概要
ロックマンエグゼシリーズに登場するネットナビの一体。名前の由来は砂漠を意味するデザート(desert)。
全身が砂の姿をしており、巨体ながら後述の通り、自由自在に変えられる。
初登場は『ロックマンエグゼ3』。
体が電脳砂で出来ているため姿を自在に変え、ブルースに善戦する程の強さを持つ。属性はないが水系のチップの攻撃を受けると少しの間固まる。
技は、パネルにアリジゴクを発生させる「アリジゴク」、電脳砂をライオンの形にし前方へ飛ばす「ライオンヘッド」、砂の塊をロックマンを狙って落とす「ヘビーサンド」の3つ。蜃気楼を見せる「デザート・ミラージュ」という技もあるがロックマンとの戦闘では使わない。
「ゾォォォォ……」という声しか発さないが、自動翻訳システムでネットナビ同士での会話は一応成立している。一般のナビに姿を変えている時は普通に話せる辺り、本来の姿だと上手く喋れないというだけの様子。
誘拐された伊集院秀石を人質に取られた伊集院炎山を助けるために駆け付けたロックマンにデリートされた。
後に復活し、砂山とフルシンクロして地中からの奇襲戦法でロックマンを苦しめるが、ガッツマンの活躍によって作戦が失敗に終わった上にロックマンとの戦いにも敗れ、またしてもデリートされた。
アニメ版
CV:梁田清之
初登場はロックマンエグゼAXESS。砂を操るダークロイド。
ブルースやロックマンを追い詰める程の実力を持つ。ゲーム版と違い普通に言葉をしゃべることができ、水による弱点は克服している。
徐々にダークチップの禁断症状が出始め、ダークチップを求めて彷徨っていた所をネット警察に捕らえられてしまう。更にシェードマンの命令で自分を消す為にやってきたフラッシュマンの手によってデリートされる。
なおこのときにフラッシュマンにダークチップの弊害を訴えた(しかしフラッシュマンはこれを無視し、皮肉にも彼もまたダークチップの禁断症状に襲われることになった)。
ロックマンエグゼStreamではアステロイドとして再登場。ゲームのように砂山のナビとなる。自由に地中に潜ることができる。
軌道エレベーターでの決戦において、クロスフュージョンしたロールに敗れ砂山の名を呼びながらデリートされた。
戦う前の発言とデリートされた際に砂山がショックを受けていた事から、フラッシュマンと西古レイと同様にオペレーターとナビとしての信頼関係があった事が窺える。
漫画版
闇の四天王の一人たる自立ナビとして登場。アニメ版よろしく電脳空間と現実空間が混ざり合った空間に出現。
オフィシャルセンターを襲撃し、『エグゼ5』編まで爪痕を残した。
ネットバトラーを纏めて呑み込むアリジゴクや壁の中を自在に行き来できる能力を持つ強敵だが、ブルース(ムラマサスタイル)の刀の鯖にされてしまう。
典型的な「奴は四天王の中でも最弱…」(実際に作中でも似たようなシーンがある)ポジションではあれど、絶大なインパクトを残した敵である事には違いない。