CV:松風雅也
※本家ロックマンにおけるブルースについてはブルース(ロックマン)の記事を参照。
概要
バトルチップを単独で使える仕様のオフィシャルナビで犯罪者達の間でも名が通っており、レベルも違う。
この作品では赤基調のボディは変わらないが、黄色いロングスカーフがなくなり、代わりに銀髪の長い後ろ髪が伸びている(エグゼの初期は電脳感を出す為、布を使わないというルールが設けられていた為)。
2によると炎山がプログラミングをして開発したナビらしい。
最初期は「感情を持たない、あるいは希薄」と言う設定だったが作品を重ねるごと感情を発露するようになった。
基本的なモチーフはロックマンシリーズのブルースだが、長い後ろ髪とソード系をメイン武器とする特徴はゼロに近い。(アニメ版ではソード系チップを多用し、ロックマンゼロ版のゼットセイバーを使うシーンも多く見られた。)平時は盾を装備していない為わかりにくいが、ゲーム版では盾を召喚して防御、5ではバスターを使用するなど原典の要素も色濃く残している。
基本装備はバスターでチャージすると『ワイドソード』になる。
視界が効かなくなった時用の「ブラインドモード」がある。
必殺技として相手を中心に三角形を描きながら連続で斬りつける『デルタレイエッジ』を使用する。
人気な姿だが、何故か『フミコミザン』『イアイフォーム』などのチップの絵のモデルには選ばれなかった。
ゲーム版のバトル時は基本ロックマンと同様にフェイスガード(マスク)をしている。
ダークブルースはアニメとゲームとではデザインが大幅に異なり、ゲームでは通常のブルースとあまり変わらない姿をしている。
4.5ではプレイヤーが操作可能なナビとして登場。プレイヤーに対する口調は炎山と話す時と同様に敬語。(エグゼ5で熱斗がオペレートした時は敬語ではなかったのだが。まぁ、仕方ない。)彼の為に用意されたBGMはロックマン3のEDのアレンジ。
6では依頼を「改造カード」で出現する分も含めてクリアし、炎山に話しかける事でFZ(ファイナルゼロカスタム)となったブルースと戦う事ができる。
ただし、名前のモデルになったゼロ自体はロックマンエグゼトランスミッションに登場しているため、名前はあくまでファンサービスのような物だろう。
また、「ナビチェンジボックス」において「ビーストリンクゲート」に「ナビデータチップ」を読み込ませることで「ブルース、けんざん!」のセリフとともにブルースを操作することができる。なお、「光熱斗、よろしく頼むぞ しかしオレのオペレーターはあくまで炎山さまのみ・・・ バトルではオレがでるがふだんのナビゲーションはロックマンにたのむがいい」ということで、他のナビと異なりバトル以外の画面ではいつも通りロックマンが登場する。
ちなみに海外版ではこれらの連動要素が未発売であるため、正規プレイではブルースを操作できず、ブルースFZと戦うために必要な依頼は改造カード分も含め出現する。
各種メディアミックスにて
アニメ版
炎山との絆は強く、熱斗とロックマンが四苦八苦しながらN1グランプリ決勝で漸く完成させたプログラムアドバンスを難なく使いこなせていた。
普段は炎山のことを「炎山様」と呼んでいるが、Axcess中盤でダークチップに操られている間は呼び捨てしていた。
Axcessのダークブルースの一件を通じ、炎山との関係性が掘り下げられ、その決着となる49話「さらば、ブルース」では幼い炎山との出会いが描かれた。
「じゃあ…ボクと、ずっといっしょにいてくれる?」
「私でよろしければ。」
熱斗たちの協力や、炎山の決死のクロスフュージョンにより解放される。
アニメでは作品後半からコミカルなシーンも増えている。特にstreamにおける(サ)『遠足のおやつはァァァァッ!』(ブ)『500ゼニーまでェェェェェッ!』という迷言は伝説のシーンである。
Beastではサーチマンと共にトリルの扱いに四苦八苦し、ロックマンに押し付けたが、これによりロックマンはトリルに懐かれる事になる。
また高速回転で地面を掘り進む他、ソード二刀流からの赤い竜巻の如き回転斬りで相手をズタズタに斬り裂くこともできる。
