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マグマード・ドラグーン

まぐまーどどらぐーん

マグマード・ドラグーン(Magmard Dragoon / 英名:Magma Dragoon)とは、ロックマンX4およびロックマンX5に登場するボスキャラクター。
目次 [非表示]

そうだッ!怒れ、エックス!お前の本当のパワーを見せてみろ!


CV:長嶝高士


人物像編集

異名:爆炎の武道家


ドラゴンレプリロイドイレギュラーハンター第14特殊部隊の隊長を務める。

突如ハンター本部を脱走、レプリフォース側に加担した。

素手による体術を極めた武道家で、イレギュラーハンターとしての実力も指折りであり、上層部からの信頼も厚かった。

その一方でエックスやゼロに対しては常々格闘技者として「本気のエックスと命を賭けて戦いたい、特A級のゼロをも超えるパワーが欲しい」という欲望を抱いており、その気持ちをシグマにつけいれられる。スカイラグーンの浮遊装置を破壊し、落下させた張本人。


エックスルートでは彼を焚き付けるためなら外道じみた言動も厭わず、例え自らイレギュラーに堕ちようとも悲願を果たせたことには満足して死亡するという根っからの戦闘狂だったが、ゼロルートでは目先の力欲しさに卑劣な行為を働いたことには思うものがあったようで、対峙したゼロに問い詰められても黙り込み、撃破後にはシグマの誘惑に負けた愚かさを謝罪するなど彼なりに良心の阿責は感じていた様子。


あくまで一介の8ボスに過ぎないがオープニングステージでシナリオに絡んでいたり、撃破後にも即爆散せずに会話が用意されていたりする(更に断末魔に高笑いしながら消滅するグラフィック付き)など、Xシリーズでは珍しく準メインキャラとも言える希有な扱いを受けている。


彼はレプリフォース側のボスだが、思想には全く賛同しておらず、あくまでもシグマの命令に従ってついた為か、体力ゲージのアイコンではシグマ側となっている。


漫画版

「天の理……地の理……」

「すべてに背きし我が拳に……一方の道理も存在せぬ!!」

「我が拳、己が欲の為……貴殿の心の臓を貫く為にあり!!」

「いざ尋常に勝負!!」


原作通りにボスキャラクターの中でも強敵として扱われ、原作よりもかなり古風な口調で喋るのが特徴。初登場時も強い存在感を見せるシーンが描かれた。

だが、連載打ち切りが決定してしまった為、次に登場したのはフクロウルと共に、アルティメットアーマーを装着したエックスに破壊された状態であった。


しかし、復刻版では新たに戦闘シーンが書き下ろされる事になり、最初の設定案通り強敵として描かれた。

アルティメット・アーマーの力にモノを言わせて戦うエックスの本質が「怯え」によるものだと的確に見抜き、チャージショットを波動拳で相殺。最強の必殺技であるノヴァ・ストライクをも防いで返り討ちにしているが、最終的には波動拳とプラズマショットの打ち合いに競り負ける形で破壊されている。

負け惜しみを言いながらトドメを刺されるフクロウルと比べると、その扱いはまさに雲泥の差となっている。


ロックマンX5にて編集

前作で既に処分されたため本編には登場しないが、タイトル画面で選択できるトレーニングモードにてボスとして再登場する。


但し、飽くまで練習用ということもあって耐久力が低く、波動拳の速度も遅くなり、火山弾、昇龍拳を使わなくなっている。その時のボイスは、ライブラリにある長嶝氏のもので、エコーが無い。


ロックマンXDiVEにて編集

ストーリーモードの10ステージ『ヴォルガノ』の最終ステージのボスとして登場。

意外なことだが原作ステージと同じなのは彼のみ(但し、限定イベントならイーグリードがいる)。

原作と比べて昇龍拳の威力が弱くなっているが素早さが向上しており、何より火山弾の回避が困難になるほどの量に増え、撃っている間は無敵状態になるという厄介なボスとなっている。


BOSSチェレンジで彼を倒すとBOSSチップの断片を入手することができる。


そして、2021年1月20日にプレイアブルキャラ化。

使用できるスキルは「波動之火拳」と「昇竜之火拳」。それぞれ原作における波動拳と昇龍拳を再現した技となっており威力も高いが、昇竜之火拳は技の出が遅く地上でしか使えないといった欠点がある。

操作キャラとしては近接戦闘を前提としたスキル構成になっており、残り体力が少なくなると強くなるパッシブ持ちでもあるので、総じて上級者向けの性能に仕上がっている。


使用技編集

波動拳(はどうけん)

「波動拳!」の掛け声と共に、炎を纏った波動を放つ。

上下に撃ち分ける様はサガットタイガーショットっぽい。


昇龍拳(しょうりゅうけん)

