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ソウルユニゾン

そうるゆにぞん

ソウルユニゾンとは、『ロックマンエグゼ』に登場するシステムである。本稿ではダークユニゾンについても解説する。
目次 [非表示]

概要

初登場は『ロックマンエグゼ4』。『5』にも引き続き登場する。『6』ではクロスシステムと交代した。


スタイルチェンジに変わる新たなロックマンのパワーアップで、ロックマンが対象のナビと戦うことで魂を共鳴し合い、まるで化学反応を起こしたかのようにロックマンのプログラムがそのナビに近い物へと変わり、容姿が変化する。

これを応用し、ソウルを共鳴させたナビがロックマンに力を送り込む事もでき、ネビュラグレイ戦で披露された…が、最終決戦で駆け付けたグライドだけはロックマンの友人ポジションにありながら、どの作品でも魂を共鳴させてソウルユニゾンの力を与えるという描写がない(そもそも作中でバトルができないキャラである)。


対象のナビとロックマンが共鳴すると、カスタム画面でソウルが持つ属性と同じバトルチップ1枚を選択した後で「いけにえコマンド」を選択するとユニゾン用のチップを作ることができるようになり、ユニゾンチップを送信するとバトル開始と同時にソウルが発動する(いけにえコマンド後は次に選ぶチップのコードを無視して選択可能であり、これを利用して不要なチップを除外するという応用も可能)。アニメ版ではいけにえコマンドはなく、ナビと心を通わせるとソウルユニゾン用のチップが生成され、以後はそれを使用して変身するという設定になっている。


3ターンが経過すると自動的に解除され、そのバトル中には再度同じソウルになる事は出来ない。ただし『5』ではナビカスタマイザーや改造カードによって5ターンまで延長が可能になる。


また、携帯アプリ版の『ロックマンエグゼ レジェンド オブ ネットワーク』にはアメロッパがこのソウルユニゾンを応用して開発したと言われるシステム、『トランスアーム』という変身機構がある。戦ったナビのデータを自動的に採取し、その力を右腕に宿して変身するというもので変身時にチップを一枚生贄にするというのと3ターンしか変身できないなど共通点があるが、その名の通り主に変化するのは右腕であり、後は頭部の形状が変化する程度である。

こちらはノーバディによってトロイの木馬が仕掛けられていたが、最終決戦でロックマンがウイルスを跳ね除けて完全な制御を可能とした。


「ユニゾン」は音楽用語のひとつで、複数の歌手が同じメロディ・高さで歌うこと。日本語で言うと「国歌斉唱」の「斉唱」の部分。エグゼに限らず、ロックマンシリーズの重要な用語は音楽用語から引用される事が多く、ソウルユニゾンもその例に倣っていると思われる。


なお、「エグゼ5」のストーリーをベースにしたアニメ「ロックマンエグゼStream」では5で新規に登場したソウルユニゾンではジャイロソウルしか登場しておらず、そのほかのソウルユニゾンは5でも登場しているものを中心に「エグゼ4」から続投している。


なお、「ロックマンエグゼコンプリートワークス」によれば、アニメオリジナルでアイスマンとのソウルユニゾン「アイスソウル」が出る案があったそうで、デザイン画も描き起こされた。


