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⚠WARNING!WARNING!⚠


本記事にはロックマンXシリーズ、及びロックマンXDiVEの根幹のネタバレを含みます!!

未プレイ、及び未クリアのハンターさんやプレーヤさんはご注意ください。




































「倒せ!アイツを!

ワシの敵!

ワシのライバル!!

ワシの……生きがい!!!」


記事を読む前に編集

本記事では本編描写からわかっていること、ゲームから推測できること、そしてDiVEで明かされた事実を元にして、ロボット破壊プログラムとは何か、そしてそれが引き起こしたモノについてを解説する。

公式に明言されている事以外は、執筆者や長年ファンが作り上げてきた考察・推測が多分に混ざるため、閲覧の際には鵜呑みにし過ぎないよう注意すること。


コレを踏まえたうえで、解説を行っていく。


なお、今後公式に設定について何か追加や補足、ゲームでの言及があれば随時追加していくものとする。


はじめに編集

ロックマンXシリーズにおいて、敵である「イレギュラー」の発生原因であるウイルス、シグマウイルス


そしてそれが本体でありそれを生み出した張本人であるシグマ


元々のシグマはドクターケインの最高傑作なだけあり最強・最高のイレギュラーハンターとして活躍する、ある意味「普通のレプリロイド」であった。

あの日、赤いイレギュラーに出会うまでは。


エックスにおける「ウイルスプログラム」として編集

百年前、ワイリー博士は彼にとっての遺産であり、最高傑作であり、同じく遺産を創ったであろうライバルのロボットへのキラーである、一体のロボットを完成させた。


それが、“赤いイレギュラー”こと、ゼロである。


そんなゼロに搭載された悪夢のプログラムがこの「ロボット破壊プログラム」である。

……と、言われている。


他のロボットを破壊させるだけの単純に見えるプログラムなのであるが、ただ破壊するのではなく搭載したロボットに凄まじい破壊衝動を起こす自動的に性能を限界まで引き出す特性があると考えられる。事実、当時最強だったシグマがあと一歩のところまで追い詰められてしまうほどの残虐性と戦闘能力をゼロは発揮している。

止めるには直接プログラムを消すかロボット自身を破壊するしかない。そもそもこれを搭載したロボットは危害を加えてくるので、普通に考えて破壊するのが手っ取り早く最も安全である。


ロックマンX本編開始よりも前、赤いイレギュラー討伐任務に就いていたシグマだったが上述の通り窮地に陥ってしまう。

しかし突如としてゼロは苦しみだし、そのスキを突いてシグマは彼の頭脳が直接見える頭のクリスタル=ゼットブレインを殴りつけて機能停止させ、ゼロは吹っ飛ばされ沈黙した。


その際クリスタルには「W」の文字が輝いていた。

















Σ

シグマが狂ったのはそれ以降の話である。



頭を殴ったシグマは、殴った瞬間にゼロが搭載していたロボット破壊プログラムを自身の中へ流し込んでしまったのである。


シグマは自身の体内でプログラムを成長・変異させ、同じ効果を感染させられるイレギュラー戦争全ての元凶、シグマウイルスを生んだのである。


皮肉にもシグマは彼でなければとても対処不可能な相手に「最強のイレギュラーハンター」として挑んだために、全ての元凶として運命を狂わされてしまったのである。


こうして人類を守る最強の存在は、そのプログラムに思考を狂わされ、人類に牙を向く最凶の敵に生まれ変わった。


そして、ワイリーのライバルの遺した存在であるエックスが、そのプログラムを持った存在であるシグマを倒すために立ち上がった。

それが初代「ロックマンX」の物語であり、全ての始まりである。


赤

シグマウイルスがゼロのロボット破壊プログラムと同質であるならば、劇中でゼロがシグマウイルスでパワーアップできる点、シグマがウイルスでゼロを覚醒させようとした点、(スピンオフとはいえ)オメガとゼロが別の存在としていられる点に全て説明がつくのだ。


Dr.ワイリーと11ナンバーズ

即ち、このプログラムは、恐らく百年前からとっくにワイリーが完成させ、世界征服に使い、晩年その遺志をゼロに遺したために、Xシリーズの戦いを引き起こしたことになる。


また、シグマウイルスの誕生によって数多くのレプリロイドと人間が死に絶え、さらなる争いを呼び、悲劇を続けさせた。

結果的にワイリーは自身の野望であるライトを超えるためだけに、何百年にも渡って、その遺志を世界に植え付け続けてしまったのである。


DiVEにおける「バグ」として編集


ロックマンXDiVEの舞台である、ゲームデータの世界「ディープログ」。

混在するデータを修正しロックマンXの世界を守ることが、プレーヤとリコ達の「役割」である。



DiVEにおけるディープログのバグの原因は、エラト達3姉弟に宿るシグマウイルスであるが、そもそもそのシグマウイルスはどこから来たのか?


