイム
- ブザー(圧電式を除く)
- スピーカー/マイク/ピックアップ