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サイトスタイル

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さいとすたいる

『ロックマンエグゼ2』に登場するロックマンの潜在能力を100%引き出したスタイル。ただし大きな負荷がかかるため最大HPが半減する。

サイトスタイルは、『ロックマンエグゼ2』に登場するロックマンのスタイルの一つである。

名前の由来はロックマンの元々の姿である光彩斗から。

全スタイルのうち、唯一名前の法則が違うスタイル。他のスタイルは全て「属性+スタイル名」(例:ヒートガッツ、アクアカスタム)のような形で統一されている。

ノーマルスタイルと同じ名付け方といえばそれまでだが。

概要

ロックマンの潜在能力を100%引き出し、全てのスタイルの能力を併せ持つ最強のスタイル。

ただしロックマンの体に負担がかかるため、最大HPが半減する。属性は無属性。

HPを最大まで強化した場合1000であるため、実質的な最大HPは500になる。

非常に強い反面、脆さを持ち合わせているため、それをカバーする手段が必要となる。

pixivには漫画版『ロックマンエグゼ』に登場したサイトスタイルのイラストが投稿されている。

なお、ロックマンの出生に関わるスタイルであるため、そういった話が一切出てこないアニメ版には登場しない。その一方で鷹岬諒による漫画版においては大幅に異なる設定で登場している。

外見

ゲーム画面での見た目は少し薄い青になったロックマン。

公式イラストでは薄緑色に発光している。他、頭や体のライン部分にデータが巡っているような描写がある。

漫画版では変化が顕著で、目つきが鋭くなり、頭からオーラのようなものが出ていたり、ロックマンを囲う光輪が現れる。

発現条件

全ての「V3」と付くナビをSランクで撃破後、秋原町にいる女の子と会話する。

その後、一定回数バトルをすると発現。一度しか発現せず、別のスタイルで上書きしたり、トレードすると二度と手に入らない。

隠しスタイルの扱いで、後にも先にもサイトスタイルだけの特殊な入手法である。

このような条件であったため、続編でも入手手段が探されたこともあった。しかし、存在しない。

能力

無属性であり、チャージショットはノーマルスタイルと変わらないが最大威力は50。

ゲーム未経験者にとっては分かりにくいかもしれないが、デメリットを含めてもチートのような能力を持つ。

メリット

  • バスターのアタック(攻撃力)2倍(最大で10)
  • スーパーアーマー(攻撃を受けてものけぞらない)
  • デッキにナビチップを8枚まで投入可能。
  • ファーストバリア(戦闘開始時にバリアを発動済みの状態)
  • ←+Bでシールド
  • 戦闘開始直後からカスタム画面で10枚のチップから選択可能。※通常は5枚の内から選択する。

デメリット

  • バスターのラピッド(連射力)が1になる(ガッツスタイルのデメリットと同じ)
  • HP半減(最大で500)

そのあり得ない強さについて

まず、無属性なので弱点がない。2倍ダメージを受けることがないのは大きなメリット。

バスターの攻撃力が10。通常弾1発で敵ウィルスに10ダメージ。

10回当てれば並のバトルチップと同等の100ダメージになる。

連射性能は最低だが密着状態でなら高速連射が可能。バスターだけでも戦えるレベル。

チャージショットは溜まるのが早い上に50ダメージ。弾速は最高で隙も無い。

攻撃を受けてもスーパーアーマーのおかげでのけぞらない。

バスティングレベルが下がりにくく、ダメージを受けて攻撃が中断される危険性も低い。

普通なら5枚までの所を全く同じナビチップを8枚まで入れられる。強力なフォルテV3やブルースV3を8枚積みできる。フォルテ4枚にゴスペル4枚というとんでもない構成も可能。もちろん狙うのはPAダークメシア。

戦闘開始時にバリアを装備。とりあえず1発は防いでくれるので、敵の攻撃を受けつつ攻撃しても1回だけは安全。

何よりのメリットは自分を含めて200ダメージ与えるゼウスハンマーを最初からノーリスクで使えること。

手軽に敵全滅+自分はノーダメージ。

コマンド入力でシールドが出せるため、避けなくてもシールドで防ぐことができる。

慣れれば全く動かずにシールドで防御し続けられる。咄嗟に防御できるのはとにかく便利。

極めつけは最初からカスタム画面10枚オープン。カードゲームで言うと、最初にデッキから5枚カードをドローする所を10枚ドローするのに等しい。

5枚から選択して使っていくのと10枚から選択するのでは取れる戦術の幅が違う。

また、プログラムアドバンスを発動する組み合わせも初手で容易に揃えられる。

無敵系・オーラ系チップをデッキに複数枚入れておけば、大体1枚は初手に入っているので簡単にHPの低さをカバーできる。

という超性能が誇張なしで全て使える。「やられる前に全力で、容赦なくやる」性能。

漫画版における設定

ウラインターネットの奥に存在するダークサンクチュアリにある神殿で、「秘宝」と呼ばれる幻の強化パーツを守護するナビ、ファラオマンが繰り出した最強の四戦士との戦いの中でロックマンはファラオマンに「伝説の秘宝は己にだけあるもの」と教えられる(なお、ファラオマンの発言から彼らを生み出した文明は2万537年以上前のものだとわかる)。四戦士に苦戦するなか熱斗とロックマンは自分にしかないもの、それは「二人の絆」だと気づく。その瞬間、神殿から放たれた光によりフルシンクロを超えるパーフェクトシンクロを発動させサイトスタイルとなり、四戦士とファラオマンを倒した。

チェンジしたときは好戦的な性格に変化し一人称が俺になり、接近戦は格闘、遠距離戦では掌からエネルギー弾を放つ。

しかし、エグゼ3編では闇の力の影響でサイトスタイルが封じられてしまったため対策として右腕にサイトスタイルの力を集約させて戦うことになる。

ダークロイドのアジトである闇の世界に潜入する際に使用したのを最後に登場しなくなった。

作中オリジナルの展開としてフォルテが能力をコピーしてサイトスタイルに変身するシーンがある。

サイトバッチ

サイトスタイルの根幹を成すプログラム。

名称そのものが登場したのは『1』。正確には「saito.bat」の表記。

マジックマンの攻撃でデリート寸前まで追い込まれたロックマンを復活させるため、光祐一朗がロックマンの正体を明かすとともに熱斗に使用させた。

組み込むことで熱斗の双子の兄、光彩斗の遺伝子データとロックマンのデータを完全に一致させるプログラム。これを組み込むことで、ロックマンEXEは熱斗の兄、「光彩斗」の生き写しに限りなく近い存在になり、二人は一心同体とも言えるナビとオペレーターであると同時に、仮想と現実で生きる血の繋がった兄弟という関係となった。

『3』ではナビカスプログラムとして登場。多くの効果が得られる代わりにHPが半減するプログラムである。HP半減はバグストッパーで回避が可能だが、プログラムパーツがユニークカラーであるオレンジなので改造ツール(※ゲーム内で入手できる、ナビカスのエラーを解消させるツール)が必須。

『4』も同様で、デメリットがHP半減ではなく-500になっている。コマンドラインを埋め尽くすほどプログラムのサイズが大きいため、このデメリットは回避不可能。

『5』はデータ上には『4』と同じものが存在するが本編中では入手不可能。ただし、改造カードに「光彩斗」が存在する。

『6』ではファルザー版限定でギガチップとして登場する。フォルテを倒すことで入手。HP減少のデメリットがない代わりに、バトル中にチップを引き当てる必要がある。

『4』以降はフルシンクロ状態になることで光輪が現れ、サイトスタイルに近い色彩になる。

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