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アイゾック

あいぞっく

アイゾック(Isoc)とは、アクションゲーム『ロックマンX6」に登場するキャラクターである。
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概要編集

声優青野武


白衣を着た老人の姿をしたレプリロイド

前作『ロックマンX5』におけるスペースコロニー落下事件によって世界が荒廃した後、生き残ったレプリロイド達にナイトメア調査員の元へ集まるよう、演説を行っている。

口では「ナイトメア現象の原因を解明し自分達の未来を切り拓こう」と言ってはいたが、その正体はナイトメア事件の黒幕であるゲイトの側近であり、調査員の元に集まったレプリロイドにナイトメアウィルスを植え付けて世界中を混乱させるのが真の目的であった。


ゲイトの命令に対しては忠実に従っているが、同時にゼロに対して異常な執着心を抱いており、ゲイトからも不審がられていた。(ナイトメア調査団1体目撃破より先にゼロを使えるようにしてゼロで1体目を撃破すると多少会話が変わる。)

また、本物のゼロを探し出す、あるいはおびき寄せる為に、ゼロの姿をしたナイトメア(一説ではレプリロイドともされている)であるゼロナイトメアを製作しており、各地で暴れ回させた上で「ゼロの亡霊」という噂を流している。

なお、ロックマンXシリーズの時代において、AIを搭載した人型の機械は「ロボット」ではなく「レプリロイド」と呼称されるのだが、アイゾック(とゲイト)の場合は時折旧時代の時と同様、「ロボット」という固有名称を使っている。実際レプリロイドは発見されたエックスのデータを元にケイン博士が製作したのが始まりなのでエックス及び全く別の開発経路で造られたゼロは厳密にはレプリロイドではない。また、エックスハイマックスを倒すと「出来損ないのオールドロボットめ!!」と激しく声を荒げて罵倒している。

一方で、ゼロがハイマックスを倒すと、味方が敗れたにもかかわらず「エックスでも勝てなかったハイマックスを倒すとは」と狂喜している。そしてゼロをプロテクトで一時的に金縛りにし「また会おう」と言い残して姿を消すが、結局その約束は果たされる事はなかった。


その最期編集

復活したシグマによってゲイトが止めを刺された後、アイゾックの死体が唐突に発見される

エックス操作時の会話によるとその死に方は過去の外伝作品『ロックマンX2ソウルイレイザー』の「イレイズ化現象」に酷似しているらしいが詳細は不明。

ゼロ操作時は死に方などに触れられないがボディが死んでいる状態で何らかの方法でゼロに話していたかのような描写がされる。

そしてエックス(またはゼロ)は死体を放置したままシグマの元へ向かってしまい、以後アイゾックは完全に忘れ去られて終わる


なぜ死んだのか、そもそもどういう経緯でゲイトに従っていたのかも不明のままで、結局彼は主人公と直接対決することもなく、謎を残したまま消えて行った。


その正体?編集

その顔付き・声優が同じである事・ゼロへの執着とエックスへの敵視・「ゼロの事は私が一番よく知っている」と発言している事などから、アルバート・W・ワイリーと何らかの関係がある模様だが、公式には明言されていない。

また、同じくワイリーとの関係が疑われるサーゲスとの間柄も不明で、サーゲス本人が復活した姿なのか、それとも別の個体なのかも判明していない。

ただ、8ボスステージのナイトメアルートの奥でハイマックスを倒すと、上記の通りの喋り口調でワイリーのCVと同一人物としての繋がりが非常に高い。


ゼロがパーツカプセルを発見するとライト博士に「気が付いたらボディが治っていた」と発言している事と、アイゾックが「ゼロはあの程度で死にはしない」と言った上で行方を探している描写があることから、少なくともアイゾック自身がゼロのボディを修復したわけではない模様。(もしくは、ゲイトの側近と言う立場を利用して自身の目的を達するために、自らゼロを修繕したことを明かさなかった可能性も否定できない)

ライトは明確に答えなかったもののゼロを製作したのがワイリーである事を気付いていた節があるので、ゼロを修復したのは、実はワイリーと同等の技術力を備えたライトであった可能性も否定できない。(実際、前作X5では条件を満たすと黒ゼロにパワーアップさせていた。しかし一方でゼロに関しては解析すらできないとも語っているため、可能性は低い)


そして本作を最後に、『ロックマンX』シリーズではワイリーを思わせる描写自体が一切登場しなくなってしまった。


また、ワイリーが直接暗躍しているとされている『X5』、『X6』の双方では、とあるレプリロイドが暗躍しており、このレプリロイドもワイリーやアイゾックと何か関係があるのではないかという噂も流れているが、やはりこちらも真相は定かではない上にこちらもX8で存在を消されX5のコロニー落下事件を起こしたのはVAVAということにされてしまった。

(文面上でそのように捉えられもするように表現されているだけで、本当にVAVAと差し替えられたかどうかは定かではない。ゼロの言う『あの時の役者』=最初のシグマの反乱のことを、レイヤーがエックスより語られた『ゼロが世界を汚染したウイルス(X5でのゼロウイルス)の根源として利用された事件のこと』として捉えたことを、ゼロが『(その話を)聞いていたのか…』と答えたことで、微妙な嚙み合わなさで成り立った会話なのかもしれない)


「ロックマンXギガミッション」編集

2019年に発売された前日譚となる「カードダス ロックマンXギガミッション」でまさかの黒幕として登場。

かつて、「メガミッション」でドップラーが生み出したリミテッドを改良・進化させたエクストリームを開発し、更にその監視役として新たなナイトメアポリスシャクティーラCCプラナーラDDを生み出したことが明かされている。



関連項目編集

ロックマンX6

???…もしワイリー、サーゲス、アイゾック以外でゼロを修復できる人物がいるとしたら、他のロックマンシリーズの垣根すら超えて考えるとこの男も該当する。事実、時系列を遡るとこの男もXシリーズの世界で生きていても不思議ではない。

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