漫画版
「キサマに斬れるのは、オレの残像が関の山だ」
鷹岬版では、四刀流の攻撃「ブラッディカルテット」というゲームでは登場しない技やムラマサスタイルにスタイルチェンジするなどの優遇っぷりを見せる(ゲームではブルースはスタイルチェンジできない)。
超外伝では新たにデルタエッジの強化版「真デルタレイエッジ」、次元を超えた斬撃を放つ「次元飛翔斬」、鍛え直されたムラマサの刃を三分割する闘法など新技を次々に披露している。この時点でブルースとロックマン共にリミッターを外して戦っており、その様はギガクラス(チップ)を超えたテラクラスと評された。
また登場初期は原作と同じく冷徹な印象が強かったが、サイトスタイルが暴走して凶暴になったロックマンと激闘を繰り広げた末に正気に戻す事に成功し、笑顔で駆け寄ったかと思えば突然殴りかかって取っ組み合いの喧嘩に発展するなど、話が進むにつれてコミカルな面も増えてくる。
あさだ版では何かとロックマンを「クズナビ」と呼ぶ割に序盤では不覚を取るシーンが多々見られたが、ゴスペル編を境にオフィシャルナビに相応しい実力を見せ始めるように。
こちらでは敵のナビの攻撃を吸収して「フォーメーションω・2」という強化形態に変身する能力を有している。
流星のロックマン
時系列上、本編に登場していないが流星のロックマン3ではバトルカード『ソードファイター』シリーズのイラストとゲームと連動する書籍『シークレットサテライトサーバー』のデータベースにブルース(のシルエット)が描かれている。
サテライトサーバーのレベルは28であり、ソード系のバトルカードで占められた実用的なフォルダ構成となっている。ソード系中心フォルダのブライノイズで戦うなら入れておいて損はないだろう。
ロックマンXDiVE
『了解。オペレートを頼む!』
限定イベント『バトルネットワーク.DiVE』にてロックマンと共にSランクキャラとして実装された。ボイスは、アニメ版ではなくツインリーダーズ版のものを流用している。
炎上するほどのぶっ壊れ性能で通信対戦では、後に参戦したフォルテの存在が霞むぐらいの猛威を振るった。
スキルである「フミコミザン」は、ロックオンさえできれば地形を無視して攻撃することができ、画面外から突然ブルースが現れて一瞬にしてやられてしまうという事態が多発。
これまでのPVP環境が崩壊。対戦の過疎化が進行した(それ以前のアイリスやシナモンは性能が高いとはいえ、装備の組み合わせ次第で対処できた)。
流石に運営もこれはまずいと判断したのか一部のキャラの突進スキルに無敵性能を追加。
耐ブルース用の強化を行ったが、最大まで強化したブルースの方が先にスキルを使用するとどの道こちらのスキルが使用不能になるので対策になっていない。
実際、ランキング戦の上位のユーザーの一部がこのブルースを所持している。
あまりの強さにその外見から誰が呼んだのか「赤ピクミン」という蔑称が広まった。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
ロックマンEXEと共にスピリットとして登場。★3の防御属性である。無印のブルースも登場している為、「ブルース.EXE」名義になっている。
余談
- ロックマンエグゼ15周年のスタッフインタビューで、読者の「ブルースの素顔の設定画はあるか」という質問に対する石原氏の回答によると、「設定画はありません。想像にお任せしますが少なくともイケメンなのは確かです」と語っていた。
- 彼を始めとしたネットナビや電波体が、刀剣を手に持たないのは単純に刀剣を持っていては面白くないというキャラデザ担当の石原雄二氏の案によるもの。ただし、一部のネットナビは手持ち武器を装備していたり、「Zセイバー」など一部チップは手持ち武器を召喚するチップだったりと何事に例外がある(そもそも初代ロックマンからして特殊武器をバスターから放つ傾向にある為、遠距離武器も必然的にバスターから変形する)。
関連イラスト
関連タグ
カーネル…チームオブカーネルのリーダー。こちらは5が初登場。
ブルース:初代ロックマンの方のブルース