この世界は、「データの世界」である。

データならば、あらゆるモノに「役割」という名の存在意義が必ずあり、役割のないデータなど余剰であり邪魔しかないのである。


ならば、シグマウイルスを撒く「役割」を担うモノも必ず存在するのである。

それはエラトの口から語られた。


曰く、ディープログでもロボット破壊プログラムのデータによってシグマウイルスが生まれたのだという。


1周年イベにて

そしてその大元の持ち主こそ、プレーヤやリコと共に戦ってきた、ヴィアその人だった。


彼がゼロに酷似しているのも、ゼロに似た攻撃を出せるのも、ロボット破壊プログラムを宿し、エラト達からシグマウイルスを取り込んで、自身もろともプレーヤに倒してもらい消去するという「役割」を果たすためにゼロにあえて似せられたため、あるいはプログラムを極限まで馴染ませるためなのである。


全ては「役割」によって最初から定められ仕組まれていたのだ。


だが、リコはそんなことで諦めるような弱い心なんて持っていない。

今まで、ドロワを、アンジュを、エラトを救い、ハンタープログラムとして「ロックマンXのキャラクター」に刻んだように。


ヴィアと、同じく「役割」に戻ろうとするアイコを救うため、プレーヤと共に運命に抗うことを決意するのだった。



公式に明かされた事実まとめ編集

憶測ばかり述べても仕方ないので、公式、あるいはゲーム内で確実に描写された点を以下にまとめる。



X5での回想編集

ゼロエンディングで、ゼロが走馬灯のように自身の失われた記憶を振り返っていくシーンがある。

その中でのセリフに「…ロボット破壊プロ…そ、それは…」というものがあり、ゼロが完全に言い切ってくれていないので完全に断定することができないが、恐らく「ロボット破壊プログラム」という名前が最初に描写されたシーンである。


……が、やはり最後まで言い切ってくれていないため、本当にそれで合っているのかは依然不明である(世界観も考慮すると他に当てはまりそうな名前が見当たらないのもまた事実だが……)。


シグマウイルスはロボット破壊プログラムが変異したものである編集

上述の通り、DiVEにおいてエラトが発言したこと。

ファンの間でほぼ確定ではないかとされていた説だったが、公式に関係性が語られたのは彼女の発言が初。


とはいえ「外伝キャラクターの発言」であるため、本家の設定に100%通じるかは今でも不明である。

一つの答えとして公式側が提示したことは確実。


ゼロの作者はワイリー編集

カプコンが明かしたかは定かではないが、多くの攻略本や公認本「ロックマンX大全書」などにおいてそう語られ、あるいは仄めかされている。

とはいえ、ゼロの夢にCVが青野武氏のどう見てもワイリーなシルエットが出てくるのをはじめ、本編中の数多くの描写からほぼ確実であろう。


シグマが狂ったのは少なくとも赤いイレギュラーとの1件以降編集

シグマは元々、普通のレプリロイドだった。

ケイン博士の最高傑作であり、イレギュラーハンター最強の隊長であった。

少なくとも赤いイレギュラー……ゼロとの件の後(どれくらい経ったのかは不明だが)シグマは反乱を起こしている。

この間にシグマウイルスが生まれていたとすると、やはりゼロとの戦いの際にプログラムが感染ったのだろうか。


ただ、X8にて、シグマと同じ思想に目覚めたルミネによると、「シグマは自らの意思で世界に反逆した」ことが新たに明かされた。

『ロボット破壊プログラム感染』と、『自らの意思で反逆した』ことの両方を事実として適応するならば、


・シグマは、自らの本体がゼロから感染したロボット破壊プログラムによってシグマウイルスと化した後も、人格が歪むことなく、しばらくは以前通りの正常なイレギュラーハンターとして人類を守るために活動していた。

・しかし、その後は人類より自分たちレプリロイドこそが地球を支配するべきという思想に自分の意思で染まったことで(イレハンXではエックスを通してレプリロイドの可能性を試すために)、世界への反逆を企てるようになった。


よって、ロボット破壊プログラム感染と、シグマが(自分から)狂ったことは別問題であり、『ロボット破壊プログラム感染はシグマのイレギュラー化の直接的な原因ではない』ということに現状なっていることになる。


とはいえ、ルミネら新世代型の反乱の要因も、シグマと同じDNAデータを保有しているコピーチップによるものであることも仄めかされており、コピーチップ内のシグマのデータが、既に(ロボット破壊プログラム感染によって)イレギュラーとなったシグマのデータを基にしていたと考えれば、やはりロボット破壊プログラム感染がシグマ、ひいては新世代型レプリロイドのイレギュラー化の要因となったとも捉えることができる。


ゼロはシグマウイルスに耐性があり、ウイルス摂取でパワーアップする編集

X5より。

当時は明確に「ロボット破壊プログラム=シグマウイルス」とされていなかったが、DiVEにおけるエラトの発言を考慮すると、この理由が説明できる。

しかしあの作品の設定(特にエンディング)は半ば黒歴史になりかけているため鵜呑みにはできない。


ゼロを模してヴィアは生まれた編集

これもヴィアやアイコ、エラトの発言などから判明したこと。

彼はロボット破壊プログラムを身に宿し、プレーヤやリコに消してもらう「役割」を背負っており、それでいてわざわざゼロを模した身体を持っているため、ゼロにはやはりロボット破壊プログラムが備わっていたという話にある意味理由がつけられるようになった。とはいえ外伝作品なので、ゼロがプログラムを持っていたという話に関しては本家に通用するか曖昧である。




……と、まとめてみたは良いものの伏線や明らかにそれを決定づけられる要素が多いにもかかわらず未だ公式が明かさず放置しているパターンが多いため、結局のところファンの考察にとどまってしまうのは難しい点である。あえて明かさないことで考察が捗ることも事実といえば事実だが、あまりにも多すぎるため、いつかすべての真相が解明される日を待つしかない。


参考動画編集

ロクメガ氏によるまとめ編集

これを見たほうがわかりやすいかもしれない。

関連タグ編集

ロックマン ロックマンX

ゼロ(ロックマン) シグマ(ロックマン) シグマウイルス

アルバート・W・ワイリー

ロックマンX4/X5:存在が示唆された作品


覚醒ゼロ オメガ


全ての元凶


伏線(ほぼ放置されているが)

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