『5』ではダークチップをいけにえにする事で発動するカオスユニゾンも登場。

詳細はリンク先を参照。


ダークユニゾン

『4』に登場。悪ロックマンがデリートされそうになると自動的に発動する。

ロックマンがその身に宿すダークソウルに体を乗っ取られ、一定時間オペレートを受け付けなくなり暴走する。

これまで自分がよく使ってきたバトルチップやプログラムアドバンスを記憶した「オートバトルデータ」を使用してくる。


ソウルユニゾン一覧

『4』に登場。

レッドサン

ガッツソウル

対象:ガッツマン

属性:地形破壊

効果:地形破壊系・無属性チップの攻撃力+30。チャージショットが相手を一マス押し出すガッツパンチ。B連打で発射中無敵になるガッツマシンガン。


ファイアソウル

対象:ファイアマン

属性:炎

効果:暗転しない炎属性チップチャージでファイアアーム。マグマパネルを踏むごとにHP50回復。相手エリアの一部がクサムラパネルに変化。チャージショットが火炎放射。

弱点:水属性攻撃で受けるダメージ2倍。


ロールソウル

対象:ロール

属性:回復

効果:チップ使用時にHP10%回復。チャージショットがチップ破壊効果のあるロールアロー。


ウインドソウル

対象:ウインドマン

属性:風

効果:Bでエアシュート。ユニゾン時に相手のオーラ、バリアを吹き飛ばすスーパーキタカゼ発動。パネルの影響を受けないフロートシューズ。敵エリアに常時スイコミ発動。風属性チップの攻撃力+10。チャージショットが相手を一マス吹き飛ばすフウジンラケット。


サンダーソウル

対象:サンダーマン

属性:雷

効果:電気属性と無属性チップにマヒ効果。チャージショットが相手をマヒさせるラビリング。

弱点:木属性攻撃で受けるダメージ2倍。


サーチソウル

対象:サーチマン

属性:インビジ

効果:ユニゾン時に相手のユカシタ、インビジブル解除。カスタム画面でバトルチップを最大3回までシャッフル可能。チャージショットが自動的に相手を狙うスコープガン。


ブルームーン

アクアソウル

対象:アクアマン

属性:水

効果:氷パネルで滑らなくなる。暗転しない水属性チップチャージで攻撃力2倍。チャージショットがアクアショット。

弱点:電気属性攻撃で受けるダメージ2倍。


ナンバーソウル

対象:ナンバーマン

属性:数値

効果:カスタム画面で選べるチップが10枚。無属性チップの攻撃力+10。チャージショットが10×出目のサイコロボム。


メタルソウル

対象:メタルマン

属性:ブレイク

効果:Bでブレイクバスター。暗転しないブレイク属性か無属性チップチャージで攻撃力が二倍。チャージショットがブレイク性能を持ち相手を一マス押し出すメタルフィスト。


ウッドソウル

対象:ウッドマン

属性:木

効果:ステータス異常にならなくなる。クサムラパネルの上でHPが徐々に回復。木属性チップが次に選んだ無属性チップの攻撃力を吸収。チャージショットが20×8のコガラシ。

弱点:炎属性攻撃で受けるダメージ2倍。


ジャンクソウル

対象:ジャンクマン

属性:置物

効果:ユニゾン発動時相手に混乱状態。バトル中に一度使ったチップを再びカスタム画面で選べるようになる。チャージショットが場にある置物を飛ばすポルターガイスト。


ブルースソウル

対象:ブルース

属性:剣

効果:B+左コマンドでリフレクト発動。暗転しない剣属性チップチャージで攻撃力2倍+フミコミザン。チャージショットがワイドソード。


『5』に登場

チームオブブルース


マグネットソウル/マグネットカオス

対象:マグネットマン

属性:電気

効果:マグネットパネルの効果無視。B+左コマンドで同列の敵を移動できなくする。暗転しない電気属性チップチャージで攻撃力二倍。チャージショットが相手をマヒさせ引き寄せるマグネットボルト。カオスユニゾン時は威力200で通常のサンダーボールより長く相手を追尾するダークサンダー。

弱点:木属性攻撃で受けるダメージ2倍。


ジャイロソウル/ジャイロカオス

対象:ジャイロマン

属性:風

効果:風系チップ仕様でプロペラが回転し、次に使う無属性か風属性チップの攻撃力2倍。パネルの効果無視。チャージショットがB×5+10ダメージでさらに相手のオーラ、バリアを吹き飛ばすトルネードアーム。カオスユニゾン時は50×8ダメージのダークトルネード。


ナパームソウル/ナパームカオス

対象:ナパームマン

属性:炎

効果:炎属性のチップの攻撃力二倍。マグマパネルに乗ると攻撃力+10になりノーマルパネルに戻る。炎属性チップチャージで相手を追尾するナパームボム。チャージショットがB×5+5ヒットのファイアバルカン。カオスユニゾン時は100×10ダメージのダークメテオ。

