悪魔の毒々概要
1971年にロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが設立したB級映画専門会社。作品の多くをカウフマンが監督している。
作風は最低の一言。エロ、グロ、不謹慎ネタが飛び交ううえ、低予算のため作りが安い。良識ある映画人からは総スカンを食らっているものの、メジャー作品にはとてもできない過激表現や鋭い風刺が効いており、一部に熱狂的なファンを持つ。
1984年の『悪魔の毒々モンスター』で世界的ブレイクを果たし、日本ではそれ以降の作品に「悪魔の毒々○○」というタイトルがつけられ売り出された。1990年にはナムコと共同で『カブキマン』を製作した。
また、いずれの作品も低予算のため経営危機に瀕したことがなく、アメリカの独立系ではもっとも息が長い映画会社のひとつ。スタッフ・キャストも低賃金でこき使われるため、一部の例外を除いて出世できないと言われている。
カウフマンは現在、ロジャー・コーマンと並ぶ「B級映画の帝王」と呼ばれている。
悪魔の毒々代表作
『泣く女』1971年
『悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス』1976年
『スクイズ・プレイ!/恋の一発大逆転』1978年
『悪魔の毒々モンスター』1984年
『悪魔の毒々ハイスクール』1986年
『カブキマン』1991年
『キラーコンドーム』1996年
『悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法!』2002年
『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』2007年