「昇龍拳!」の掛け声と共に、炎を纏ったアッパーカットを放つ。かなり前進する


跳び蹴り

ジャンプ後、「てりゃぁ!」の声と同時に、跳び蹴りを放つ。

豪鬼の「天魔空刃脚」に相当しそうな技。似たモーションだが本家よりかなり浅めの角度。


火炎放射

口を大きく開け、火炎を吐く。

壁蹴りでやり過ごすのが基本だが、上手く背後に回り込めると隙だらけなので一気にダメージを与えられる。

吐くという点はヨガフレイム的だが、範囲や形状はVSシリーズの真空波動拳っぽい。


火山弾

「はぁぁ~~~っ!」と気合いを込めた後、火の玉をマグマへ投げる。

投げ込まれたマグマが柱となる。また、体力が低くなると、火山弾を隕石のごとく降らせる。


戦闘開始直前の台詞編集

「命がけで戦ってこそ意味がある!」

「今日こそお前に勝つ!」

「力こそが全てだ!」


その他編集

  • 「波動拳」、「昇竜拳」といったストリートファイターシリーズのリュウそっくりな技を使う。また、デザイナーによると上半身の数珠のようなものは豪鬼(ストリートファイター)のオマージュであるとのこと。命を賭けた強者との戦いを好むところは間違いなく彼に近い。
  • 「波動拳」「昇竜拳」をロックマンシリーズで会得したのはライト博士によるデータで会得したエックスに次いで二人目。ところでドラグーンは一体どこで会得したのだろうか?
  • 前作『ロックマンX3』までは、8大ボスがモデルとする動植物は実在するものに限ると言う方針であったが、今作のドラグーンからは架空の動物もモデルとして使われるようになった(ただし絶滅しているため、現在は存在しない生物をモチーフとしているものは過去作に存在している。ロックマンXバーニン・ナウマンダーがその一つ。)。
  • 実はステージ中のライドアーマーを持ちこむ事が可能なため、上手く立ち回れば初期状態でも勝ちやすい相手だったりする。ただ、そのライドアーマーを破壊されると初心者には地獄が待っている。また、こちらがダメージを与えた後の無敵時間が短く設定されており、動きさえ見切れば他のボス以上に立て続けにダメージを与えやすい。
  • ビジュアル面やキャラクター設定のみならず、性能面でも「攻撃は激しいが打たれ弱い」という豪鬼に近いものとなっている。
  • ラスボス手前のボスラッシュにも当然復活して登場するが、さすがにここでは台詞の類は無く、他のボス同様に撃破すると即爆散して消滅する。

Xチャレンジでタイガードと組んでいるが、キャプションに書かれている文章は、SNKから発売された龍虎の拳を想起させる。



弱点武器編集

エックス:ダブルサイクロン

ゼロ:雷神撃


弱点武器を持っているボスが、それぞれ異なっている。

エックスの場合は当たると打ち上げられて怯み、更に直後はジャンプするパターンで固定されるのでハメが可能だが、ゼロの場合は若干与ダメージが高いものの特有のリアクションは無く、ハメどころか怯ませる事もできないので明確な弱点と呼べるかは微妙なところ。


獲得武器編集

ライジングファイア(エックス)

通常:「ファイア!」の掛け声とともに、拳を突き上げ、上方に炎を放つ。

放った直後は、エックスの前後にも僅かな攻撃判定が現れる(空中でも同じ)。

空中発射時のモーションの僅かな間は空中で静止するため、連続して使用すれば滞空時間を延ばすことができる。

また、特定の地形(樹木や氷)を破壊することができる。


チャージ:全身に炎を纏い、前方に飛び上がる。炎はジャンプの頂点に達すると、通常時のように上空に放たれる。

空中で使用した場合は2段ジャンプの形になる。発動から炎が放たれるまでの間、エックスは無敵になる。

地形に頭をぶつけると中断される。

モーションが昇竜拳と酷似している。


フロスト・キバトドスの弱点。

龍炎刃(りゅうえんじん)(ゼロ)

地上で、上+必殺技ボタン。

上方向に対し、炎をまとったゼットセイバーで斬りつける技。

一部の地形(樹木や氷)を燃やすことも可能。

通常斬りからキャンセルで出せる。

フロスト・キバトドスサイバー・クジャッカーの弱点。

余談編集

数多の特殊武器を押し除けて、ライジングファイアver.のエックスが立体化している。

ブランドはコトブキヤで、特殊武器をテーマにした同ブランドの作品は今のところ本家シリーズやロックマンゼロを含めてもライジングファイアのみ。

しかもアーマー無しver.とフォースアーマーver.が用意されている。


詳しくは該当項目を参照。

関連イラスト編集

大変遅ればせながら爆炎


関連タグ編集

ロックマンX シグマ ストリートファイター

格闘家 裏切り者

トーチマン:同じく炎属性の格闘家。


ブレイズ・ヒートニックス次々作に登場する炎属性かつ空想の生物モチーフのボス。


スパーク・マンドリラー:同シリーズの中の人繋がり。


スラッシュ・ビストレオ:同作の中の人繋がり。

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