弱点:水属性攻撃で受けるダメージ2倍。水パネルの上でHP減少。


サーチソウル/サーチカオス

基本的には『4』と同じ。いけにえチップがインビジ系からカーソル系に、チャージショットの攻撃力がB×2+10×5ヒットに変更。カオスユニゾン時は8マスに300ダメージのダークサークル。


メディソウル/メディカオス

対象:メディ

属性:回復

効果:カスタム画面で調合チップが二枚出現。チャージショットがB×10+30ダメージのカプセルボム。カオスユニゾン時は1000回復のダークリカバリー。



ブルースソウル/ブルースカオス

基本的には『4』と同じ。チャージショットの攻撃力がB×10+80に変更。カオスユニゾン時は攻撃力400でドリームソードと同じ範囲を攻撃するダークソード。


チームオブカーネル


ナイトソウル/ナイトカオス

対象:ナイトマン

属性:ブレイク

効果:暗転しないブレイク属性チップチャージで攻撃力二倍。自エリア最前列でチップ使用時約1秒間無敵。チャージショットは自分の周りを鉄球で攻撃し当たった相手を混乱状態にするロイヤルレッキングボール。カオスユニゾン時は100×6ダメージのダークドリル。


シャドーソウル/シャドーカオス

対象:シャドーマン

属性:インビジ

効果:移動速度アップ。B+左コマンドでカワリミマジック。ソード系チップチャージで敵の背後に回り攻撃。パネルの効果無視。チャージショットがロングソード。カオスユニゾン時は一定時間無敵になって暴れ回る、つまりダークソウルユニゾンと同じ状態になるダークインビジ。


トマホークソウル/トマホークカオス

対象:トマホークマン

属性:木

効果:ステータス異常にならなくなる。ユニゾン時全パネルがクサムラパネル化。クサムラパネルの上で徐々にHP回復。クサムラパネルの上で木属性チップ使用時ノーマルパネルに戻る代わりにダメージ二倍。チャージショットがドリームソードと同じ範囲を切りつけるトマホークスイング。カオスユニゾン時は敵エリアの後方から400ダメージの竹槍を繰り出すダークランス。

弱点:炎属性攻撃で受けるダメージ2倍。


ナンバーソウル/ナンバーカオス

基本的には『4』と同じ。チャージショットの攻撃力がB×5+5+出目に変更。カオスユニゾン時は次のチップの攻撃力+50のダークプラス。


トードソウル/トードカオス

対象:トードマン

属性:水

効果:水パネルの上にいると潜水し、電気属性以外のダメージ無効。氷パネルの上で滑らない。暗転しない水属性チップチャージで攻撃力二倍。チャージショットがマヒ効果のあるショッキングメロディー。カオスユニゾン時は攻撃力300で貫通性能を持つダークワイド。

弱点:電気属性攻撃で受けるダメージ2倍。


カーネルソウル/カーネルカオス

対象:カーネル

属性:置物

効果:カスタム画面で攻撃力のある暗転しない無属性チップを選択時に「ARM CHANGE」コマンド実行でそのチップを消費し、チャージショットとして使用可能。相手エリアの置物にカーネルアーミー出現。チャージショットが前方の敵を×字に切りつけるスクリーンディバイド。カオスユニゾン時は演奏中相手をマヒ状態にするダークサウンド。


余談

『4』でソウルを共鳴させた筈のサーチマンブルースが次回作でさも初めてソウルを共鳴させたかのような描写になっているが、前作は周回制であり、該当するナビと当たらない周がある他、「ひかえしつ」システムによって別バージョンの共鳴相手が(ソウルユニゾン不可能なナビとして)シナリオに登場するのである程度説明は付く(少なくとも『チームオブブルース』の世界観ではライカ&サーチマンと熱斗&ロックマンは対面済みなので、前作のトーナメントで戦った事は確定と思われる)。


関連タグ

ロックマンエグゼ カオスユニゾン

スタイルチェンジ クロスシステム

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