ロックマンの方はこちら→メタルマン
あらすじ
世界が大きな戦争で荒れるとき、
ある若者は科学者に託された人知を超えたパワードスーツとマスクを使い戦う!
彼の名はメタルマン。空を自由に飛び、鋼の弾丸を弾き返し、かなりの怪力を持つ。
そして敵を欺く不可視能力を秘めた最強のヒーローだ!
両親の敵を討ち悪の軍事企業の野望を潰すため今戦いのゴングが鳴る!
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※今のはまったくのデタラメです、あっているようであっていません。本当に申し訳ない。
概要だ!残念だったな!
上記の説明からからお察しの方も多いだろうが、アイアンマンのパロディとして制作された映画である。
DVDパッケージもアイアンマンに酷似しており、映画に詳しくない人は勘違いするかもしれない。
……が、その出来はパロディと呼ぶのもおこがましいレベルの酷い内容である。
(この記事を執筆している筆者ですら、視聴はお勧めしないむしろ本記事やレビューで満足したほうがいい。)
しかしニコニコ動画のゆっくり映画レビューで紹介された事で脚光を浴び(下記リンク参照)、
ニコ動ユーザーは勿論、一部のpixivユーザーに(主にネタで)愛される事となる。
制作は『エイリアンVSアバター』のTOM CAT FILMS。
日本での販売は(株)トランスフォーマー社。
主な登場人物を紹介して、本当に申し訳ない
カイル・フィン(演:サミュエル・ネイサン・ホフマイア)
この映画の主人公。「そこまでだ!残念だったな!」
天才青年だが閉所恐怖症。巻き込まれながらも不屈の精神と常識人以上の良心を持つ。
ちなみに閉所恐怖症に関しては、序盤でナノマシンが脳に作用し克服している。
戦争ゲームを作ったりしているが、ぶっちゃけ本編には関係ない。
博士の実験に協力した結果、一生脱げないパワードスーツを装着させられてしまい、
メタルマンとして活躍する事になるのだが……
メタルマンスーツ
カイルが着るパチモン臭いスーツとヘルメット。後述するブレイク博士のAIが付いている。
基本機能はヘルメット部分に集約されている様子。
- スーツとヘルメットを透明化し、生身のようになる『ステルス』
- 銃弾をも跳ね返す『シールド』
- 触れるだけで相手の傷をいやす治癒効果
- 不可視状態にする『フルステルス』
- 多くの強力な武装
- 大空を舞う飛行能力(本編では描写なし)
と便利な機能がある。が、しかし
装着すると一生脱ぐことが出来ない上に、一生とんでもなく不味い(原文だと砂糖水を混ぜたクソのような味)ブドウ糖液だけを食料にしなければならないというとんでもないデメリットがついて回る欠陥品。
更に言えばフルステルスも完全な不可視状態にならず、サーモグラフィであっさり破られる。シールド込みでも大量(数発)の銃弾を受けると機能に支障きたすという粗どころじゃない欠陥が目立っている。
しかし、このスーツには世界を変えるとてつもない秘密があるらしい……私にも分からん。
アーサー・ブレイク博士(演:レジー・バニスター)
戦争嫌いで平和のために敵組織から逃げてきた博士。元の名前はピーター。
ストーリーの序盤で殺害され、大半は彼を模した人工知能として登場する。
それだけ聞けば善良な人なのかもしれないが、
実は上記の欠陥品を押し付けた元凶である。
つまり、だいたいこいつのせい。「本当に申し訳ない」
また非常に無責任で独善的な人物で、カイルに非人道的な実験を行ったりしても
「早くこの状況に慣れろ」などと他人事のように接する。
更には情報の更新がちゃんと行われていないらしく、AIはパワードスーツの機能や本人の研究についてあまり理解していない節があったりする。
詳しいことはキャラクター名にある記事リンクを参考。
「(強化チップで機能を強化して)すごい!一体何ができるんだろう?」「私にもわからん。」
ジュリー(演:リーア・グリムソン)
この映画のヒロイン。敵組織に人質として連れ去られてしまう。
ちなみに最初から登場するが本編後半でいまさら再登場。
その後の活躍は期待しない方がいい。
マリッサ・リー(演:ジル・シャックルフォード)
敵組織の女研究員。某普通の魔法使いとは多分関係ない。
カイルを災難から逃がそうとする唯一の味方ヒロインでもある。
セバスチャンと因縁がある。
ダイアナ(演:キャサリン・ポーラック)
マリッサの助手。劇中でセバスチャンの反逆をしようとして、
早々彼に殺害されて早々に退場する。
その殺され方はあまりにも衝撃的である。
セバスチャン・リード(演:ポール・デヴィッド・ミラー)
敵組織のボスであり、本作のラスボス。「ここは私の土地だ」
拝金主義者の金持ちで、冷酷な男。え、博士の方が外道? 知らんな
ちなみに物語後半で誰得プレイを披露する。
できれば本編か下記リンクの紹介動画(17:50~らへん)で自分の目で確かめてほしい。
メッカテラーM48
クライマックスに脈絡もなく突如現れたセバスチャンの切り札、かなりの戦闘力を持っている。
凄い余談だ!何が書かれているんだろう!?
実はメタルマンのベルト部分は仮面ライダーカブトの「変身ベルトDXカブトゼクター」が使われている。
しかも塗り替えや改造無しで(一応カブトムシの角部分は取られている)、玩具版をそのまんま使用しているためチープ極まりない。
そのせいか、正面を向いた状態で腰部が見えるカットが不自然に少なかったりする。
また撮影技術に関してもかなりアレで、古めかしい映像のように人物が動いた際残像のように見える事もあれば陽射しが強烈過ぎて白トビを起こしたり、鳥の鳴き声が聞こえる等、まるでホームビデオのような有り様になっている。
なお予告編などで使用されているCGシーンは、主人公が自作ゲーム用に作ったものであり作中での活躍とは関係ない。これを予告でうまくつなげてしまうからあんまりだ。
MCU版映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』に登場するウルトロンがメタルマンにそっくりだった。劇中のウルトロンのメカボディも(メタルマンの元ネタである)アイアンマンスーツを基に作られてたのである意味必然かもしれないが。
理不尽な目に遭った故に悪堕ちしたメタルマンに見えないこともない。
話題になったせいでメタルマンのDVDが一万円くらいのプレミア価格になっている。
レンタル落ちなら安く買えるためどうしても買って見たいのであればこちらを狙うことを勧める。
そもそも、金を払ってみるようなものではないのだが…。