曖昧さ回避
概要
初登場は『ロックマンエグゼ2』。『ロックマンエグゼ3』でも引き続き使用。『4』以降のシリーズでは廃止されている。
オペレーターの戦闘の癖にあう形態へ変化する。アジーナエリアの国宝であるプログラム「チェンジ.bat」を組み込んだ事によって発生する為、組み込んだナビ以外では発生する事はない。
4つの属性である「ヒート」「アクア」「エレキ」「ウッド」のどれかと、「ガッツスタイル」「カスタムスタイル」「ブラザースタイル」「シールドスタイル」のうちいずれかのスタイルを組み合わせた姿になる。
この他、特別なスタイルとして属性を持たない「サイトスタイル」が存在する。
『3』ではさらに「バグスタイル」「グランドスタイル」「シャドースタイル」が追加された。なお、「グランドスタイル」は通常版、「シャドースタイル」はBLACK版に限定されている。
様々なメリットをもたらすが、もれなく弱点属性が付いてしまうのが欠点といえば欠点。
パターンは一属性に4つあるものの、公式イラストでは「ヒートガッツスタイル」「アクアカスタムスタイル」「エレキブラザースタイル」「ウッドシールドスタイル」「アクアバグスタイル」「エレキグランドスタイル」「ヒートシャドースタイル」が公開されている。(設定画集ではバグ、グランド、シャドースタイルの全属性が描かれている。)
また、『1』ではスタイルチェンジの先駆けと思しき「アーマーチェンジ」という機能がある。こちらは敵からの属性攻撃を軽減するといったもので、見た目に変化が現れる事はない。
なお、チェンジ.batの保管庫はアジーナエリアにいる至って普通そうなナビから貰う鍵で開けることが出来、ここからロックマンは無断でチェンジ.batを持ち出しているが、ロックマンの身体に改造されたチェンジ.batが組み込まれた後はオリジナルデータは元に戻された模様。
それにしても入手過程が合法とは言い難いが、アジーナがゴスペルの襲撃で壊滅状態になったのでそこら辺の是非は有耶無耶になったのかもしれない。
漫画版にも登場している。
鷹岬版ではファラオマンに仕える四戦士(ロックマンのコピー)がそれぞれガッツ/シールド/ブラザー/カスタムスタイルに、ロックマン本人がサイトスタイルに変身している。
あさだ版では、サイトスタイル以外のスタイルが登場しており、こちらは熱斗とロックマンの思いや考えが一つになると変化する(例えば誰かを守りたい思いならシールドスタイル)スタイルとなっている。
バグ技スタイル
『2』ではスタイルチェンジの交換にバグがあり、ロックバスターがアニメ版並の超火力になってしまう。
条件は既ににあるスタイルとレベルのみ違う同スタイルという、一見無意味にも見える方法でトレードを行うこと。
続編『3』では実装されていない方のグランドスタイルとシャドースタイルにそれぞれ変身できてしまうバグがある。
『4』以降にスタイルチェンジが廃止された理由として、単にマンネリ打破のためのソウルユニゾン実装のほか、この2つのバグが原因のひとつとも考えられる。
属性
ヒート
ロックマンが炎属性になり、チャージショットが3マス先まで届く火炎放射になる。チャージ速度は普通だが単発火力が高い。
また、マグマパネルのうえに乗ってもダメージを受けない。
専用チップは縦3マスに広がる炎属性の波を飛ばすオオアカツナミ(2)と穴パネルに向かって炎を飛ばすプロミネンス/サラマンダー(3)。
ヒートスタイルのみ元ネタのバトルチップが無かったためか、最終作『6』では性能の近い「ヘルズバーナー」が登場した。
アクア
ロックマンが水属性になり、チャージショットが着弾点の後方1マスに誘爆するバブルショットになる。威力は低めだがチャージ速度が非常に速い。
また、「3」では氷パネルの上を通過しても滑らなくなるが、氷パネル上で電気属性のダメージを受けると4倍のダメージを食らう。
専用チップは3マス前に敵を凍らせる爆風を十字に広げる爆弾を放つフリーズボム(2)と目の前の穴パネルから水柱を直線上に放つチカスイミャク/ダイフンスイ(3)。
エレキ
