概要
『ロックマンX4』で初登場した組織。レプリロイドによる軍隊で、陸・海・空・宇宙の4軍からなる。
警察組織であるイレギュラーハンターとは別個の組織で、『X4』の説明書には「大きな災害が起きた時に出動する軍隊で、ハンターとは協力関係にある」と記述されている。
空中都市「スカイラグーン」の爆破容疑をかけられた際、居合わせた陸軍士官カーネルが軍人としてのプライドから取り調べを拒否し、これを切っ掛けに軍全体がイレギュラー認定を受けてしまい、軍の総責任者であるジェネラルは人類からの独立を宣言。
レプリロイドのみの世界を築くことを目標にイレギュラーハンターと対立、かつてない規模の戦争「レプリフォース大戦」が勃発してしまう。
その結果、主戦力であるカーネルやジェネラルはおろか、オペレーター担当のアイリスまでもが戦死する事となった。
全ての発端となったスカイラグーン破壊事件はシグマによる罠であり、結局はシグマの掌の上で踊らされたに過ぎなかった。
また、人類からの独立という前例のない挑戦を何の下準備・根回しもなく性急に始めたり、『X4』におけるレプリフォース所属のレプリロイド達の多くの言動から見ても、レプリフォースの構成員の多くはレプリロイドのみで構成された大規模な軍隊である自分達の力を過信し、逆に失態の多かったイレギュラーハンターの事を兼ねてより見下していた節があった。
そういったある種の「思い上がり」を内包していた事実に気付いたからこそ、シグマによって簡単に付け込まれる事になってしまったと言え、事実「X4」のエックス編では、策略を用いる形で労せずして最終兵器を乗っ取ったシグマ本人からも「レプリフォース程おめでたい奴等もおるまい」と酷評されている。
また、元・イレギュラーで軍規を平然と乱すフロスト・キバトドスや自分が暴れる事しか考えていないスラッシュ・ビストレオ、マグマエネルギーを利用した武器を造り私腹を肥やしていたバーン・ディノレックス等、高い実力を持ちながらも問題的な内面の持ち主であるレプリロイドも少なからずおり、組織にイレギュラーを抱えている時点でイレギュラーハンター側からも人類側からもイレギュラー化を疑われても仕方ない部分がある。
後にこの大戦でシグナスの前任の司令官が責任を取って辞任しているのでイレギュラーハンター側のイレギュラー認定が早計過ぎたのもあるが、前作でDr.ドップラーがイレギュラー化しているのでイレギュラー化に関して過敏だったのも想像に難くない。
大戦終結後
大戦の数ヵ月後である『X5』では、組織のその後が描かれている。
ジェネラルら主要幹部は戦死したものの、スパイラル・ペガシオンら大戦に加わらなかったメンバーはお咎め無しとされ、組織としては存続していた。
しかしシグマウィルスによって残った幹部達もイレギュラー化し、エックスらに倒されてしまう。
『X6』では、アイゾックの「イレギュラーハンターもレプリフォースもほぼ壊滅状態」、ゲイトの「今までイレギュラーハンターやレプリフォースがありながら」といった台詞の中で触れられる程度で、その後のシリーズでもイレギュラーハンターの組織は登場するもののレプリフォースには言及がなく、どうなったのかは不明であるが、前作で残った幹部を失ったことで組織として機能しなくなってしまったのかもしれない。
『ロックマンゼロ』ではネオ・アルカディアの冥海軍団が潜水艦を含む地下基地を再利用する様子が見られる。
メンバー
幹部
陸軍
海軍
空軍
ゲリラ部隊
ウェブ・スパイダス(以前はゼロの第0特殊部隊所属の元イレギュラーハンター)
災害対策チーム
オペレーター
備考
- 『X4』から登場してきた後付け設定の組織である。そのため「過去3回のシグマの反乱では何をしていたのか」という疑問は付いてまわる。
- 当時の書籍では「『X3』の戦いの後に結成された」と記述されており、『コミックボンボン』のコミカライズ版では「以前から存在していたがハンター上層部の見栄により内輪もめ同然だったシグマ軍との戦いに介入できず、それが原因で大衆から非難を浴びながらも大戦後の復興に尽力していた」と説明されている。
- 100年前にロボットだけの理想国家を創ろうとした戦闘用ロボットのキングがいたが、ゼロと同じ製作者のロボットのフォルテによって食い止められた。
関連項目
レッドアラート:同じくシグマに利用された組織。