概要
中継、逓伝を意味する英単語である。単純にリレーとだけ言った場合以下のような意味がある。
- リレーレース……複数の選手が交代で競技を行いその合計タイムを競うもの→本項で解説
- リレー装置……継電器のこと
- リレー列車……別の電車との接続を目的とする列車のこと
- リレー漫画/リレー小説……複数人で作成される漫画や小説→各項目を参照
リレーレースの解説
競走、競泳などに於いて複数の選手が走り(泳ぎ)、その合計タイムを競う競技である。陸上競技に於いては珍しい団体競技(水泳の場合はシンクロナイズドスイミングなどがある)。尚、最終走者(泳者)のことはアンカーと呼ばれる。
リレー走
陸上競技の一種である。多くの場合は4人1チームであり、第1走者から順にバトンを受け渡して走る競技。主に4×100mと4×200m、4×400mがある。学校の運動会・体育祭でも採用されている事が多い。4×800mの様に各自中距離以上走る物の際は、第1走者も必ずスタンディングスタート(On your marks→号砲)となる。
第2走者以降はバトンの受け渡しの際に助走を行う事が可能であるため、単純に4人の記録タイムを合計したタイムよりは良い記録が出ることが多いが、バトンの受け渡しに手間取るとタイムロスしてしまうこともある。逆に言ってしまえば、純粋に4人の走力だけでなく、バトンの受け渡しの連携が上手く取れていなければ好記録は望めず、走力では劣るチームが勝利を収めるケースも十分に有り得る。
バトンを落とした場合は、バトンを受け渡す前であれば前の走者が、受け渡した後(触れた後)であれば次の走者が拾う事になる。バトンを受け渡す前に次の走者が拾った場合や、手渡し以外でバトンを受け渡し(投げる等)た場合は失格となる。また、所定のエリア外でバトンを受け渡した場合も同様に失格である。
一般的には個々の選手の走る距離は均一である事が多いが、100m,200m,300m,400mと次の走者になるにつれ距離が伸びていくスウェーデンリレーと呼ばれるものもある。
継泳
水泳の競技の一種。こちらもリレー走同様に4人1チームで行う事が多い。泳ぎ方が指定されないフリーリレー(単純にリレーと言った場合はこちら)と泳ぎ方が指定されるメドレーリレーに分かれる。
継泳の場合はバトンなどは存在せず、直前の泳者が壁にタッチした後に次の泳者が飛び込むことが求められる。壁にタッチする前に飛び込んだ場合は失格である。
フリーリレーの場合は泳ぎ方は自由であるがメドレーリレーの場合は各泳者がそれぞれ指定された泳ぎ方で泳ぐことが求められる(1人目背泳ぎ、2人目平泳ぎ、3人目バタフライ、4人目自由形)。
泳ぐ距離は個々の選手で均一である場合が多いが、こちらの場合も距離が伸びていくルールも存在する。
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リレー回:アニメ等で陸上競技としてのリレーをテーマにした回。