ロックマンが電気属性になり、チャージショットが前方に電気の輪っかを飛ばすラビリングになる。威力が低く、チャージ時間も非常に遅いが当たった相手をマヒさせる。
専用チップは、HPを消費した分威力が上がる電撃を周囲1マスに放つチャージスパーク(2)と置物に雷を落としてその周囲1マスを電撃で攻撃するライトニング/サンダーボルト(3)。
ウッド
ロックマンが木属性になり、チャージショットが2マス前に木属性のトルネードを放つコガラシになる。チャージが少し遅く攻撃範囲が狭いが、全弾当てれば火力はトップクラスであり、プロト相手には非常に有効。
また、草むらパネルのうえに乗ると自動で体力が回復し、アンダーシャツも装備していればデリートされづらくなる。ただし、この状態で炎属性の攻撃を食らうと4倍ダメージになる。
専用チップは、後に選んだバトルチップの攻撃力を吸収するワイドソード/ロングソードで切り裂くガイアソード/ガイアブレード。
スタイル一覧
『2』・『3』に登場
ガッツスタイル
バスターの能力に特化しているスタイル。
右腕がガッツマンのような大きな腕になっているのが特徴。
バスターを多用する場合に発現しやすい。
『2』のガッツスタイル
バスターの攻撃力が2倍になり、敵の攻撃を受けてものけぞらないスーパーアーマーの効果を有しているが、バスターの連射力が最低値になる。
『3』のガッツスタイル
バスターの攻撃力が2倍になるのは健在で、さらにバスターを連打することでバスターを連射できるガッツマシンガンを発動可能。
スーパーアーマーはナビカスプログラムになり、その他バスターやチャージショットにブレイク効果が付加されるブレイクバスター、ブレイクチャージを持ってくる。
アニメのガッツスタイル
属性はヒート。初めてスタイルチェンジした姿であり、バスター及びパンチのパワーが上がるスタイル。
また、並みの防御なら突破可能な火炎放射を放つ。
漫画版のガッツスタイル
鷹岬版
ファラオマン率いる四戦士の一人が使用。
火炎放射と強烈なパンチが長所。
あさだ版
能力については同上。
カスタムスタイル
チップの大量に使用する戦い方に合わせたスタイル。
バックパックが肥大化し、腕や足に緑の宝石のようなパーツが追加。
チップを複数使用する場合に発現しやすい。
『2』のカスタムスタイル
カスタム画面でチップが7枚表示されるようになる。
『3』のカスタムスタイル
カスタム画面に表示されるチップが+1され、ナビカスはチップの表示枚数を増やせるものを持ってくる。さらに、一部のウイルスをナビチップや暗転チップを使わずにバスティングレベルSで撃破すると、特殊なチップが手に入る。
アニメのカスタムスタイル
属性アクア。スロットインしたバトルチップの力を最大限に引き出し、チップを自動で増殖させることにより、プログラムアドバンスを容易に発動できるが、ロックマンに負担がかかるためエキストラコードで体力を底上げしなければまともに使いこなせない。
漫画版のカスタムスタイル
鷹岬版
ファラオマン率いる四戦士の一人が使用。
プログラムアドバンスを自由自在に使用可能。
あさだ版
チップの扱いが得意になる他、索敵能力が向上している。
ブラザースタイル
ナビチップの使用する戦い方に合わせたスタイル。
ヘルメット部分が大きく変化している。
ナビチップの使用頻度が高い場合に発現しやすい。
『2』のブラザースタイル
ナビチップの上限を5枚から8枚にする。
『3』のブラザースタイル
メガクラスのチップの上限を+1する。ナビカスではメガクラスチップの上限を増やすプログラムを持ってくる。
また、バスティングレベルSで20秒以内にV3ナビを撃破することでV4のナビチップを入手可能となる。
アニメのブラザースタイル
エクステンションチップと呼ばれる装置を介して他のPETと接続することにより、ほかのナビの力をロックマンが扱うことができるようになる。 属性はエレキ。
漫画版のブラザースタイル
鷹岬版
ファラオマン率いる四戦士の一人が使用。
ロックマンの記憶から生み出したナビの幻影を用いた攻撃を得意とする。
あさだ版
