CV.高木渉。
人物像
ミジンコ型レプリロイドで、非常に高い情報処理能力を生かし、有人型巨大兵器開発テストパイロットを勤めていた。
優秀な能力を持ち合わせている一方で、非常に我儘な性格が災いし、仕事仲間との喧嘩が絶えず、傲慢な性格をした生みの親のゲイトですらも頭を痛める程の問題児であった。
口調はかなり子供っぽく癖がある。
自らの能力を誇示する事に固執する性質はゲイトと同様で、テストプログラムを無視するどころか、勝手に自分に都合の良いカリキュラムに書き換えて実験をこなしてばかりいたのだが、それでも優秀な成果を出していた事で、同僚達は止めようにも止められなかった模様。
この行いは、テストを行ったミジニオン以外、誰にも運用が出来なくなってしまう危険性にも繋がっていた為に、遂には事故に見せかけて処分される事になってしまった。
ナイトメア調査員として蘇った後は兵器開発所を占拠、過去に自らが試験運用を行った巨大機動兵器「ビッグ・ジ・イルミナ」をナイトメアウイルスの力で暴走させる。
戦闘では分裂したり耐久力が高い泡「ルシフェラーゼ」をいくつもばら撒いて相手を追い詰める。また、弱い攻撃だと回復されてしまう。
因みに、セイバーで攻撃すると、ミジニオンが吹っ飛び、壁に激突する為、「ゼロコンボ(滅多切り)」が効かない(そもそも地上斬り一発で無敵状態になる)。
また、体力が多いことや前述のようにゼロコンボが使用できないため、持久戦にもつれ込む場合がほとんどである。
また弱点武器もほぼあってないようなもののため、純粋な実力勝負を強いられる。
なお、他のシリーズと異なり、X6の8大ボスには「異名」が設定されていない。
ちなみに余談だが
現実のミジンコも彼のように単為生殖が可能だが、実は単眼である事実はあまり知られていない。側面から撮影した写真が有名だが体が透けているため単眼が双眼と誤解されやすいのが原因。もし実際のミジンコを元にミジニオンがデザインされていたら空洞の頭部にバックベアードが浮遊した姿になっていたことだろう。
使用技
浮遊移動
エックス、ゼロを追跡するかの如く、不規則な移動をしてくる。
インフィニット・スケープ
ダメージを受けると、スケープゴート(分身)を出現させてくる。
大ダメージだと一発、小ダメージだと蓄積で出現する。
また、LV.に応じた数だけ、スケープゴートを生み出せる。
ルシフェラーゼ
身体を構成する物質・ルシフェラーゼを展開、複数生み出す。
スケープゴートが配置されていると、そこからもルシフェラーゼを生み出してくる。
難易度を「むずかしい」にすると、スピードが増す。
「ルシフェラーゼ」とは、発光バクテリアや蛍等の生物発光において、発光物質が光を放つ科学反応を触媒する作用を持つ酵素の総称である。
ルシフェ・レイズ1
「ほっほーぅ!!」とシャウトしながら、発光性の特殊物質の弾を八方に拡散・放射する。
アローレイ
操作キャラと高さを合わせた後に、発光性の特殊物質を追尾レーザーとして抽出し発射する。操作キャラが真上か真下に来た時に、一度だけその方向に直角に曲がる。
発動時に「やれぇ!!」か「行っけぇー!!」と発言する。
難易度を「むずかしい」にすると、スピードが増す。
マルチプライヤー
エックスバスター(チャージ系ではない)等の弱い攻撃を当てると、特殊物質を自己増幅、自分の体力を著しく回復する。
ただし、シャドーアーマーの手裏剣型バスターでは回復しない。
ギガ・アローレイ
ステージ中央付近に瞬間移動した後に落下し、落下と同時に弾を左右に射出。
上空から、アローレイを複数飛来させる。
広範囲の攻撃なので、回避するのが難しい。
なお、落下時に射出された弾を、ガードシェルやショットイレイザーで消すと、消された地点より画面端側にはアローレイが落ちない。
ルシフェ・レイズ2
マルチプライヤーの後、ルシフェ・レイズを8回使ってくる。
断末魔
「何すんだよぉーっ!」
HPが多くても、所詮ミジニオンは子供っぽいものである。
弱点武器
エックス:ガードシェル
ゼロ:ガードシェル
ガードシェルのシールドを当てるというのではなく、ミジニオンの攻撃(ルシフェ・レイズとギガ・アローレイ)をガードシェルで受け止め、発生したカウンターショットを当てるとダメージを与えられる。例によってダメージ効率は芳しくない。
この時ミジニオンは「あーはぁー!!」と叫ぶ。
ちなみにチャージガードシェルでも通用するが、こっちは与えるダメージの量がやや低め。
ガードシェルを貼るとセイバー系の攻撃のヒット数が倍加するため、どちらかというとこれを利用して泡の破壊に役立つイメージ。
特にハードモードでは有効。
獲得武器
アローレイ(エックス)
通常:エックスの位置にあわせて上下する、太く短いレーザーを発射する。
レーザーは壁に到達すると上方向へ(しゃがんで撃った場合は下方向へ)沿って進む。
チャージ:エックスを中心に画面下から5本の極太のレーザーを発射する。発動中は動けないが無敵になるため、攻撃からの回避手段としても使える。やはり滞空時間延長に使える。
更に、ミジニオンを除く殆どのボスに、弱点相当のダメージを与えることができる。
尚、解説書では「レイアロー」と誤表記されている。
裂光覇(れっこうは)(ゼロ)
地上で、ギガアタックボタン。
拳で地面を殴り、画面上部から何本もの極太のレーザーを放ち、画面全体を攻撃する。発動中は無敵状態になる。
エックスにおけるギガアタックに相当する技。
コマンダー・ヤンマークの弱点。
みんなのトラウマ
切りつければ分裂して画面を埋め尽くす。弱い攻撃を当てると回復される。レーザーは延々追尾してくる。
以上からわかる通り、ミジニオンの戦闘力は非常に高い。歴代8ボスでも屈指の強さを誇ることから、みんなのトラウマとして扱われることも少なくない。
X6の他の8ボスが弱い事もミジニオンの強さをより一層際立たせる。
きちんと攻略法はあるので、ハードモードでも運絡みではなく実力でのノーダメージ撃破は可能になってはいるが。
エックスは吹き飛ばしを誘発しにくいチャージショットを主力に、ゼロは火力に任せてごり押しせず、基本的に分身が1体出るたびに泡と分身を丁寧に処理しながら戦うといい。
ゼロの円水斬は使いやすいが無敵消失バグがあるため(他のボス戦でも同じだが)、乱発やごり押しは厳禁。