ナビマーク状のホールを用いて、仲間の能力を使用したり、 攻撃を転移させて仲間を守るスタイル。
シールドスタイル
攻撃力ではなく防御力に優れたスタイル。
フェイスガードがより強固になり、右腕にシールドを備えている。
回復系や防御系の多用、バトルでの被弾率が少ない場合に発現しやすい。
『2』のシールドスタイル
戦闘開始時に敵の攻撃を一度だけ防ぐバリアを展開、さらに←+Bのコマンドにより敵の攻撃を防ぐシールドを発動できる。
『3』のシールドスタイル
戦闘開始時に敵の攻撃を一度だけ防ぐバリアを展開する。ナビカスでは攻撃を半減するブロックや攻撃を防ぐシールド、攻撃を跳ね返すリフレクトを持ってくる。さらにシールドなどでタイミングよくガードするとHPが一定量回復する。
アニメのシールドスタイル
防御に特化したスタイルで、属性がウッドのため、チャージショットでコガラシを放つことができる。
漫画版のシールドスタイル
鷹岬版
ファラオマン率いる四戦士の一人が使用。
強固な防御力が特徴。
あさだ版
能力についてはアニメ版と同様。
『2』のみに登場。
サイトスタイル
4つのスタイルの能力を持つ特殊なスタイル。
詳細はサイトスタイルを参照。
『3』のみに登場
グランドスタイル
『3』の通常版限定で、地形変化を利用する事に特化したスタイル。
地形変化系のチップの使用頻度が高い場合に発現しやすい。
基本能力がチャージショットにパネルひび割れ効果を付けるのみで、実は最弱のスタイルチェンジである。
色が同じブラザースタイルのナビカスプログラムも併用して、セットグリーン/セットアイスとメガチップのコンボを狙いたい。
プログラムパーツは、戦闘開始時に全エリア(セットホーリーのみ自エリア)のパネルをそれぞれの属性パネルに変化させられる「セットグリーン(草むら)」、「セットアイス(氷)」、「セットマグマ(マグマ)」、「セットホーリー(ホーリーパネル)」を獲得できる。アニメ版未登場。
漫画版
あさだ版のみに登場。
地形を変化させて攻撃や防御に使用する。
シャドースタイル
『3』のBLACK版限定で、敵を欺く事に特化したスタイル。
ダメージを無力化する無敵系チップの使用頻度が高い場合に発現しやすい。
ため撃ちがショートインビジになるほか、移動速度が上がる。
プログラムパーツはヒビパネルの影響を受けない「シャドーシューズ」、マグマや氷パネルの影響を受けない「フロートシューズ」、コマンド入力でカワリミを発動する「カワリミマジック」を獲得できる。アニメ版未登場。
漫画版
あさだ版のみに登場。
忍者のように素早く意表をついた戦法が得意。
ちなみに通常版では稀にシャドースタイルが発現するバグが存在する。
発現時に上書きした場合、それ以降の新たなスタイルチェンジが出来なくなる。
(BLACK版でもグランドスタイルが発言する同様のバグが存在する)
バグスタイル
常にバグを引き起こすリスキーなスタイル。
詳細はバグスタイルを参照。
関連イラスト
余談
作中でロックマンが組み込むまでチェンジバットは何故か保管されたままだったが、その理由は明らかになっていない。(普通に考えればいくら国宝級の貴重なプログラムとはいえナビのパワーアップのために作られたシステムをそのまま使わずに保管するのはおかしな話である)また、4以降は、ビデオマンのセリフからスタイルチェンジの情報自体は一般にも広がっていることが分かるが、その割にはチェンジバットを組み込んでスタイルチェンジを発動するナビは登場しなかった。(単に、チェンジバットを手に入れられなかっただけかもしれないもしくは、チェンジバットを組み込まないと発動できないことは知らなかったとも考えられるが・・。)
これについては国宝級のプログラムであるがゆえに、容量が膨大であるため、その容量を組み込めるほどのナビがロックマン以外いなかったと考えることもできる。(ロックマンはエクサメモリが組み込まれているため他のナビを圧倒するほどの容量がある。)
関連タグ
仮面ライダーウィザード 魔法つかいプリキュア … これらも「スタイル」を変えながら戦う。